2022年企業発表のトレンドはSDGs!コロナのないTOP20 PR TIMESキーワードランキング2022を発表!

Press Release
報道関係各位
2022 年 12 月 12 日
株式会社 PR TIMES

2022 年企業発表のトレンドは SDGs!コロナのない TOP20
PR TIMES キーワードランキング 2022 を発表!
- 約 27 万件のプレスリリース、206 万超のキーワードを分析。昨年比で 180 倍使用されたキーワードは? -
2022 年、企業はどんな発表をして、何を伝えようとしたのか、PR TIMES プレスリリースのキーワード登録か
ら振り返っていきます。
2022 年は、昨年より企業発表に多く使われるようになった「SDGs」 「DX」がそれぞれ 1 位 2 位と続きまし
た。そして、政府の規制緩和に伴い「イベント」のキーワードが多く使用され、昨年まで多くの発表に関連し
ていた「コロナ」は、 「おうち時間」など関連キーワードとともにその順位を大きく落としました。最近耳に
する機会が増えた「Web3」が昨年から 180 倍超のキーワード登録で急上昇しました。
2022 年を通して情報の発信と収集に PR TIMES をご活用いただいたすべての皆様へ改めて感謝申し上げます。




株式会社 PR TIMES(本社:東京都港区、代表取締役:山口 拓己、東証プライム:3922)は 2022 年 12 月 12 日
(月)、運営するプレスリリース配信サービス「PR TIMES」において 2022 年 1 月 1 日~10 月 31 日に企業から発
表いただいたプレスリリース総計 26 万 9041 件(10 カ月間)を対象に、年間データ分析と総括、業界別分析と各
種ランキングなどを発表いたします。

「PR TIMES」は利用企業数 7 万 2000 社超、国内上場企業の利
用率が 51%を超えるプレスリリース配信サービスです(2022 年
8 月末時点の企業数と利用率) 「PR TIMES」では企業の発表情報(プ

レスリリース)をメディア向けに配信してニュースの情報源に
していただくとともに、 「PR TIMES」サイトおよびパートナー
メディアに掲載し生活者にも最新の一次情報をタイムリーに閲
覧・シェアいただいています。サイトアクセス数は月間 6200
万 PV(ページビュー)を超えています。
対象期間:2022 年 1 月 1 日~2022 年 10 月 31 日
集計対象:PR TIMES プレスリリース 26 万 9041 件
発表項目:2022 年総合&月別キーワードランキング、業界別分析、注目キーワード、等
発表日:2022 年 12 月 12 日
発表者:株式会社 PR TIMES
PR TIMES:https://prtimes.jp/
【キーワードランキング】昨年躍進の SDGs がランキング 1 位に。コロナ関連キーワードは 20 位圏外。
「PR TIMES」ではプレスリリース発表の際に、発表企業がプレスリリース内容に関係するキーワードを最大 10 個
登録することができます。2022 年 1~10 月に発表された総計 26 万 9041 件のプレスリリースのキーワード登録
総数は延べ 206 万 6657 個に上りました。社会のニーズに応えようとする企業発表からはその時の社会の情勢・
状況や、将来的な話題の兆しが見えてきます。
総合ランキングでは 2022 年の企業活動の潮流が、そして月別ランキング推移からは企業動向の変遷と流行の兆
しをキーワードを通して分析しています。

■PR TIMES キーワードランキング 2022(総合)
PR TIMES キーワードランキング 2022(総合)では、キーワードが登録されたプレスリリース件数で 2022 年 1 月
~10 月の総合ランキングを集計しました。




PR TIMES キーワードランキング 2022 では 1 万 1999 件のプレスリリー
スで使用された「SDGs」が総合 1 位となりました。生活者の商品選択に
おいても求められる考え方として定着しつつあり、関連するキーワード
も順位を上げ、 「サステナブル」が 17 位(昨年は 28 位) 、脱炭素が 73 位
(昨年 177 位)となっています。また、業界別で全 27 カテゴリ内でも
16 カテゴリで 10 位以内に入っており、業界や事業内容を問わず企業全
体で注目されたキーワードであったことがうかがえます。 [インテリ
ア・雑貨] [アパレル・ファッション] [食品・飲料] [外食・中食] [ホ
テル・レジャー]といった生活者に直接向き合った業界カテゴリ内でも
上位にあり、生活者の消費行動に「SDGs」の観点が影響を与えていると
言えます。

そして、20 位圏内から「コロナ」に関連するキーワードがなくなったこ
とも特徴的でした。2021 年には 3 位の「コロナ」を筆頭に、8 位「おう
ち時間」 、11 位「テレワーク」とコロナ禍に対応した企業活動が登録キ
ーワードに表れていましたが、2022 年は「コロナ」が 41 位、
「おうち時
間」43 位、「テレワーク」36 位となりました。緊急事態宣言が 2021 年 9
月 30 日に終了して以降、2022 年は一度も発令されないまま今を迎えて
います。また、これまでに喫緊の課題としてコロナ禍に対応する衛生用
品やオンラインサービスといった商品・サービスが多く誕生してきまし
たが、その動きは収まりつつあることが見えます。

「DX」も昨年の総合 1 位に続き、2022 年も 2 位につけており、関連す
る商品やサービスに関して発表されています。引き続き企業でも自らの
「DX」推進が求められており、カテゴリ別にみると[企業向けシステ
ム・通信・機器]で 5262 件と全体の 46%超を当該カテゴリでの使用が
占めています。助成金の申請サポートをはじめとする中小企業などへの
導入支援を提供する主旨のプレスリリースが発表されるようになってき
ています。
一方で、総合順位で 3 位につけたのが「イベント」です。 「イベント」のキーワードは、コロナ禍以前は毎年 1 位
になるほど登録回数が多いキーワードでしたが、リアルイベントの開催が難しい期間に順位を落としていました
(2020 年 7 位、2021 年 6 位)「イベント」のキーワードに関する詳細の分析は〈2022 年上昇キーワードと 2023

年注目キーワード〉にて後述しています。

■PR TIMES キーワードランキング(総合・月別)
PR TIMES キーワードランキング(総合・月別)では、キーワードが登録されたプレスリリース件数で月間ランキ
ングを集計しました。




2022 年、1 月は「DX」が 1 位となったものの、2 月~6 月は「SDGs」が 1 位の月が続きました。また、
「新商品」
「キャンペーン」 「イベント」など 2019 年までの平時で常に上位にあったキーワードが戻ってきています。特に
「イベント」が 7 月 8 月と 10 月に 1 位となりました。

2022 年総合キーワードランキングでも言及したように「コロナ」のキーワード登録件数は減り、3 月以降は 20
位圏外となっています(10 月は 109 位)
。関連するキーワードも 2 月に 15 位の「おうち時間」以外は 20 位圏外
となりました。コロナ関連が喫緊の課題だった頃に比べて収まりつつあることが見えます。
ちなみに、1 月に「コロナ」と最も多く併用されたキーワードは、昨年末頃から話題にあがった「オミクロン」
でしたが、10 月には全国旅行支援の影響もあってか 3 番目に「旅行」が入っています(併用件数の多い順から
「健康」 「DX」
「旅行」。


そして、「春」 「夏」 「秋」に加え、 「バレンタイン」 「ゴールデンウィーク」 「母の日」 「夏休み」 「クリスマス」と
いった季節性のキーワードが累計 12 回も 20 位以内にランクイン(昨年 8 回)しており、シーズン関連の発表を
企業が行うようになっています。特に「ゴールデンウィーク」が 4 月に 13 位と、20 位以内に入ったのはコロナ
禍以前の 2019 年以来 3 年ぶりとなります(2019 年 4 月は 3 位、2020 年 4 月は 77 位、2021 年 4 月は 29 位)。

なお、4 月 1 日にプレスリリース利用基準を改定し、新たな研究結果や分析レポートを主旨としない、市場レポ
ートの販売等を目的とした情報発信については同日以降ご利用いただけないものとしました。この基準改定の影
響により、「調査レポート」 「市場調査」といったキーワードが 4 月以降は 20 位圏外となっています。

2022 年上昇キーワードと 2023 年注目キーワード
◆2022 年の上昇キーワード
■イベント
「イベント」のキーワードは、コロナ禍以前 2019 年までは総合ランキングでも 1 位をキープし続けるほど企業
発表に使用されてきたキーワードでした。しかし、リアルではイベント開催が難しい期間が続き、その順位を落
としていました。オンラインイベントが定着化し、規制緩和によってリアルイベント開催が徐々に増えつつあっ
たところに加えて、3 月 17 日に政府よりイベント参加者の上限撤廃(感染防止安全計画の策定が必要)が発表さ
れたことにより、企業によるイベント発表も増え続けています。規制が緩和された中迎えた今夏は伝統的な祭り
や各種イベントが 3 年ぶりに開催されたという報道もあったように、7 月 8 月はランキング 1 位となりました。
■NFT、メタバース
「NFT」 「メタバース」は、2021 年のキーワードランキング発表時に注目キーワードとして挙げていましたが、
実際に 2022 年にその登録件数を伸ばしています。2021 年 1 月~10 月には 836 件だった「NFT」は、2022 年 1
月~10 月には 2929 件と約 3.5 倍に伸び総合 31 位に、2021 年には 114 件だった「メタバース」は 2022 年には
2620 件と約 23 倍で総合 38 位になりました。大企業による新規参入や事業連携なども目立ちました。また、スタ
ートアップによる資金調達の発表も活発で、 「NFT」と「資金調達」を同時に含むプレスリリースは 52 件、 「メタ
バース」と「資金調達」を同時に含むプレスリリースは 56 件でした。




◆2023 年に注目されるキーワード
■自販機
昨年 49 件だった「自販機」は、今年 300 件と 6 倍超
に増えました。生活において身近な「自販機」です
が、コロナ禍で非接触を意識する生活者に対し、従
来の飲料以外にスイーツや食品、生活品といった“変
わりダネ”を取り扱う「自販機」が全国に登場しまし
た。実際にうな重やトリュフといった“変わりダネ”
食品から、ふるさと納税までも自販機で取り扱うと
いった主旨のプレスリリースが発表されています。
その商品のユニークさからメディアや SNS でも話題
となるものも多く、非接触というニーズが落ち着き
つつある中でも、新たな「自販機」が登場し、関連
する新情報が増えています。

■Web3
「Web3」はブロックチェーン技術を活用した分散型
インターネットを指します。昨年 10 カ月で 7 件に留
まっていたキーワード登録は、今年 180 倍超に当た
る 1287 件まで急増し 108 位まで順位を伸ばしまし
た。
新たに「Web3」を活用した次世代の Web サービス
の誕生が期待される中で、大企業の新規事業参入や
提携に関するプレスリリースが多数発表されていま
す。また、複数の VC から数十~百億円超規模の
「Web3」に特化したファンドの組成がプレスリリー
ス発表されています。
2022 年内で見ても、1 月には 28 件だったキーワード
登録件数は、10 月には 226 件と 8 倍超に伸び、10 か
月累計で 1287 件のキーワード登録がされており、今後さらに増えていくことが予想されます。s
《業界カテゴリ別動向》カテゴリ別にも見えるのは SDGs の盛り上がりと脱コロナ
アパレル・ファッション|カテゴリ別でも「SDGs」 「サステナブル」が上位に並ぶ
2022 年 総 合 ラ ン キ ン グ で 1 位 と な っ た
「SDGs」ですが、業界カテゴリ別においても
多くで上位に入っています。 [アパレル・ファ
ッション]カテゴリでも、カテゴリ別総合で 4
位「SDGs」5 位「サステナブル」と特に使用さ
れています。廃材を利用した新商品や「サステ
ナブル」な素材だけを用いた衣服など、身に着
けるものに「SDGs」 「サステナブル」意識を求
める生活者に応えるように、企業発表でキーワ
ードが使用されています。


外食・中食|「テイクアウト」 「デリバリー」は落ち着くも引き続き上位
昨年は[外食・中食]カテゴリにおいて、1 月
~10 月まで全ての月で「テイクアウト」が 1 位
となっていました。レストランなどが店舗で提
供できない期間も続き、 「テイクアウト」業態
を開始する飲食店が増えた結果と言えます。
2022 年は緊急事態宣言が発令されず、店舗営
業ができる社会状況が続き、 「テイクアウト」
「デリバリー」のキーワードともに順位が落ち
着いてきています。代わりに上位をキープした
のは、 「期間限定」や「キャンペーン」といっ
たキーワードでした。一方で、 「テイクアウ
ト」も業態としての利便性の高さもあり、引き
続き使用されることが多く、カテゴリ別総合でも 4 位となっています。

エンタテイメント|「映画」 「ライブ」や「舞台」 、リアル体験に関するキーワードが増加の傾向
[エンタテイメント]カテゴリでは、 「映画」
や「ライブ」 「舞台」といったオフラインの活
動を伴うエンタテイメントに関する発表が増え
て き ま し た 。2021 年 も 上 位 に あ っ た
「YouTube」が引き続き 6 位にあるも、その上
に「映画」 「ライブ」がランクインしていま
す。2021 年はコロナ禍にあって多くの音楽関
連イベントやフェスの中止や延期が発表された
のに対し、2022 年は感染対策を施した上で実
施するケースも多く、夏シーズンは特に「ライ
ブ」が上位に来ています。コロナ禍が収まりつ
つあった 2022 年は[エンタテイメント]にお
いても平時に近い企業活動に伴う発表がなされてきたと言えます。



【報道関係の皆様へ】他の業界の傾向が知りたい場合は?
PR TIMES では、各企業が以下の 27 カテゴリから選択してプレスリリースを発表しています。本発表で公開し
た 3 つの業界動向以外について、ニュース報道等を目的として、同様に傾向を確認されたい場合は、お気軽に下
記よりご連絡ください。

【報道関係の皆様へ】PR TIMES ランキング 2022-業界データ依頼フォーム
https://tayori.com/f/themerequest-ptranking2022

・業界一覧
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【データ集計担当 2022 年の分析を振り返って】
株式会社 PR TIMES 経営管理本部 PR・IR チーム PR リード 杉本 秋
今年も一年間のプレスリリースを振り返る時期になりました。26 万 9041 件のプレスリリースはそ
の一つ一つが企業が本当に伝えたいと思い、広報担当者が魂を込めたプレスリリースです。そこに
は本当に伝えたい、社会をどうしていきたいかが詰まっています。だから、そのプレスリリースを
振り返り、キーワードを分析することで、世の中の今と未来が見えてくると考えています。2022
年、皆さんはどんな情報に触れて、どんな思いを抱きましたか?企業発表を振り返りながら、一年
を思い起こしてみませんか。
そして、今年「SDGs」が一位となったことは、社会のトレンドを示している一方で、これまで上
位にいた「イベント」や「新商品」に限らず様々な契機でプレスリリースを発表いただけるように
なったことと嬉しく思います。これからも皆さまの大切な情報を届け、伝える場として PR TIMES
を活用いただけたら幸いです。

株式会社 PR TIMES について
PR TIMES(読み:ピーアールタイムズ)は、「行動者発の情報
が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、企業とメデ
ィア、そして生活者をニュースでつなぐインターネットサービス
「PR TIMES」を 2007 年 4 月より運営しています。報道機関向けの
発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信するとと
もに、「PR TIMES」およびパートナーメディアに掲載し、生活者
にも閲覧・シェアされています。利用企業数は 7 万 2000 社を突
破、国内上場企業 51%超に利用いただいています。情報収集のた
め会員登録いただくメディア記者 2 万 4000 人超、サイトアクセス
数は月間 6200 万 PV を突破、配信プレスリリース件数は累計 100
万件を超えています。全国紙 WEB サイト等含むパートナーメディ
ア 220 媒体以上にコンテンツを掲載しています。
クライアントとメディアのパートナーとして広報 PR 支援を行う PR パートナー事業や、ストーリー配信サービス「PR TIMES
STORY」の運営、動画 PR サービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」の提供、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」や
カスタマーサポートツール「Tayori」の運営も行っています。

【株式会社 PR TIMES 会社概要】
ミッション:行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名 :株式会社 PR TIMES (東証プライム 証券コード:3922)
所在地 :東京都港区赤坂 1-11-44 赤坂インターシティ 8F
設立 :2005 年 12 月
代表取締役:山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
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