学校法人立教学院 立教池袋中学校・高等学校「数理研究部」の研究活動「デジタルコンテンツプロジェクト」サポートに関するお知らせ

平成 29 年4月 24 日
P C I ホー ル ディ ン グス 株 式 会 社
(コード番号 : 3918 東証第一部)
グ ル ー プ戦 略 本部 グ ルー プ 戦 略 室


PCIホールディングス株式会社
学校法人立教学院 立教池袋中学校・高等学校「数理研究部」の研究活動
「デジタルコンテンツプロジェクト」サポートに関するお知らせ

当社は、CSR 活動の一環として、学校法人立教学院 立教池袋中学校・高等学校
「数理研究部」の研究活動「デジタルコンテンツプロジェクト」(以下、本研究活動)に
つき、コーディネーターとしてサポートを開始いたしましたのでお知らせします。


1.当社の取り組み及び本研究活動の概要について
当社は、企業価値の尺度として「財務情報」(Financial Information)に加え、環境や
社会との調和を重視した「企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)

を重要な経営課題のひとつと捉え、国連WFPへの支援やプロスポーツ選手の
スポンサー活動、被災地の復興支援、自然保護プロジェクト支援等に積極的に
取り組んでまいりました。
加えて近年では、
「ESG(Environment=環境、Social=社会、 」
Governance=企業統治)
によ る企業評 価基準が浸透 してきて いることから 、当社 グ ループが提供 する情 報
サービスを通じた『各種環境負荷低減(=E:Environment)への貢献』 『社会基盤

(=S:Social)の支援』も重要課題として認識しております。
こうした中、当社グループは、『社会基盤(=S:Social)の支援』として、学校法人
立教学院 立教池袋中学校・高等学校「数理研究部」が取り組む本研究活動につき、
サポートを開始することを決定いたしました。
なお、本年度(平成 29 年4月から平成 30 年3月。以下同じ。
)は、長年のサポート
実績があるNPO法人日本IFA協会が引き続き首座を、当社がコーディネーターを
務め、株式会社SYNCHRO、株式会社プリズムプラス、PCIソリューションズ
株式会社が「Rikkyo Ikebukuro Support Companies(本研究活動に賛同・協力する事業
会社群。以下、RISCs。各法人の概要は、
「5.RISCs について」を参照。」として参画

いたします。RISCs は、
「理工系人材の育成」
、「イノベーション環境の提供」をテーマに、
中高生が最先端技術に触れる機会を提供し、社会的意義が深く新たな価値創造ができる
人材育成を支援します。
2.立教池袋中学校・高等学校「数理研究部」の活動について
学 校 法人 立教 学院 立教 池 袋中 学校 ・高 等学校 「 数理 研究 部」 は、 パ ソ コン・
プログラミング・数学・ゲーム作り・ウェブ関連や社会科学と様々なことに挑戦をして
いる文化部です。
最近の成績では、平成 28 年3月 23 日から 27 日にかけて、フランス・ラバルで
行われたヨーロッパ最大のバーチャルリアリティのコンテスト「Laval Virtual」
(http://www.laval-virtual.org/en/)(注1)において、「Soaring Bike」を研究成果
として展示、発表いたしました(https://www.youtube.com/watch?v=IvdAlaNPYp0)。
その他、日経 STOCK リーグ(注2)において、10 年連続全国入選するなど活発な
活動を行っています。


3.本研究活動の目標・狙いについて
当社グループは、従来より、IoT/IoE(注3、4)を成長戦略の柱とし、
「自動運転」 「デジタルサイネージ」 「フィンテック」 「VR/AR」 「AI」
、 、 、 、 、
「ロボット」等をキーワードに掲げ、研究開発及びプロダクト・ソリューションを
進めております。
こ の たび 、学 校法 人立教 学 院 立教 池袋 中学校 ・ 高等 学校 「数 理研究 部 」より
「VR/AR」及び社会科学の数理分析、IoT、AI分野に関する部活動支援の
お話を受け、NPO法人日本IFA協会を中心に、ご賛同企業群の中から本年度の活動
目標に沿う事業会社3社と RISCs を組成いたしました。
同学院における教育・研究活動の充実、学生生活の質向上、そして理工系人材育成の
一助となればとの思いを込め、積極的な支援を計画しております。
同部との共同作業では、未発表・社会実装技術、研究素材等を提供するだけではなく、
若い発想・ひらめきによる斬新なアイデアも期待しております。


4.本年度のプランについて
新入生を迎えた平成 29 年4月より各研究テーマに沿ったサポートを開始いたします。
これまで当社は、年間カリキュラムや研究目標について同部と複数回に及ぶ企画立案
会議を開催し、SIGGRAPF Asia 2018(注5)や Laval Virtual 2018 での成果発表、
11 月の文化祭(R.I.F.=Rikkyo Ikebukuro Festival)での展示等を前期課程の到達点と
定め、学校内外の皆様に研究成果を発信してまいりたいと考えております。
5.RISCs について
(1)NPO法人日本IFA協会(http://www.jacifa.sactown.jp)
平成 18 年4月設立。独立系金融商品仲介業者を中心に設立された特定非営利活動
法 人 。広 く一 般国 民を対 象 とし て投 資に 必要な 金 融知 識を 普及 させる た めに、
「 真 に独 立・ 中立 の立場 で 顧客 の資 産形 成・管 理 に関 する 教育 を行う こ と」を
主たる事業としている。これらの事業を円滑かつ継続的に実施するために
・IFAの社会的認知度の向上
・IFAの資産形成・管理アドバイス能力のレベルアップ
・投資家と企業を結ぶ「企業IR支援事業」
・金融リテラシー普及活動としての「啓発事業」
等に資する活動も併せて行っている。
◆IFA(=Independent Financial Adviser)
独立系ファイナンシャルアドバイザー。特定の金融機関に属さず、独立・中立の
立場で顧客の資産形成管理・運用等のサポートをする金融プロフェッショナル。
(2)株式会社SYNCHRO(http://www.udc-synchro.co.jp/)
平成 13 年4月設立。複数の特許技術を保有。高度な生体認証技術をベースに
「トータル・アクセス・コントロール」を提供すると共に、同技術の「IoH社会」
(注6)におけるプラットフォームサービスへの進化・貢献を標榜する。静脈認証
システム専業のパイオニアとして培った知識やノウハウをシンクロさせ、世の中の
あ ら ゆる 活動 シー ンの健 全 稼動 を支 える 認証基 盤 の創 造を 通 じ 、顧客 が 目指す
「安全」と「安心」の実現を目指している。
(3)株式会社プリズムプラス(http://prismplus.jp/)
平成 27 年7月設立。代表の弥谷氏は、大手ゲームメーカーにてディレクターとして
複数のキラータイトルに深く関わると同時に、エンジン上で表現する 3DCG
リアルタイムシェーダーを使った新しい試みを用いた多数のタイトルを手がけ、
ディレクター兼プロデューサーとしても多くの実績を残す。この経験とリアルタイム
の美しさと豊かな表現力を活かし、次世代スマートフォンやVR/AR向け
コンテンツの制作を目的に設立。
平成 29 年3月には、「Prism Lab(プリズム ラボ)」を新設。社員の福利厚生と、
エンターテイメント業界の発展を目指した交流や情報発信の場の提供を目指す。
(4)PCIソリューションズ株式会社(http://www.pci-sol.com/)
平成 24 年9月設立。当社グループの中核であるソフトウェア開発事業会社。参入
障壁が高いといわれる自動車産業向け、通信端末、情報家電等の様々な電子機器を
制御する組込み系(エンベデッド)ソフトウェア開発を強みとする。一般事業法人
向けソフトウェア開発においては、幅広い分野で顧客の需要に応える。システム
開発だけではなく、IT人材の育成を目的に教育にも力を入れ、システムと人材の
両面から顧客に最適なソリューションを提供。加えて、組込み系(エンベデッド)
ソフトウェア開発で培った技術を基に、自動車産業関連のIoT/IoEソリュー
ションへ展開。金融機関向けデジタルサイネージ「FDS」や店舗・店頭向け
「情報掲示板 A-ya」をブランド化。
同社研究開発事業部は、複数の大学での講演実績があり、産学連携、後進技術者
育成に継続的かつ積極的に取り組んでいる。


【脚注】
(注1)Laval Virtual
1999 年よりフランス西部の Laval 市で毎年開催されているVR/ARの先端技術や
インタラクティブメディアにおけるヨーロッパ最大のコンベンション。
(注2)日経 STOCK リーグ
株式会社日本経済新聞社主催、野村ホールディングス株式会社協賛の中学生、
高校生、大学生を対象にしたコンテスト形式の株式学習プログラム。生きた経済に
ふれながら、企業を知り、社会を見る目を養うことを目的としている。
(注3)IoT(=Internet of Things)
コンピュータ等の情報・通信機器だけでなく、様々な「モノ」に通信機能を持たせ、
インターネットに接続、相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔
計測等を行うこと。
(注4)IoE(=Internet of Everything)
IoTよりも広い概念であり、ヒト・モノ・プロセス・データ等がインターネット
につながり、相互に通信が可能となる技術や状態、仕組みのこと。
(注5)SIGGRAPF Asia 2018
コンピュータグラフィックスの世界的な学会
(注6)IoH(=Internet of Human)
ヒトのインターネット。ヒトとインターネットがつながることを意味する。
以 上




PCIグループは、「安心・安全・豊かな社会」の実現に向け、各種研究開発、
エンベデッドシステム開発の豊かな実績で培ったIoT技術の応用により、新たな
サービス領域へ積極的に挑戦します。

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