電通、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する英国のコンサルティング会社「カスタマー・フレームワーク社」の株式100%取得で合意

2017 年 6 月 16 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する英国のコンサルティング会社
「カスタマー・フレームワーク社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、企業のデジタルトランスフォーメ
ーション(デジタルによる変革)を支援する英国のコンサルティング会社「The Customer
Framework Limited」(本社:ロンドン市、CEO & Chairman:Neil Woodcock、以下「カス
タマー・フレームワーク社」)の株式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。


2006 年に設立されたカスタマー・フレームワーク社は、デジタルによる変革やデータ活用の
重要性が高まる中、その領域における知見・ノウハウに強みを持ち、企業による消費者との対
話やエンゲージメント、またそのプロセスの管理を再構築する支援を行っています。


本件買収の狙いは、カスタマー・フレームワーク社が独自に保有する消費者との対話プロセ
スを管理する方法論「SCHEMA」
(スキーマ)の獲得にあります。当社は、SCHEMA を活用
して、顧客企業の経営層がデジタルトランスフォーメーション戦略を立案する際の支援を行う
ことを通じて、顧客とのより強固な戦略関係の構築が実現できると判断しました。


今後、Carat(カラ)をはじめとする当社のグローバルネットワーク・ブランドの各社※は、
カスタマー・フレームワーク社の協力を得て、その方法論をサービス全体のバックボーンとし
て取り入れていきます。これにより、ブランド各社は提案時における競合他社との差別化を図
り、その方法論をグローバルに展開する顧客企業に提供することで、既存ビジネスとのシナジ
ーを創出していきます。


なお、本件が当社の 2017 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。



※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワ
ーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu
Brand Agencies) dentsu X、
、 iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum
を指します。





【カスタマー・フレームワーク社の概要】
社 名 : The Customer Framework Limited(カスタマー・フレームワーク社)
本社所在地 : 英国・ロンドン市
設 立 : 2006 年 10 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 190 万イギリスポンド(約 2.7 億円)(2016 年 12 月期)
代 表 者 : Neil Woodcock(CEO & Chairman)
従業員数 : 4 名(他に、フリーランス 13 名との契約有)
事業内容 : デジタルトランスフォーメーションに関するコンサルティング


以 上





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