電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、がんの早期発見に向けた血液検査手法を開発する米国「グレイル社」に出資

2017 年 6 月 13 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第1部 証券コード:4324)


電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、
がんの早期発見に向けた血液検査手法を開発する米国「グレイル社」に出資


株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)が運用するコーポレート・ベンチャー
キャピタル ファンド
・ 「電通ベンチャーズ 1 号グローバルファンド」以下
( 「電通ベンチャーズ」)
は、がんの早期発見に向けた血液検査手法を開発する米国の「Grail, Inc.」
(本社:メンローパ
ーク市、CEO:Jeff Huber、以下「グレイル社」
)に出資しました。


グレイル社は、がんの早期発見をミッションとするライフサイエンス会社で、独自のシーク
エンシング(DNA 配列情報の読み取り)技術、大規模な臨床実験および最先端のコンピュータ
ーサイエンスとデータサイエンスを活用し、がんを治療が可能な早期に発見する血液検査の手
法の開発と検証に取り組んでいます。同社は、そのために必要な資金 900 百万ドル超をシリー
ズ B 資金調達ラウンドで調達しました。


電通ベンチャーズは、シリーズ B 資金調達ラウンドに参加し、グレイル社の日本におけるパ
ートナーシップ戦略をサポートしていく予定です。当社グループのクライアントやパートナー
企業とのアライアンスを実現することで、同社技術の日本国内における実用化を後押ししてい
きます。また将来的には、がんの早期発見を目的とした検査の普及、受診率の向上にも貢献し
ていきたいと考えています。


電通ベンチャーズは、スタートアップ企業への投資と協業を通じて当社グループのオープン
イノベーションを実現するために、2015 年 4 月に設立したファンドです。このたび、活動の強
化を目的にファンド総額を従来の 50 億円から 100 億円に増額いたしました。引き続きグロー
バルに投資を行っていきますが、今後は日本も含むアジア太平洋や欧州地域への投資も強化し
ていく予定です。また、人員も強化し、投資先の支援や投資先との共同ビジネス開発体制もよ
り一層強化してまいります。


グレイル社と電通ベンチャーズの概要は以下のとおりです。





<グレイル社の概要>

社名 Grail, Inc.

本社所在地 米国カリフォルニア州メンローパーク市

代表者 Jeff Huber(CEO)

事業内容 がんの早期発見に向けた血液検査手法の開発

URL https://grail.com/



<電通ベンチャーズの概要>

名称 電通ベンチャーズ 1 号グローバルファンド(Dentsu Ventures Global Fund I)

ファンド総額 100 億円

ファンド組成時期 2015 年 4 月

運用期間 2025 年 3 月までの 10 年間を予定

投資地域 米国、欧州、日本、アジアなどグローバルに投資

シード/アーリーステージを中心としつつ、ミッド/レイターステージも含む
投資ステージ
幅広いバランス投資

(1)広義のマーケティング/コミュニケーションビジネスを変革しうる領域
投資領域
(2)上記に当てはまらなくともイノベーティブでポテンシャルの高い新領域

URL http://dentsu-v.com/


以 上


【リリースに関する問い合わせ先】
株式会社電通 コーポレートコミュニケーション局 国内広報部
河南、長澤 TEL:03-6216-8041


【投資に関する問い合わせ先】
株式会社電通 「電通ベンチャーズ」 Email:info@dentsu-v.com





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