企業研究会のご報告ならびに配布資料のお知らせ

平成 28 年5月 26 日
PCIホールディングス株式会社
グループ戦略本部グループ戦略室


企業研究会のご報告ならびに配布資料のお知らせ

当社は、平成 28 年5月 19 日(木曜日)18 時 15 分より、兜町カタリスト 櫻井英明氏 を
特別講師にお招きし、特定非営利活動法人日本IFA協会主催による「企業研究会&投資
知識研究所特別セミナー」を開催いたしましたのでお知らせいたします。櫻井英明氏の
特別講演「稼足の先見眼」の後、当社代表取締役社長 天野豊美との対談「市場のテーマと
個別企業を語る」にて、当社ビジネスモデルのご説明や事業計画・将来展望をご紹介
いたしました。

櫻井氏特別講演の様子
今回も大変熱心なご参加者が多く、当社の強み
お陰様で、満席となりました!
である自動車産業、金融業界、ネットワーク・
通信関連分野や、
「車車間通信(V2X)、
」「自動
運転」
、「デジタルサイネージ」、
「再生エネルギー」、
「情報セキュリティ」 「ロボット」 「フィン
、 、
テック」 「VR」といった情報サービス産業に

おけるホットなキーワードを絡めたトークや
ご質問がございました。


つきましては、主な質疑応答の様子と当日配布いたしました会社説明資料を開示
いたしますのでご参照ください。当社グループをご理解いただく一助となれば幸いです。
今後も当社は、当社グループが営む事業について効果的にご理解を深めていただくべく、
優良な情報をご提供してまいります。
引き続き皆様からのご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
以 上


コミュニケーションツール『A-ya』 終始和やかな雰囲気の企業研究会
デモンストレーションを行いました。 事前質問も織り交ぜての対談でした。
<質疑応答要旨>


Q1 事業内容を拝見するとアベノミクスは御社にとって追い風だと思われます。社会の
流れを先に読んでいたのでしょうか。
A1 これまで当社グループが事業に取り組んできた結果、そうなったと思います。


Q2 天野社長の経歴を見ると金融業界に精通している様子ですが、昨今話題の「フィン
テック」や「ブロックチェーン」についてどのように考えていますか。
A2 今は自動車にフォーカスしています。将来的には「フィンテック」などにも参入
していきたいと考えていますが、今は目の前のやるべきことに取り組み、結果を
出してまいります。海外事業も同様です。まずはコアとなる事業をしっかり成長させ、
次の分野をスタートする際にはスピードスタートを可能にさせていきます。


Q3 沿革を拝見するとM&A等のノウハウがあるように見受けられます。今後も積極的
に実施される方針ですか。
A3 特にIT業界において、単独で成長し続けるのは難しいと思っています。今後も
当社のコアビジネスに関連したM&Aを視野に、事業を伸長させていきたいと
思います。


Q4 御社のソフトウェアは私たちの生活を支えてくれる「縁の下の力持ち」と考えてよ
ろしいでしょうか。
A4 ソフトウェア自体が完全に社会のインフラ、生活基盤になっていると思います。
目に見えない影の部分ですが、信頼性も求められますので、当社の技術をもって皆様
をサポートさせていただいております。


Q5 IT業界は日進月歩で技術革新が行われると思いますが、競合先やその脅威に
ついて教えてください。
A5 日々技術革新は行われております。技術革新に対応するため、当社は、教育部を
設置しております。また、最先端技術を取扱うお客様と一緒にビジネスを推進する
ことでより高度な技術習得を行っております。
競合他社は確かにありますが、エンベデッドソリューション事業においては参入障壁
が高いため少ないと考えています。逆にビジネスソリューション事業は競合が比較的
多い分野です。
最終的に選ぶのはお客様であり、その判断においては企業の信頼性が大切であると
思っています。当社は、技術力は勿論のこと離職率が低くエンジニアが抜けません。
よって信頼関係が築けるため、競合があったとしてもリピートで受注をいただいて
おります。
Q6 今後のBPへの出資について教えてください。実行した場合は発表しますか。
A6 今期は、これまで2社に実行しており、あと数社の予定があります。発表に
ついては、市場のルールに則り、皆様にお知らせいたします。


Q7 V-Low マルチメディア放送の将来性について教えてください。
A7 防災行政無線の代替手段として、緊急防災・減災事業債の対象に追加されることに
なった、発災時に生きる放送サービスであろうと考えています。
V-Low マルチメディア放送は、専用チューナー(受信機)がないと受信できません
ので、当社としては、欲張ってはいけませんが、
(この受信機が)日本国内 7,500 万
台の車両に乗ればと思っています。また、これから何年か後には、各メーカーの
カーナビへ標準搭載されることも見込んでいます。
年間 500 万台販売される新車に搭載されれば、例えば 1 台 100 円のライセンス収入
と仮定しても、相当な収益貢献が想定されます。


Q8 防災ラジオについて教えて下さい。
A8 防災ラジオの開発を進めています。実際には、車の中や部屋の中で聞けるような
製品になると思います。(現時点での)特徴としては音質が非常に高いことがあげら
れます。


Q9 御社のV2X技術は「自動運転」に応用が可能ではないかと思うのですが、取り組
みや実用性についての考えを教えていただけますか。
A9 「V2X(Vehicle to X)」は、某自動車メーカーと開発いたしました。自動運転
に利用される技術の一つとなると思います。当社が得意とする組込み技術そのもの
です。


Q10 総務省の研究会は、御社の技術力が評価されたものだと思われますが、その技術を
もって、将来的な「ロボット分野」や「バーチャル・リアリティ(VR)」などへの
方向性について教えてください。
A10 ロボット分野の研究も当然のことながら行っています。


Q11 増収増益ですが、利益率についてのお考えをお聞かせ下さい。
A11 高い方ではないと認識しております。これまでは、基礎技術であるエンベデッド
ソリューション事業にフォーカスしておりましたが、 今後はIoT/IoE
ソリューション事業の技術的進歩に注力することで、将来的な収益貢献を見込んで
おります。
Q12 「デジタルサイネージ」の収益について、現在は織り込んでいないのですか?
A12 現在は一切織り込んでおりません。今後急拡大することも想定されますが、
インフラに関わる部分ですし、どのような成長をするかは現時点でわかりません。
必要不可欠な技術を提供すれば必然的に収益も上がる というビジネスに成長
させたいと思っています。


Q13 人材が必要だと思います。現在約 700 名の IT 技術者がいるとのことですが、新卒採
用について教えて下さい。
A13 今年は、47 名の新卒採用を行い、現在研修を行っております。来年は 60 名程度の
採用を目指したいと思っています。IT企業は人が財産でございます。当社は、昨年
10 月に人財戦略事業部を設置し、採用機能を人事部から分離して教育と同じ部署に
しました。
採用実績においては、昨年までは未上場企業であったことも影響したかもしれないと
感じており、やはり知名度としてはマザーズよりも1部の方がよいと考えています。


Q14 業績面ですが、上期上振れ、通期据え置きとなっています。少し保守的かなと思わ
れます。
A14 ご質問のとおり、今期上期については順調な業績となりました。下期業績において
もネガティブな情報もなく引き続き順調に推移することが予想されます。
しかしながら、売上高においては、
「将来的な業績予想については『事業等のリスク』
に起因する不確定要素の発生も想定されるであろう」との考えに基づき保守的に判断
しております。
費用面につきましては、研究開発を前倒しで行っていきたいとの方針がございます。
上期の業績を勘案しながら近い将来の収益に貢献させたいと考えております。こうし
た観点から、営業利益・経常利益の修正は行っておりません。
最後に、当期純利益も計画を大幅に上振れて着地しております。IPO 時の資金調達の
目的であるオフィスの移転に伴う費用が特別損失として計上される可能性があると
認識し、当期純利益につきましても当初計画を修正しないことといたしました。
当社は期初に示した業績予想をステークホルダーの皆様との固いお約束事項と強く
認識しており、確実性の低い数値や根拠があいまいな事業内容は、一切業績予想に
織り込まないことを基本方針としております。こうした理由から通期業績予想を据え
置きといたしました。


Q15 昨年上場され、やはり次の市場も狙っていますか。
A15 採用に関連してもお話ししましたが、マザーズ市場より近い将来1部市場を目指し
たいと思っております。
Q16 海外展開についてのお考えを教えてください。
A16 いずれしなくてはいけないと考えています。ただし、現在は人材不足で国内だけで
手一杯です。まずは足元を固め、業容を拡大した後に、海外展開の強い要請があれば、
他の事業会社等と一緒に展開したいと思います。


Q17 神戸市や総務省との取り組みを行っていますが、公的事業に対する「技術開発
助成金」のようなものは出ているのですか。
A17 助成金はございません。現在は当社の研究開発予算で参画しております。
神戸市の実証実験につきましては、今年度神戸市がバスロケーションシステムをどの
ように拡大していくかが明確になった段階でプレスリリースが出せると思います。
また、総務省の研究会についても、1月から6月までで一定の取りまとめを提出し、
6月の取りまとめの後、実証に進むのであれば、当社も継続して参加していきたいと
考えています。東京オリンピック前にこうした通信が確立できる場所を特別区域と定
め、国内のみならずインバウンド向けとしても、このアドホック通信を提供できるよ
うに進めています。
これから先「安心・安全」に役立つ技術を目指して日夜研究開発に臨んでおります。


Q18 中途採用について教えてください。
A18 中途採用も行っておりますが、特にエンジニアについては、会社の考えを理解して
いただける人物を厳選して採用しております。社員紹介制度も活用しております。
以 上
第1部 櫻井英明氏特別講演

「稼足の先見眼」

「企業研究会&投資知識研究所特別セミナー」

2016年5月19日




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第2部 特別対談

「市場のテーマと個別企業を語る」

「企業研究会&投資知識研究所特別セミナー」

2016年5月19日




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PCIホールディングス株式会社 (証券コード:3918)


企業説明資料 2016年5月19日


ステークホルダーの皆様へ
当社は、平成28年5月10日に上場後初めての第2四半期決算発表を行いました。
昨年8月の東京証券取引所マザーズ市場上場以来、本第2四半期決算も計画通りに順調な業績を収めることができましたのは、ひとえに
皆様のご支援の賜物と感謝しております。
当社は、アナリスト・機関投資家向け説明会や個人投資家向け説明会を通じ、各四半期における決算内容及び概要のご報告を行うことを基本方針と
しております。今後も、当社が営む事業について効果的にご理解を深めていただく一助となる優良な情報をご提供してまいります。
当社は、情報サービス事業を営む3つの事業会社を傘下に持つ純粋持株会社 であり、グループとして、ソフトウェア開発事業をコアに
事業展開をしております。特に、 参入障壁が高いとされる自動車産業向け組込み系(エンベデッド)ソフトウェア
開発に強みを持っており、中でも自動車車載分野において発展を遂げてきたことが特徴です。
今期は引き続き、既存事業の拡大による売上拡大を図ると共に、自社ソフトウェア製品の開発による収益性の向上を企図してまいります。
当社グループはこれからも、確かな「技術力」により「安心・安全・豊かな社会」の実現に向け、新たなサービス領域へ、協業を含め
積極的に挑戦する会社です。自動車産業、金融業界、ネットワーク・通信関連分野にて培った技術基盤を用い、「車車間通信(V2X)」、
「テレマティクス」、「自動運転」、「デジタルサイネージ」、「再生エネルギー」、「情報セキュリティ」
、「ロボット」、「ドローン」、「フィンテック」等をキーワードとするIoT/IoEソリューション分野においても将来的な貢献
を目指してまいりたいと存じます。
PCIホールディングス株式会社
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。 代表取締役社長

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1. PCIグループとは・・・
①これまでの「歩み」


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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1.PCIグループとは・・・①これまでの「歩み」 ~ 会社設立の想い

<起業までの道のり>
・1975年 日本エヌ・シー・アール(現日本NCR㈱)入社
・1996年 同社常務取締役就任
・2005年 東証1部上場企業の役員を退任後、株式会社M&S(現当社)を起業
ITサービス関連事業を開始

<上場を成し遂げた二つの想い>
日本のITサービス業界における従来の構造に風穴を空けたいという想い
日本NCR㈱役員時に経験した上場廃止の経験から、もう一度上場したいという想い


<上場までの道程>
最初はリーマン・ショックの前。上場準備を行うも市場環境から延期を決断
次が、東日本大震災の前。この時は経常損失を計上。再度延期を決断
それでも何とか立ち直り、諦めることなく。。。
2015年8月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場
ようやく『スタートラインに立つことができた』
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1.PCIグループとは・・・①これまでの「歩み」 ~ 会社概要


企業理念 行動方針
 安定した事業成長を実現します
我々は、 お客様の満足を通じて  ユーザに適したソリューションを提供します
 応援して頂ける企業を目指します
全社員の幸せを追求し、  積極的(P)に変化(C)を求め、革新(I)します

そして 社会の発展に貢献します。  全てのステークホルダーに満足して頂ける企業を
目指します


基本情報 (注) P:Positively C:Change I:Innovate

PCIホールディングス株式会社
商号 資本金 6億5,072万円(2015年9月現在)
(PCI Holdings, Inc.)
〒 136-0076
所在地 連結売上高 78億5,304万円(2015年9月期)
東京都江東区南砂2-1-12

代表者 代表取締役社長 天野豊美 連結経常利益 5億4,485万円(2015年9月期)

設立 2005年4月 PCIソリューションズ株式会社
連結子会社 PCIアイオス株式会社
従業員数 873名(2016年4月現在)
(連結) Inspiration株式会社

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1.PCIグループとは・・・①これまでの「歩み」 ~ PCIグループ概要


PCIホールディングス株式会社が
グループ事業会社を経営管理することにより事業成長を加速させます
PCIグループ
PCIソリューションズ㈱
代表者:天野豊美

PCIホールディングス㈱ 売上高:7,056百万円
資本金:360百万円
従業員:806名(2016年4月現在)

PCIアイオス㈱
主な機能:グループ経営管理 代表者:関谷恵美
売上高:610百万円
資本金:45百万円
従業員:42名(2016年4月現在)

Inspiration㈱
代表者:岩橋正治
売上高:207百万円
グループ戦略の立案と実行 資本金:30百万円
従業員:12名(2016年4月現在)

合従連合(注)におけるグループ間のシナジー効果創出 (注)2015年9月現在

コーポレートアクション計画・推進 業務執行に専念
グループ全体の内部統制責任・内部監査 経営計画へのコミットメント
コーポレート・ガバナンス 内部統制責任
財務・経理の統合、資金調達集中管理 コンプライアンス責任
(注):同一の目的達成のために二つ以上のものが一つに組織化することを意味す
る造語。
個別業務への集中


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1.PCIグループとは・・・①これまでの「歩み」 ~ PCIグループ企業紹介

エンベデッド ビジネス IoT/IoE
PCIソリューションズ ソリューション ソリューション ソリューション


当社グループの連結売上高の約90%を占めるソフトウェア開発事業会社。
参入障壁が高いといわれる自動車産業向け、通信端末、情報家電等の様々な電子機器を制御する組込み系(エンベデッド)ソフトウェア開発に強み。
一般事業法人向けソフトウェア開発においては、幅広い分野でお客様の需要に応えている。
システム開発だけでなくIT人材の育成を目的に教育にも力を入れ、システムと人の両面から顧客に最適なソリューションを提供。
加えて、組込み系(エンベデッド)ソフトウェア開発で培った技術を基に、自動車産業関連のIoT/IoEソリューションへも展開している。


ビジネス IoT/IoE
PCIアイオス ソリューション ソリューション


オープンソースソフトウェアを活用した、短期間且つ高品質な開発を得意とするソフトウェア開発事業会社。
オープンソースソフトウェアによるITシステム構築需要に応える他、業種特化した自社開発ソフトウェアパッケージを有し、その販売ならびに
当該業種の業務知識を活用したコンサルテーションも実施。
オープンソースソフトウェアとクラウドのノウハウを活かした再生可能エネルギー関連データ収集IoTデバイスや収集したデータ分析を行う。
クラウド運用サービスまで一括して受託するビジネスを担う。


IoT/IoE
Inspiration ソリューション


少数精鋭による高スキルエンジニア集団のソフトウェア開発事業会社。
自社で開発した開発フレームワークを活用した短期間開発が特色。
自動車販売店向けソフトウェア開発を得意としており、特にIoT/IoEソリューションとしてのWebサービスの構築・販売に強みを持つ。
自動車業界における豊富なサービス運用実績より生み出されたノウハウを基に、システム開発、Webデザイン、コンテンツ制作、
ヘルプデスク業務をワンストップで提供している。




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1.PCIグループとは・・・①これまでの「歩み」 ~ グループ沿革

2005年 2007年 2007年 2012年 2013年 2015年
4月 4月 7月 9月 6月 9月~現在

M&S
PCIホールディングス PCIホールディングス PCIホールディングス PCIホールディングス PCIホールディングス
(現PCIホールディングス)


アルファスタッフ アルファスタッフ
(現PCIアイオス) (現PCIアイオス)
合併

アイルネット アイルネット
PCIアイオス PCIアイオス PCIアイオス
(現PCIアイオス) (現PCIアイオス)


オープンソースジャパン
(現PCIアイオス)
売却

Profit Cube Profit Cube Profit Cube
(現グループ外) (現グループ外) (現グループ外)

設立

PCIソリューションズ PCIソリューションズ PCIソリューションズ


子会社化

Inspiration




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1. PCIグループとは・・・
②事業内容


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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1.PCIグループとは・・・②事業内容 ~ 概要


何をしている会社?
⇒ ソフトウェア開発を主力とした情報サービス事業
(お客様の要求に基づく受託ソフトウェア開発事業)

お客様は?
⇒ 主に B to B / 取引先(約200社)の多くは上場企業
及びその関連会社(売上上位20社の内、16社)


開発したソフトウェアはどこで使われているの?
⇒ 自動車、建機重機、モバイル端末、デジカメ、専用機器 等
⇒ 一般事業法人や金融機関の業務システム 等
⇒ 車載器、スマホ、太陽光発電モニタリングシステム 等 ※次頁参照


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1.PCIグループとは・・・②事業内容 ~ 3つの事業分野

IoT/IoEソリューション事業

車載器
放送局
次の「道の 集客
駅」で○○の 広告料 アップ
特売会をやっ
てます。
道の駅
寄って
みよう!
スマホ




エンベデッドソリューション事業 ビジネスソリューション事業




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1.PCIグループとは・・・②事業内容 ~ 事業の特徴




さらなる新規事業分野を開拓
当社グループの位置付け
エンベデッドソリューションの IoT / IoEソリューション
成長分野
開発実績を背景にIoT関連開
発を行う。
参入障壁は極めて高い。 ・ 自動車業界およびエネルギー業界向けIoTソリューションを開発。


製造会社との深いリレー エンベデッドソリューション 収益基盤
ションによる受注。顧客企
業との共同開発も実施。
参入障壁は高い。
・ 自動車、重機・建機、車載器、情報家電、モバイル端末、ネット
ワーク機器などの組込みシステムにかかるソフトウェアを開発。 (安定成長)

ビジネスソリューション
主に大手SIerから当社が得意
とする分野の開発を受注。
高い技術力
・ 金融、製造業、交通、放送等の幅広い業種へのITシステムを構築。
参入障壁は高くない。
・ ビジネスアプリケーションの開発およびその付随業務を展開。 の源泉
PCIホールディングスの事業基盤
技術力 「ソフトウェア開発力」×「アプリケーション開発力」×「通信・組込み制御技術」


知的 「プロジェクト
「豊富な開発実績」×「優良な顧客」×「モラルの高い社員」×
資本 管理体制」


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2. PCIグループの強み


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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2.PCIグループの強み ~ 株主価値創造プロセス(強みのチェーン)



1 2 3 豊富な 4
高い技術力 優良な顧客 高い定着率
開発案件

愚直に技術を追求する企業
約700名の 自動車関連、重機・建機、 IT投資の事業環境は良好。
特に、エンベデット開発実 文化、充実した社内教育制
家電メーカー、通信機器
IT技術者がソフトウェア
績を生かしたIoT関連
度により、離職率は業界平
開発プロジェクトを成功 等、日本が誇る先端
(注)を大幅に下
均の9.4%
に導きます。 企業様向けにシステム の開発に注力します。
開発を行っています。 回る水準(約4%)で推移。
(注)出所:厚生労働省 H25年雇用動向調査




8 株主価値の
7 6 共同案件の
5 高い
BPの増加
創造 獲得 継続取引
1~7 までの「強み」 ビジネスボリューム拡大の 高い継続的な取引実績は、 上位20社(内16社は上
ために、BP(注)との協業 場企業あるいはその関連
チェーンにより、 顧客企業が新規にプロ
は不可欠。当社グループは、
ジェクトをスタートする 会社)における契約
株主価値を創造 BPとのリレーションを深め
リピート率は100%。
開発体制を強化。 際のファーストコー
します。
ル獲得を実現します。 (注)14/9期の売上高上位20社における
15/9期の売上高増加率は5%(209
(注)BP:ビジネスパートナー 百万円)増となりました。


(注)各データは、2015年9月期末時点のもの



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2.PCIグループの強み ~ 株主価値創造プロセスを支えるプロジェクト管理体制




新規顧客 既存顧客


営業部門 開発部門

部長 部長 【プロジェクト】
課長 課長 リーダー
メンバー メンバー




・開発部門に工程管理専門の経験豊富な管理職を配置し不採算プロジェクトを極小化
・2016年9月期上期の不採算プロジェクト案件は1件のみ(戦略的先行投資案件を除く)
・徹底した開発工程管理で顧客からの信頼を獲得、売上高上位20社の契約リピート率は100%を達成




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3. PCIグループの成長性


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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3.PCIグループの成長性 ~ 新たなビジネス領域への挑戦

各種研究開発、エンベデッドシステム開発の豊富な実績で培ったIoT技術を応用し、新ビジネスサービスを提供する他業種企業と
協業しWin-Winの関係を構築。安心・安全・豊かな社会の実現に向け、新たなサービス領域へ積極的に挑戦します。



V-Low
マルチメディア放送


V2X(車車間通信)
・バスロケーションシステム
・非常時アドホック通信
PCIグループのIoT技術
アプリケーション開発力
「安心・安全・
×
組込み制御技術
×
豊かな社会」
通信技術

の実現
太陽光発電所向け
統合管理システム


情報
「Power Station」
当社グループの
セキュリティ分野
「PASERI」 確かな「技術力」

が支援します!
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1 V-Lowマルチメディア放送




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3.PCIグループの成長性 ~ V-Lowマルチメディア放送 1



2016年3月1日より、東京・大阪・福岡を皮切りに放送サービスが始まりました


V-Lowマルチメディア放送は、V-Low帯(地上アナログテレビ終了後に空いた
V-Low VHF帯の周波数跡地のうち、90MHz~108MHzの帯域を指す)の放送電波と
マルチメディア放送とは 通信回線を使用し、主に移動体端末向けに音声・映像・データ等のコンテンツ
の配信を行う新しい放送の形態です。

① 移動しながら情報が入手できるという携帯性・移動性
V-Lowマルチメディア放送 ② 輻輳なく不特定多数に対し同時に情報提供可能な一斉同報
の特色 ③ 放送地域を分割し、各エリアでのみ受信できるエリア放送も可能
④ 音声・映像・データなど様々な情報を組み合わせて提供

①車載器メーカーを中心に、デジタル化が進む自動車関連業界との関係強化
事業参入の狙い ②放送と通信の融合による最新サービス開発に携わる事で先行者メリットを享受
③放送、デジタルサイネージといった新分野への参入を通じた事業領域の拡大


①車載器向け共通モジュール
②コミュニケーションツール『A-ya』
③スマートフォン向けアプリ
当社の開発範囲 ④番組配信サーバ
⑤V-Lowマルチメディア放送へコンテンツを提供する
『アマネク・テレマティクスデザイン社』へ出資(他13社)

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3.PCIグループの成長性 ~ V-Lowマルチメディア放送の概要 1

V-Lowマルチメディア放送による新しいサービス

☆ 3月1日 プレ放送開始(福岡・東京・大阪)
☆ 4月18日 アマネク社が九州地方へ向けた通行実績情報の提供を開始
☆ 7月1日 本放送開始(予定)


マルチメディア放送 音楽や音声を含めたあらゆるものをデジタルファイ
ル化。ファイルには、位置情報を付加して、放送
音楽 という方式で一斉同時配信を行う。

お天気

交通情報
スマホ・タブレット
行楽情報

緊急放送

買い物情報

カーナビ・カーオーディオ
屋外サイネージ



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3.PCIグループの成長性 ~ 収益モデル 1

PCIグループにおける収益モデル




アマネク社からの
インカムゲイン
2020年

共通プラットフォーム
モジュールライセンス収益


新サービス対応
アプリケーション開発収益

共通プラットフォーム
カスタマイズ開発収益
共通プラットフォーム
モジュール保守収益



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2 V2X (Vehicle to X):車車間通信




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3.PCIグループの成長性 ~ V2X (Vehicle to X):車車間通信 2

V2Xとは、自動車(Vehicle)と他の様々な機器やもの(X)とを通信でつなげること。当社はV2Xを実用化する
為のV2Xユニットのソフトウェア開発と一般社団法人ゲートウェイ・アップ・ジャパン(会員:35企業・
団体4自治体 2016年3月15日時点)を通じてV2Xを活用した新サービスをお客様へ提案しています。


この先工事中!




ありがとう!

右折します!

車が来る!
気をつけよう!


左折します! 歩行中です
歩行者がいます! 直進注意!


気をつけます!
どうも!




前方渋滞
車左折!
気を付けてね!


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2 神戸市バスを情報通信基地とする実証実験




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3.PCIグループの成長性 ~ 神戸市バスを情報通信基地とする実証実験 2


2016年2月23日
「V2Xユニット」を搭載した「市バスを情報通信基地とする実証実験」が開始

☆ 昨年12月22日 バスロケーションシステム実証実験について記者発表
☆ 2月23日 実証実験開始(5月末までを予定)
☆ 4月18日 第一段階の結果及び第二段階の実証実験発表

PCIソリューションズが「実証事業主体」として参画
☆実証事業主体
神戸市、一般社団法人Gateway APP Japan、本田技研工業株式会社、株式会社ゼンリンデータコム、
ソフトバンク株式会社、PCIソリューションズ株式会社

☆今後の展開
・PCIソリューションズは、「V2Xユニット」を活用したソフトウェア開発に携わる「実証事業主体」
として参画
・第一段階の「リアルタイムの市バス運行情報をオープンデータ化(政令市初)」を実証中、
第二段階の「市バス車両にデジタルサイネージ・車外カメラを設置した更なる情報発信」実証を予定

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3.PCIグループの成長性 ~ 神戸市バスを情報通信基地とする実証実験 2


神戸市バスにおける「V2X」ユニットの運用・利用イメージ
(安心・安全・豊かな社会)

利用市民へのバス運行情報発信

コミュニケーショサーバー
Internet




V2X
ユニット


営業所
Wi-Fi

ココ!
ヘッドセット
PC端末



タブレット ココ!
・バス内の安心・安全を営業所に通知
・道路情報を営業所に通知

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2 総務省 研究会への参画




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3.PCIグループの成長性 ~ 総務省 研究会への参画 2


「非常時のアドホック通信ネットワークの活用に関する研究会」が発足

☆ 1月20日 研究会開催の報道発表
☆ 1月から開催し、6月を目途に一定の取りまとめを予定


総務省は、大規模災害の発生時等に、自動車に搭載された通信システムやスマートフォンの無線LAN
機能等を利用してアドホックにネットワークを構築し、活用する際の技術的課題について検討を行う
ため、「非常時のアドホック通信ネットワークの活用に関する研究会」を開催。




☆主な検討事項
(1)災害時に求められる通信サービスのイメージ・ユースケースと、その実現手段
(2)アドホックネットワークにおける情報伝送・制御機能への要求条件
(3)アドホックネットワーク構築のための技術的課題の整理と解決の方向性 等
※検討に当たり、無線方式については中立的に取り扱う



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3.PCIグループの成長性 ~ 総務省 研究会への参画 2


「非常時のアドホック通信ネットワークの活用に関する研究会」が発足

☆研究会構成員 (主査)東京工業大学大学院 理工学研究科 教授 高田 潤一

東京大学 生産技術研究所教授 大口 敬

(国研)情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所
三浦 龍
ディペンダブルワイヤレス研究室長

(株)トヨタIT 開発センター 研究部 シニアリサーチャー 大西 亮吉

本田技研工業(株)四輪事業本部 事業企画統括部
大石 康夫
グローバルテレマティクス部 サービス研究開発室 TC/技師
(株)NTT ドコモ R&D イノベーション本部
堀口 賞一
サービスイノベーション部 担当課長
ソフトバンク(株)プロダクト本部 法人プロダクト企画部
松本 善徳
プロダクト企画3課 課長

(株)KDDI 研究所 執行役員 研究プロモーション部門担当 田中 英明

日本電気(株) システムデバイス事業部 技術部長 渡邉 敏博

沖電気工業(株)社会システム事業本部
浜口 雅春
交通・防災システム事業部 無線技術研究開発部 部長

PCI ソリューションズ(株) 執行役員 研究開発事業部 事業部長 清宮 幸夫
(順不同、敬称略)


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3.PCIグループの成長性 ~ 総務省 研究会への参画 2




(出所)総務省HP http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/adhocnw/02kiban05_03000226.html

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3 再生可能エネルギー




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3.PCIグループの成長性 ~ 再生可能エネルギー:Power Station 3

Power Stationは、再生可能エネルギー発電所の運用・維持管理業務(O&M業務)を支える統合管理システムです。
当社のIoT技術を活用し入手したさまざまな情報を収集・分析することにより、機器トラブルを早期発見し、発電量の最大化を実現します。
更には20年にわたる長期運用期間中のインシデント情報を蓄積・分析・対応することで、収益の安定化にも寄与します。

・当社は発電所の開発段階から関与しており、発電所の特徴を反映した分析が可能
当社の強み・ ・大手コンサルファームと開発・発電事業者と当社(IT分野)の3社一体での関係を強化してお
事業の特徴 り、開発プロジェクトのパイプラインが豊富
・再生可能エネルギー発電所は長期運転が前提であり、一度受注すると当社の長期安定収入となる


Power Stationを用いた再生可能エネルギー発電所運営の仕組み 主な機能

 ストリング単位の発電状況管理
再生可能エネルギー  時間・日・月別の発電状況管理
発電所
 顕在化した故障の検出
 ビッグデータ分析による潜在故障の推測
発電所の発電量
発電所の将来収益が安定  インシデント管理
最大化を実現
遠隔監視

データ
受注見通し
蓄積・分析
 2015年9月 2拠点(実績)
 2016年9月 第2四半期1拠点(実績)
クラウドを活用し、
遠隔監視システムが
インシデント情報を 期末累計6拠点(見通し)
機器トラブルを早期発見
蓄積・分析
 ~2018年各期 3~5拠点(見通し)


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4 情報セキュリティ分野




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3.PCIグループの成長性 ~ 情報セキュリティ分野「PASERI」 4


2015年12月9日
株式会社TCSI との協業ならびに秘密分散ソリューション取り扱い開始
PCIソリューションズ株式会社が、株式会社TCSI(東京都渋谷区)とセキュリティソリューション分野における協業を開始いたしました。TCSI 社は、利便性や
生産性を損なわないセキュリティソリューションを強みとしており、秘密分散ソリューション「PASERI(パセリ)」(以下、PASERI)を開発しております。
TCSI 社と開発、販売面で協業することにより、当社ソリューションの選択肢の1つとしてPASERI の取り扱いを開始。当社がこれまで培ってきた技術を、セ
キュリティソリューション分野においても役立てることを目的としております。




元の情報を暗号化・複数片に分割

異なるデータセンターに保存




画期的なセキュリティ技術 秘密分散
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4. PCIグループの過去3ヵ年の業績と
中期見通し


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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4.PCIグループの業績状況 ~ 過去3ヵ年の売上高・経常利益の推移

・2013年9月期以降、売上高・経常利益ともに堅調に推移
・2015年9月期は、売上高・経常利益ともに過去最高を記録
・2016年9月期(当期)は、売上高・経常利益ともに過去最高を計画。
第2四半期も、計画通りに進捗。
(百万円)




売上高 6,782 6,906 7,853 8,450
(前期比) - 1.8%増 13.7%増 7.6%増
経常利益 36 436 544 580
(前期比) - 1103.2%増 24.9%増 6.5%増
経常利益率 0.5% 6.3% 6.9% 6.9%

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4.PCIグループの業績状況 ~ 中期見通し

中期ターゲット
中期ターゲット
売上高成長率 5 ~ 20%
売上高総利益率 20 ~ 30%
経常利益
営 業 利 益 率 6 ~ 10%
(IoT/IoE事業による利益創出イメージ図※)


インカムゲイン

サイネージ


ライセンス収入




既存事業による経常利益




20年9月期

※IoT/IoE事業による利益創出イメージ図は、現在織り込んでいないV2Xユニット、V-Lowマルチメディア放送等の新しい取り組みに
係る収益を反映させた予想値をグラフ表示しているものです。当該事業の今後の拡大規模や展開スピードにより大きく変動することが予想
されるため、当社計画値を表するものではありません。



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5. PCIグループの株主還元


2016年9月期 PCIグループ - Motto -
『 上場企業としての自覚を持ち、
お客様、ビジネスパートナー等と共存共栄を図り、
更なる飛躍を目指し、社会から信頼される企業となる 』



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5. PCIグループの株主還元 ~ 配当方針


株主還元方針

経営基盤の長期安定化に向けた財務体質の強化と今後の事業展開に備えるため
の内部留保を確保しつつ、安定した配当を維持継続し、業績に裏付けら
れた更なる配当水準の向上を図ることで株主への利益還元を行うことを基
本方針としております。
[上場後の連結配当性向の目安:30%~50%]

過去の配当実績
当社では、業績が安定してきた2013年9月期より上記基本方針に基づき配当を実施してまいりました。

2013年9月期 2014年9月期 2015年9月期 2016年9月期
(実績) (実績) (実績) (計画)
(未上場時) (未上場時)
年間配当金 65円 70円 80円 80円
(普通配:70円) (分割換算後:40円)
(記念配:10円)
※当社は、2015年3月23日付で1:100の株式分割を行っており、2013年9月期および2014年9月期は調整後の金額を表示しております。




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まとめ

私の想い
・お客様、ビジネスパートナー、従業員、その他ステークホルダーの皆様に恵まれて上場することがで
き、ようやく「スタートライン」に立たせていただいた。
・今後も引き続き、ステークホルダーの皆様とともに当社グループの「持続的な成長」と「中長期的
な 企業価値の向上」を図ってまいりたい。
・初心を忘れることなく、同じ価値観を共有できる「真に実力のある」会社と一緒に成長を図ります。
・誠実に、正しく、愚直に事業に取り組み、『安全・安心・豊かな社会』に当社グループの技術力が
少しでも貢献できるよう努力してまいります。

事業のキーワード

□エンベデッド(組込み系システム開発) これらのキーワードを
・自動車、家電製品等には様々なソフトウェアが組み込まれております。 目にしたら、耳にしたら


「PCI」
□V-Lowマルチメディア放送
・2016年3月1日より放送が始まりました。


□V2X(車車間通信) を思い出してください。
・今後、様々な場面での活用が期待されております。(神戸市バス)

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<参考>2016年9月期 第2四半期業績資料




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(1)2016年9月期 第2四半期決算 事業別の売上高・売上総利益実績

エンベデッドソリューション事業 ビジネスソリューション事業 IoT / IoE ソリューション事業
~安定した事業環境が継続~ ~BP強化で事業規模が拡大~ ~自動車向けを中心に好調に推移~

■ グループのエンジニアリング力を活か ■ 大手SIer(システムの企画、構築、運 ■ 平成28年3月から放送が開始された
した開発実績を背景に、安定した事業 用サポートを全て請け負う業者のこと) 「V-Lowマルチメディア放送『i-dio』」
環境が継続。 を通じた金融機関向け案件の受注が伸長。 に係る共通プラットフォーム及びソフト
■ 得意とする車載関連、重機・建機関連 また第1四半期に新規案件として受注し ウェアモジュール開発を推進(P18-20)。
等の自動車産業向けは、既存顧客から た流通系案件も好調にスタート。 ■ 神戸市によるバスロケーションシステム実
証実験に利用される「V2Xユニット」を活
のカーナビゲー ション関連開 発及び ■ 自社開発パッケージ製品は、クラウド
用したソフトウェア開発を推進(P22-25)。
チップセット開発等の受注が計画通り 型業務パッケージソフトウェアのリプ
■ エネルギー業界向けソリューション等は、
に推移。 レース案件を追加受注。 自社ソフトウェア製品である統合管理シス
また第1四半期に新規案件として受注 ■ POSシステム関連機器販売は、インバ テム「Power Station」を導入した太陽光
した車載系ECU(自動車の電子制御装 ウンド需要による免税店舗の出店増が寄 発電所の3拠点目を受注(P31)。
置のこと)モデルベース開発も好調に 与し堅調に推移。 ■ 自動車販売店向けソリューションは、既契
スタート。 約先の保守及びシステム機能改修が増加。



売上高
構成比 46.9 43.1 10.0
(4,262百万円) 前期末7%から
10%へ上昇

売上高総利益 44.8 41.3 13.9
構成比
(1,033百万円)

0% 20% 40% 60% 80% 100%
エンベデッド ビジネス IoT/IoE

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(2)連結損益計算書


2015年9月期 2016年9月期
1Q 通期
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 上期
(百万円) (参考) (計画)
売上高 1,910 2,028 1,946 1,967 2,063 2,198 4,262 8,450

 売上原価 1,494 1,574 1,471 1,550 1,584 1,643 3,228 6,541

売上総利益 415 454 474 417 479 554 1,033 1,909
 販管費 275 278 342 317 318 342 661 1,329

営業利益 139 175 131 100 160 212 372 580

 営業外収益 6 2 2 0 2 10 12 6
 営業外費用 0 1 1 9 1 1 2 6
経常利益 145 175 133 90 161 221 382 580

税前利益 144 175 133 59 161 221 382 580

 法人税等 64 71 48 △2 56 63 119 220
親会社株主に帰属

する当期純利益


※1.2015年9月期第1四半期は参考数値。
2.2015年9月期第4四半期実績は、通期業績と第3四半期累計額の差額値。




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(3)連結貸借対照表


2015年9月期 2016年9月期
1Q
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
(百万円) (参考)


流動資産 2,418 2,451 2,357 3,087 2,962 2,864

固定資産 330 323 330 198 310 470
資産合計 2,748 2,774 2,688 3,285 3,273 3,335



流動負債 1,458 1,375 1,199 1,096 1,105 1,005

固定負債 61 65 70 74 77 82

負債合計 1,519 1,441 1,270 1,171 1,183 1,087

純資産合計 1,228 1,333 1,417 2,114 2,090 2,248

負債純資産合計 2,748 2,774 2,688 3,285 3,273 3,335


※ 2015年9月期第1四半期は、参考数値。




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(4)連結キャッシュ・フロー計算書

2015年9月期 2016年9月期
(百万円) 上期 通期 上期 通期(予想)

営業活動によるCF △ 297 250 △ 160 352

税金等調整前当期純利益 320 512 382
減価償却費 17 32 16

のれん消却額 2 5 1
売上債権の増減額 △ 244 △ 68 △ 297
たな卸資産の増減額 5 △1 2
仕入債務の増減額 45 64 73
その他 △ 445 △ 295 △ 340
投資活動によるCF △ 22 56 △ 195 △ 223

有形固定資産の取得 △8 △ 12 0
投資有価証券の取得 0 △ 10 △ 85

その他 △ 13 79 △ 109
財務活動によるCF 14 275 △ 128 △ 128

長短借入金の返済 0 △ 250 0
株式発行による収入 0 636 5
配当金の支払額 △ 95 △ 95 △ 133
その他 109 △ 14 0



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<参考>用語集




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(1)用語説明 ~ エンベデッドシステムとは

エンベデッドシステム(組込みシステム)は、スマートフォンや自動車、家庭用電子機器・医療機器・産業用機器等、
「制御」を必要とするあらゆる製品に内蔵されているコンピュータシステムです。
身の回りの多様化する様々な製品に、当社グループの最先端技術が数多く活用されています。
このエンベデッドシステム開発は当社が最も得意としている分野であり、当開発で培った通信制御技術・組込み制御技術を応用したものが、
IoT/IoEソリューション事業にも活かされています。


お客様(主に製造業者) カーナビ 自動車 スマートフォン デジタルカメラ
タブレット
〇〇な機能を開発して 開
欲しいなぁ 発 • アクセルを踏むとガソリ


ン噴射量を制御する機能 • 画面上のアイコン・ボタン
• エンジン、エアコン等の • ディスプレイ表示の仕組み メニュー等を操作する機能
例 • タッチパネルで画面を
制御機能
• センサーによる自動駐車


アプリケーションの基盤
データ通信機能
• シャッターを押してフォー
カスを合わせる機能
切り替える機能 機能 • 電波を切替える機能 等々 • 画像処理機能 等々



要 製品にチップセット組込み

定 納品

発注 ・
基 システム開発 開発したプログラムを

高い参入障壁 設 チップセットに格納
製造業者はリコールリスクを回避する 計 詳細設計
ため実績・信頼ある企業にのみ発注 ↓ チップセットとは、ある機能
プログラミング を実現するための集積回路の
↓ 組み合わせのこと。ソフト
ウェアの開発力でハードの複
テスト
雑な機能を実現する。

多岐にわたる機能を必要とする機器のシステムは、最先端技術を駆使し、
複数のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせて開発しています。
※上記は一例になります。上記以外にも当社グループは幅広い技術でお客様のニーズにお応えしております。


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(2) 用語集

IoT(Internet of Things)
コンピューター等の情報・通信機器だけでなく、センサーや家電など様々な「モノ」をインターネットに接続させ、通信させることで、
遠隔計測、自動認識や制御等を行うこと。

IoE(Internet of Everything)
IoTよりも広い概念。ヒト・モノ・プロセス・データ等がインターネットにつながり、相互に通信が可能となる技術や状態、仕組みのこと。

フィンテック(FinTech, Financial Technology)


BP
ビジネスパートナー企業やその技術者。

V-Lowマルチメディア放送
V-Low帯(地上アナログテレビ終了後に空いたVHF帯の周波数跡地のうち、90MHz~108MHzの帯域を指す)の放送電波と通信回線を使用し、
主に移動体端末向けに音声・映像・データ等のコンテンツの配信を行う新しい放送の形態。

V2X(Vehicle to X)
自動車(Vehicle)と他の様々な機器やモノ(X)とを通信でつなげること。

プル型・プッシュ型情報配信
プル型情報配信とは、デバイスがインターネットに繋がったサーバーに対し情報取得をリクエストしてデータを取得すること。
プッシュ型情報配信とは、サーバー側が一方的に情報を配信しデバイスに表示する仕組みのこと。

O&M(Operation & Maintenance)
運用・保守。

デジタルサイネージ(Digital Signage)
デジタルサイネージとは、商業施設や駅、店頭、公共空間等で、ネットワークに接続したディスプレイで映像や情報を表示するシステムのこと。

オープンソースソフトウェア(Open-Source Software)
ソフトウェアの設計図にあたるソースコードをインターネット等により無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行える
ソフトウェアのこと。


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注意事項


本資料のいかなる情報も、弊社株式購入や売却などを勧誘するものではありません。本資料に記載され
ている業績予想及び将来の予測等に関する記述は、資料作成時点での入手された情報に基づき弊社で判
断した予想であり 潜在的なリスクや不確実性が含まれております。従いまして、実際の業績は様々な要
因により、これらの業績予想とは異なることがありますことをご承知おき下さい。万が一この情報に基
づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供者は一切責任を負いかねますのでご承知お
き下さい。




お問い合わせ先
PCI ホールディングス株式会社 グループ戦略室
Phone 03-5633-7940
E-mail ir@pci-h.co.jp

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綾(あや)取りのようにみんなで情報をつなぎたい。
そんな思いが『A-ya』の原点です。
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A-yaリコメンド
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興味カテゴリ:ビジネス

・ PCIソリューションズ

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システム構成
●クライアント側 ●サインボード側
スマートフォン (Bluetooth LE要対応) • Android5.0以上のOSで動作するPC+ディスプレイ
・Android4.4以上 • Android5.0以上のOS搭載タブレット
・iOS 9.02以上 のいずれか一つ
A-yaモジュールの入った ※A-yaコンテンツマネージャをインストールします。
アプリケーションをインストール。

ディスプレイ




Android5.0以上の
Android5.0以上の OS搭載タブレット
スマートフォン OSで動作するPC

●コンテンツ
コンテンツ、ランディングページ
などはお客様ご用意となります。 本製品に関するお問合わせ先
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テキスト TXT
TEL:03-5633-8260
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