電通、米国のデジタルマーケティング会社「ハローワールド社」の株式過半を取得

2018 年 1 月 5 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、米国のデジタルマーケティング会社「ハローワールド社」の株式過半を取得


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、米国のデジタルマーケテ
ィング会社「HelloWorld, Inc.」(本社:デトロイト市、CEO:Peter DeNunzio、以下「ハロ
ーワールド社」)の株式過半を取得することにつき同社株主と合意しました。


ハローワールド社は、データを活用したオムニチャネルでのカスタマーエンゲージメントに
特化したデジタルマーケティングサービスに高い競争力を有しています。ブランド価値向上施
策、会員プログラム開発、SMS 活用、データ分析など、同社独自の施策を通じて生活者のロイ
ヤルティー向上に貢献することを強みとし、1999 年の設立以来、飲料、化粧品・トイレタリー
などの大手有力企業を顧客として獲得、高い評価を得て成長してきました。現在はデジタル領
域の専門家を中心に約 370 名の従業員を抱え、本拠地のデトロイト市の他、シアトル市、シカ
ゴ市、ニューヨーク市、ロサンゼルス市等に営業拠点を展開しています。


当社は、ハローワールド社の株式取得後、同事業ブランドを「HelloWorld, a Merkle Company」
(ハローワールド・ア・マークル・カンパニー)に改称し、2016 年に買収した米国独立系で最
大級のデータマーケティング会社「Merkle」(マークル社)※と知見・ノウハウを融合させて
いきます。これにより、当社グループのグローバルネットワーク・ブランドの一つである
「Merkle」のスケールとケーパビリティーが拡充され、より多くの顧客に、より競争力の高い
ソリューションを提供することが可能になります。
当社グループは引き続き、グローバルなデジタルマーケティング市場における成長戦略を加
速させていきます。


なお、本件が当社の 2018 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。


※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワー


ク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。 のブランドとは、Carat、Dentsu
(Dentsu Brand
Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum を
指します。





【ハローワールド社の概要】
社 名 : HelloWorld, Inc.(ハローワールド社)
本社所在地 : 米国ミシガン州・デトロイト市
シアトル市、シカゴ市、ニューヨーク市、ロサンゼルス市等営業拠点を持つ
設 立 : 1999 年 3 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 87%
収益(Revenue): 5,300 万ドル(約 59.8 億円)(2016 年 12 月期)
代 表 者 : Peter DeNunzio (CEO)
従業員数 : 約 370 名
事業内容 : データを活用したオムニチャネルでのカスタマーエンゲージメントに特化
したデジタルマーケティングサービスを提供



以 上





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