ヒト歯髄由来幹細胞「JTR-161」の共同開発を終了

2022年 4月18日


ヒト歯髄由来幹細胞「JTR-161」の共同開発を終了

JCRファーマ株式会社
帝 人 株 式 会 社


JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田 信)と
帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:内川 哲茂)は、急性期脳梗塞を適応症とする、
ヒト(同種)歯髄由来幹細胞(以下「DPC」)を用いた再生医療等製品(開発番号:J
TR-161)について、2017年7月に締結した日本国内における共同開発契約および
実施許諾契約を終結することで合意しました。

「JTR-161」 人の抜歯体から単離したDPCを原材料とする再生医療等製品です。
は、
免疫調整因子の産生による炎症抑制、栄養因子の産生による組織保護・再生促進などの
効果が期待されており、両社は2017年7月から、「JTR-161」の製造販売承認に向けた
研究開発を進めてきました。

2019年からは、急性期脳梗塞患者を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を開始し、
「JTR-161」を静脈内投与した際の安全性および有効性について探索的に検討して
きましたが、主要評価項目が未達という結果でした。両社は、これを受けて今後の方針
について協議を行い、このたび本契約を終結し、共同開発を解消することで合意しました。
これにより、帝人は脳梗塞を対象としたDPCに関する権利をJCRファーマに返還します。

JCRファーマは、「医薬品を通して人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、
今後も時代を先取りした独自の技術開発と製品創製に取り組みます。そして、世界中の
患者さんたちのために、希少疾病領域のスペシャリティファーマとしてチャレンジを
続けていきます。

帝人のヘルスケア事業は、一人ひとりが生まれてから最後の日を迎えるまでの人生を
支えることを目指しており、今後も研究開発品でのアライアンスを推進することにより、
創薬のアウトプットの価値を最大化し、患者さんのQOL(Quality of Life)向上に貢献
していきます。

以 上


【 当件に関するお問合せ先 】
JCRファーマ株式会社 管理本部 広報・IR室 TEL:(0797)32-1995
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03)3506-4055

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