LAMP法を利用した新型コロナウイルス検出試薬開発について

‘栄研’
2020 年 2 月 14 日
各 位


会 社 名 栄 研 化 学 株 式 会 社
代 表 者 名 代表執行役社長 和田守史
コード番号 4549 東証1部



LAMP 法を利用した新型コロナウイルス検出試薬開発について



栄研化学株式会社(本社:東京都台東区)は、独自技術である遺伝子増幅法『LAMP

法*』を利用した、新型コロナウイルスの検出試薬開発を進めております。高感度、簡

易、迅速という LAMP 法の特長および当社の遺伝子検査試薬開発のノウハウを活かし、

検体から新型コロナウイルスの遺伝子を 1 時間以内に検出できる試薬を早期に開発・

供給することを目標としております。



当社は、『ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。』を経営理念とし、人々の健

康・生命を守る製品・サービスを提供しております。この度の新型コロナウイルス検

出試薬開発におきましても、当社の実績を活かし、関係各所の協力を仰ぎながら、新

型コロナウイルス感染症の対策に貢献できるものと考えております。



以上
【解説】

LAMP 法
Loop-mediated isothermal amplification の略で、2 本鎖 DNA 、6 つの領域
を認識する 4 つのプライマー、鎖置換型 DNA polymerase 、基質等を同一容器
に入れ、一定温度(65 ℃付近)下で、増幅から検出までを 1 ステップで行うこと
ができます。増幅効率が高く、DNA を 15 分~1 時間程度で 109~1010 倍に増幅
することができ、極めて高い特異性をもつため、目的とする DNA 配列の有無を
増幅産物の有無で判定することができます。
(詳細) http://loopamp.eiken.co.jp/

当社では、2003 年 12 月、LAMP 法を利用した重症急性呼吸器症候群(SARS)
の体外診断用医薬品『Loopamp® SARS コロナウイルス検出試薬キット』を発売し、
当時、SARS が疑われる有症状者を対象とする診断の補助として、水際での防疫な
ど感染の拡大阻止のため、全国の検疫所・衛生研究所等に導入された実績がござい
ます。




【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】

栄研化学株式会社 経営企画部広報課
TEL: 03(5846)3379 、e-mail: koho@eiken.co.jp
ホームページ http://www.eiken.co.jp

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