第10回 アジア開発銀行 国際スキルフォーラムに出展

プレスリリース


2023年11月16日
Institution for a Global Society株式会社


【アジア太平洋地域でも「非認知能力」に高い関心】
「第10回 アジア開発銀行 国際スキルフォーラム」で
教育政府関係者ら約800名に
子どもの非認知能力可視化ツール「Ai GROW」を紹介
-IGS、海外の教育フォーラムに初出展-

Institution for a Global Society 株式会社(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 福原 正大、以
下 IGS)は、国際機関 アジア開発銀行(ADB)が主催する、教育フォーラム「10th ADB INTERNATI
ONAL SKILLS FORUM」(フィリピン、マニラ開催。2023年10月17日~19日)に出展したことをお知ら
せします。アジア太平洋地域等の教育政府関係者らがリアルで約700名、オンラインで約1500名が
参加。複数のセッションやデモ授業など、併せて約800名※の方々にお話をお聴きいただきました。
※セッション・プレゼンテーション・デモ授業の累計集客数
「非認知能力」は、これからの時代を生き抜くため、また幸せな人生を切り拓くための必要な能力
と言われています。ChatGPTなどAIの進展のスピードが早いことから、日本だけでなく、アジア太平
洋地域でも非認知能力に関心が高まっています。「非認知能力」は従来のテストでは計測が難しい
とされているため、AIを活用して生徒同士で評価するツール「Ai GROW(アイ・グロー)」は大変注目
され、プレゼンテーションやデモ授業では、立ち見が出るほど満員の聴衆にお集まりいただきまし
た。また、非認知能力を高める教育をしていくために、従来の一方通行の授業から対話的・探究的
な授業に変えていくなど、先生のトレーニングが必要との認識をしていることもわかりました。
海外の教育イベントでのブース出展は、IGSとして初の取り組みです。本イベントを皮切りに、教
育事業の海外進出を進めてまいります。
・「10th ADB INTERNATIONAL SKILLS FORUM」公式サイト:https://10thskillsforum.adb.org/




(左:代表福原によるプレゼン、右:「Ai GROW」採用校の先生によるデモ授業)


イベント当日の様子は、以下のイベントレポートよりご確認いただけます。
・ 【セミナーレポート】国際機関 アジア開発銀行 スキルフォーラムから見る教育の未来(Institut
ion for a Global Society株式会社 福原正大)
・ 【セミナーレポート】国際機関 アジア開発銀行 スキルフォーラムでのクラスデモンストレーショ
ンを終えて(岡山市立操南中学校 竹島 潤先生)
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■フォーラム概要
〇アジア開発銀行とは
アジア開発銀行は、アジア太平洋地域を対象とする国際開発金融機関として、1966年に設立さ
れました。ADBは世界最大の貧困人口を抱える同地域の貧困削減を図り、平等な経済成長を実現
することを最重要課題として、この困難な問題に取り組んでいます。
・公式サイト:https://www.adb.org/

〇開催背景・概要
テクノロジーの進化により社会が大きく変化する今日では、アジア太平洋地域においても、教育
に対する新たなビジョンが求められています。教育は、政策立案者が破壊的な変化に対応し、貧困
層や社会的弱者のためにテクノロジーの恩恵を活用するための強力なレバーです。
同フォーラムでは、幼稚園から高校までの教育、技術・職業教育訓練、高等教育が直面する重
要な問題を探るため、DX、気候変動、異分野間教育という3つの包括的なトピックを取り上げます。
ADB教育セクターグループによるこの主要イベントには、アジア太平洋地域内外の主要なステーク
ホルダー(ADBプロジェクトの政策立案者、政府関係者、プロジェクトマネージャー、アカデミア、民
間企業、国際機関、世界の第一人者など)が一堂に会しました。
 イベント名: 10th ADB INTERNATIONAL SKILLS FORUM
 主催: アジア開発銀行
 開催日時: 2023年10月17日~19日(現地時間)
 開催場所: フィリピン マニラ アジア開発銀行本社

■IGSの出展背景及び内容(取材可)
〇出展背景
「非認知能力」は、これからの時代を生き抜くため、また幸せな人生を切り拓くための必要な能力
と言われており、昨今の教育においてその重要性が日本で広まりつつありますが、アジア太平洋地
域でも注目され始めています。
人間の能力は、大きく「認知能力」と「非認知能力」の2種類に分けられます。「認知能力」とは、テ
ストの点数や偏差値などの数値で表わしやすい力です。一方「非認知能力」とは、数値では表しづ
らい能力で、例えば、「目標を決めて取り組む」「意欲や興味を持つ」「新しい発想をする」「周りの人
と円滑なコミュニケーションをとる」など、子どもが人生を豊かにする上で大切な能力です。
アジアでは、従来の日本教育にも見られる、知識・スキルの習得に力をいれる教育が一般的で
すが、一部のアジア太平洋地域の教育行政機関が非認知能力に注目し始めています。

〇出展テーマ
IGSは、「Paving The Students’ Path to Well-being. Non-cognitive Abilities Visualization Tool
(生徒のウェルビーイングへの道を切り拓く。非認知能力の可視化ツール)」をキーメッセージとし
て、「Ai GROW」をアジア太平洋地域の政府関係者へ紹介するために同フォーラムへ出展いたしま
した。
非認知能力は、従来の知識を問う学力テストでは測ることが困難です。そのため、非認知能力を
伸ばす教育の効果が不明瞭になったり、従来の学力以外の強みを生徒・先生が気づきにくいとい
った課題があります。IGSは、「Ai GROW」の紹介を通じて、非認知能力とその評価の重要性を伝え
ました。
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同フォーラムでは、出展ブースの他、IGS代表福原正大のセッション、プレゼン、そして「Ai GRO
W」採用校の岡山市立操南中学校の竹島潤先生による、「Ai GROW」受検後の授業のデモンストレ
ーションを実施いたしました。




(左:ブースの様子、右:代表福原による「Ai GROW」紹介)


〇IGS代表福原が、UNICEF、インドネシアサイバー教育研究所、オーストラリア教育研究評議会
(インド)、カンボジア教育青年スポーツ省とのセッションに登壇
セッションでは、「背景や能力に関わらずすべての生徒にとって包括的で公平であり質の高い学習
経験を促進し続けるために何をすべきか」がテーマに上がりました。その中で福原は、従来の教育
で重きをおかれてきた知識スキルの育成だけでなく、多様な非認知能力も可視化し育成することの
重要性が、AI時代においてますます重要になっていくことなどをお話しいたしました。




・テーマ:セッション4A 「Adopting Tech-inclusive Approaches to Learning Quality, Assessment, an
d Reforms to Scale-up Education Access(学習の質、評価、教育アクセス拡大への改革に向け
た、テクノロジーを取り入れた方法の導入)」
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・詳細:https://10thskillsforum.adb.org/event/909d9d35-9c5d-4742-a248-0686bce0c447/websit
ePage:6388f0ca-0760-453b-9c64-38e72a62b5ff
・ 【セミナーレポート】国際機関 アジア開発銀行 スキルフォーラムから見る教育の未来(Institut
ion for a Global Society株式会社 福原正大)


〇「Ai GROW」に出会った時の感動を伝えたい ー 「Ai GROW」採用校の先生によるデモ授業
「Ai GROW」採用校である、岡山市立操南中学校 竹島潤先生にデモ授業を実施いただきまし
た。「Ai GROW」受検後の個人レポートと管理画面を活用した振り返り、そこから目標に定めた力を
伸ばすためのマインドセットまでの授業をご紹介いただきました。




・セクション名:【Innovation Marketplace 8D】Classroom Teaching and Learning Demonstration
・タイトル:大人数クラスにおける個別化された非認知能力の教育
・登壇者:岡山市立操南中学校の竹島潤先生
・ 【セミナーレポート】国際機関 アジア開発銀行 スキルフォーラムでのクラスデモンストレーショ
ンを終えて(岡山市立操南中学校 竹島 潤先生)


■「Ai GROW」とは
○生徒同士の評価にAIの補正を加えることで、非認知能力を含む25種類もの能力を公正に評価
IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」を2019年4月に
リリースし、国内外の小学校・中学校・高等学校300校以上、42都道府県への導入を進めてまいり
ました。
知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また
多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高く
なります。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を
取り入れています。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な
評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視
化することができます。
・「Ai GROW」サービスサイト:(日本語) https://www.aigrow.jp/aigrow
(英語) https://event.aigrow.jp/aigrow_en
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(「Ai GROW」の受検画面イメージ)




(「Ai GROW」の生徒向けレポート)


■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
社会で活躍する際に重要な「非認知能力」を中心に、人の能力を子どもから社会人まで一貫して
可視化できるツール等を提供しているEdTech/HRTech企業。「分断なき持続可能な社会を実現す
るための手段を提供する」を企業パーパスに掲げ、2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロ
ース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:96百万円
事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/

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