電通、「マクギャリーボウエン」ブランドを東南アジア地域にも展開するため、シンガポールのクリエーティブエージェンシー「MG社」の株式20%を取得

2015 年 7 月 8 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 石井 直
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、「マクギャリーボウエン」ブランドを東南アジア地域にも展開するため、
シンガポールのクリエーティブエージェンシー「MG 社」の株式 20%を取得


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746 億 981
万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、クリエーティブ領域のグローバルネッ
トワーク・ブランドである「mcgarrybowen」
(本社:米国 ニューヨーク市、以下「マクギャ
リーボウエン」
)を東南アジア地域にも展開するため、シンガポールの有力クリエーティブエ
ージェンシー「Mangham Gaxiola Pte Ltd」
(マンガム・ギャクシオーラ、本社:シンガポー
)の株式 20%を取得し、マクギャリーボウエンのネットワークに組み込
ル市、以下「MG 社」
むことにしました。
また、MG 社を将来的に完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、
同社株主と合意しています。


2012 年に設立された MG 社は、アジアを代表する業界誌「Marketing Magazine」が 2014
年に行った 1,000 人以上のマーケッターに対する調査でシンガポールの“最も望ましい独立系
クリエーティブエージェンシー”に選ばれるなど、そのクリエーティブ能力は高く評価されて
おり、金融、自動車、ファッション、電機、美容、日用品など多業種の有力企業に質の高いサ
ービスを提供しています。
同社が提供するサービスは、マスメディアやデジタルメディア、ソーシャルメディアにおけ
るキャンペーンの広告クリエーティブにとどまらず、販売ツールでもあるウェブサイトや消費
者とのエンゲージメントを高めるアプリのクリエーティブ・コンテンツ、また店舗等における
ブランド・アイデンティティー構築のためのデザインワークなど多岐にわたります。


MG 社株式取得の背景には、マーケットとしての東南アジア地域の重要性が高まる中、当社
グループの顧客がシンガポールを同地域のハブとして位置づける傾向が強まってきたことが
あります。
当社グループはこれまでも傘下の有力クリエーティブエージェンシー・ブランドである「マ
クギャリーボウエン」の世界展開を進め、南米や欧州、中国にネットワーク拠点を設けてきま




したが、この度、東南アジア地域にも進出することにいたしました。


株式取得後、当社は MG 社を「マクギャリーボウエン」のネットワークに組み込み、社名を
「manghamgaxiola mcgarrybowen」(マンガムギャクシオーラ・マクギャリーボウエン)に
改称すると共に、当社グループが保有するグローバルな人的およびサービスリソースを活用す
ることで、顧客にさらにイノベーティブで質の高いサービスを提供してまいります。


なお、本件が当社の 2015 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。



【MG 社の概要】
社 名 : Mangham Gaxiola Pte Ltd(マンガム・ギャクシオーラ社)
株式取得後に社名を「manghamgaxiola mcgarrybowen」
(マンガムギャ
クシオーラ・マクギャリーボウエン)に改称
本社所在地 : シンガポール市
設 立 : 2012 年 2 月
株主構成 : 株式取得後
電通イージス・ネットワーク 20%
同社経営幹部 80%
収益(Revenue): 219 万シンガポールドル(約 2 億円)
(2014 年 12 月期)
代 表 者 : Stephen Mangham(CEO)
Robert Gaxiola (Executive Creative Director)
従業員数 : 15 名
事業内容 : ブランド構築をはじめマスメディアからウェブ、店舗デザインに至るまで
クリエーティブ作業全般


以 上





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