株式会社プリズムプラスとの業務提携に関するお知らせ
平成 28 年 10 月 19 日
P C I ホー ル ディ ン グス 株 式 会 社
(コード番号 : 3918 東証第一部)
グ ル ー プ戦 略 本部 グ ルー プ 戦 略 室
株式会社プリズムプラスとの業務提携に関するお知らせ
当社は、非常に高いリアルタイムレンダリング(注1)技術力を持つ株式会社プリズム
プラス(本社:東京都中野区、代表取締役 弥谷 陽史、以下「プリズムプラス」(注2)
)
と『デジタルサイネージ』及び『VR/AR』に関する業務提携(以下「本提携」)を
締結することといたしましたので、下記のとおりお知らせします。
記
1.本提携の理由ならびに経緯
当社グループは、成長戦略を『確かな「技術力」により「安心・安全・豊かな社会」
の実現に向け、新たなサービス領域へ、協業を含め積極的に挑戦する』と掲げており
ます。特に、自動車産業、金融業界、ネットワーク・通信関連分野にて培った技術基盤
を用い、「車車間通信(V2X) 、
」 「テレマティクス」 「自動運転」 「デジタル
、 、
サイネージ」、
「再生エネルギー」、
「情報セキュリティ」、
「フィンテック」、
「VR/AR」
、
「AI」「ロボット」「ドローン」等をキーワードとするIoT/IoEソリューション
、 、
分野において将来的な貢献を目指しております。
プリズムプラスは、リアルタイムレンダリングに対する深い技術的理解をベースに、
① 日本が持つコンテンツを作る力を世界に向けて発信し、ありとあらゆる人を魅了
するエンターテインメントを制作します
② VR・AR・ソーシャル・オンラインなどこれから広がっていくコンテンツ制作に
積極的に参加し、最先端の開発にトライし続け、世界のエンターテインメントの
発展に貢献します
③ 世界が認める日本のコンテンツを国を超えて愛されるものにしていきます
を経営理念に事業を営んでおります。また、代表取締役の弥谷氏自身がリアルタイム
レンダリングの造詣が深いため、常に最先端のリアルタイムレンダリングに関する
技術・ノウハウを蓄積し続けることができ、他社では実現が困難なVR/AR向け
コンテンツの制作も対応できるという強みを持っています。
本 提 携に より 、 当 社グル ー プ及 びプ リズ ムプラ ス が、 各々 の得 意分野 に おける
ノウハウや経営資源を持ち寄ることにより、「デジタルサイネージ」 「VR/AR」と
、
いった先端IT分野への技術的サービス提供が可能になります。
具体的には、当社グループにおいては、新規事業領域への参入(収益モデルの形成)
が早期に図れ、プリズムプラスにおいては、自社コンテンツの浸透(活用可能性の拡大)
が図れるという相乗効果が認められ、両社の更なる事業規模の拡大・企業価値の向上に
資するものと判断し、本提携の合意に至りました。
2.本提携の内容
当社グループ及びプリズムプラスは、「デジタルサイネージ」をキーワードに、PCI
ソリューションズ株式会社が保有するコミュニケーションツール「A-ya」(注3)の
技術とプリズム社が得意とする「3Dモデリング技術」(注4)及び「リアルタイム
レン ダリング 制作技術」 な らびに「 VR/AR技 術」を融 合し、これま でにな い
『新鮮でワクワクする体験』 『特別でドキドキできる時間』を実現する『リアルと
、
バーチャルが融合した全く新しいサービス空間』の創造を共同で進め、研究開発実績の
早期社会実装を実現します。
3.提携先の相手先の概要
(1) 名 称: 株式会社プリズムプラス
東京都中野区弥生町二丁目41-17
(2) 所 在 地:
東京コンテンツインキュベーションセンター
(3) 代表者の役職・氏名: 代表取締役 弥谷 陽史
(4) 事 業 内 容 : CG映像制作、ソフトウェア開発
(5) 資 本 金: 6百万円
(6) 設 立 年 月 日: 平成27年7月15日
(7) 顧 問: 辻・本郷 税理士法人
4.本提携による影響
当期(平成 29 年9月期)の業績に与える影響につきましては現在精査中であり、
その詳細は、平成 28 年 11 月 10 日に発表予定の平成 28 年9月期決算短信公表時に
開示いたします。
(注1)リアルタイムレンダリング
事前に計算されたCGを描画、再生するのではなく瞬間的にCGを表示出来る技術のことです。
リアルタイムレンダリングのCGを作成するには、専用のレンダリングエンジンが必要となります。
現在の主流は Unity(注5)や Unreal Engine 4(注6)で、これは従来のように表現力を
犠牲にすることなく高品質な3DCGを生成することが出来ます。特に Unreal Engine 4 を
使用できる国内のエンジニアは限られています。更に、高水準のCGを製作するにはレンダリング
エンジン自体の改造が必要となりますが、これにはレンダリングエンジン自体及びリアルタイム
レンダリング自体に関する深い理解が必要となります。
(注2)プリズムプラス
代表の弥谷氏は、大手ゲームメーカーにてディレクターとして複数のキラータイトルに深く関わる
と同時に、エンジン上で表現する3DCGリアルタイムシェーダー(以下、リアルタイム)を
使った新しい試みを用いた多数のタイトルを手がけ、ディレクター兼プロデューサーとしても多く
の実績を残しています。
この経験とリアルタイムの美しさと豊かな表現力を活かし、次世代スマートフォンやVR/AR
向けコンテンツの制作することを目的に平成 27 年7月に設立されました。
(注3)A-ya
IoT/IoE時代に最適な、スマートフォンと身の回りにある様々な機器をつなぐことで便利で
快適な日常を創りだすコミュニケーションツールです。「さまざまな情報を結び付け、そして
受け渡していく。綾(あや)取りのようにみんなで情報をつなぎたい。」そんな思いが『A-ya』
の原点です。BLE技術を用いているため低消費電力での稼働、 双方向通信を実現します。また、
出力調整により有効通信範囲も可変です。活用可能性としては、ビッグデータの収集ポイントも
含まれ、ヒト側、モノ側それぞれにSDKが準備されているため、最少開発期間で既存システムへ
組込むことが可能です。
(注4)3Dモデリング
DCCツール(Maya、3dsMAX など)と呼ばれる3Dデータ作成ツールを利用して、3Dデータを
作成することです。ポリゴン・モデリング(多角形(主に三角形と四角形)の組み合わせで物体を
表現する手法)や曲面モデリング(スプライン曲線、自由曲面、NURBS 曲線等の数学的に表される
線を組み合わせて物体を表現する手法)、スカルプト・モデリング(粘土をこねる様にモデリング
していく手法)等があります。
(注5)Unity
ユニティ・テクノロジーズ社が開発した、統合開発環境を内蔵し複数のプラットフォームに対応
するゲームエンジン(ゲーム開発プラットフォーム)のことです。ウェブプラグイン、デスク
トッププラットフォーム、ゲーム機、携帯機器向けのコンピュータゲームを開発するために
用いられます。
(注6)Unreal Engine 4
Unreal Engine(アンリアルエンジン)は、Epic Games 社が開発した、ゲームを効率よく開発する
ためのゲームエンジンです。ニーズが非常に高いものの、日本国内においては対応できる技術者が
不足しております。
以 上
P C Iグ ルー プは 、 安心 ・ 安全 ・豊 かな 社会」 の 実現 に向 け、 各種研 究 開発 、
「
エンベデッドシステム開発の豊かな実績で培ったIoT技術の応用により、新たな
サービス領域へ積極的に挑戦します。
【各社情報 QR コード】
9905
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