データセクション、ベトナム国内においてAI(人工知能)活用サービスを提供開始

プレスリリース



2016 年 9 月 14 日
データセクション株式会社



データセクション、ベトナム国内において AI(人工知能)活用サービスを提供開始

~日本国内大手企業に多数導入実績のある技術をアジアへ展開~



データセクション株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:澤 博史、以下「データセクション」)
は、子会社 DATASECTION VIETNAM CO.,LTD(本社:ベトナム・ハノイ市、代表取締役社長:グエン・タ
イン・コン、以下「データセクションベトナム」)と共に、ベトナム国内にて、日本国内において既に実績を持つ AI(人
工知能)を活用したサービス(以下「本サービス」)の展開を致します。
本サービスの中でも、特に教師データを基に画像分類する「AI 画像解析サービス」は第三者の精度判定で98%
を超える結果を出しており、現時点で世界トップクラスの技術であると考えております。また、テキストでなく画像を主
体とした分析のため、言語障壁のないボーダレスな技術であることに着目し、早い段階でのサービスの実用化を推し
進めてまいります。
既にベトナム国内では、官公庁や大手飲料メーカーが本サービスの導入検討を開始しており、今後はアジア各国で
の展開を目指してまいります。


【1】背景
ベトナムは国民の平均年齢が約 28 歳と若く、若者を土台とした人口ピラミッドが形成されています。また、2029 年
には人口が 1 億人を突破すると予測されており、今後の内需拡大が非常に期待されている国でもあります。順調な
経済発展を背景として国民の所得も増加しており、都市部では高級ブランドショップや、高級ショッピングモールなど
も次々に登場しております。
また、日本のオフショア開発相手国としてはインドを抜いて第二位と堅調な伸びを見せている一方で、近年は平均
賃金や物価の上昇の影響を受け開発コストが増大しています。これは、ベトナムの経済発展とともに東南アジアの
有力なオフショア拠点から、一つの独立した市場に変化してきていることの表れと考えております。
このように急激な伸びをみせるベトナム市場において、データセクションの AI 技術は、官公庁や消費者向けメーカー
がさらなる発展を遂げるために欠かすことのできない要素になると考えております。


【2】今後の展開
・ベトナムにおける展開
ベトナムではここ数年でいくつもの新しいリゾートホテルが建設されるなど、東南アジアにおける人気観光スポットとして
注目が集まり、諸外国からの渡航者が急増しております。また、9X 世代と呼ばれる 1990 年代生まれの若者たち
が、伝統や習慣にとらわれることない独自のスタイルで新たなムーブメントを創造しています。それらの流れで新たな
需要が創出されてきていることから、今後次のようなシーンでの活用を想定しております。
① 自動車産業における価値創出
バイクが主な交通手段であるベトナムでは、交通事故による死亡事故が年間 9,000 人、負傷者は 24,000
人にも及びます。しかし、交通事故の件数に対して、自賠責保険の加入率は 20%程度と思わしくありません。
自動車はまだまだ一般の生活者にとっては日常的ではありませんが、経済成長と共にその販売台数は確実に
伸びております。自動車保険の AI による適切な保険の提案や料金算定に大きな需要があると考えております。
また、外国人旅行者に対するアンケートで、ベトナムで悪い印象を受けた問題として 4 割の人が交通の安全性
を挙げています。AI による自動運転技術と共に普及させることが観光産業のさらなる活性化に繋がると考えて
おります。
② わいせつ表現フィルタリング
ベトナムではわいせつ表現となる基準が厳しく、例えば日本では通常販売されている週刊誌の写真レベルでも
法律違反となり処罰される可能性があります。また、ベトナムではウェブコミックが若者を中心に急速にユーザーを
獲得しており、クラウドファンディングの導入で読者が作品に出資するなど市場が過熱しています。これらの不適
切とされる情報の識別に AI 画像解析技術を適用できるものと考えております。
③ 化粧雑貨市場の拡大
ここ数年で化粧品に大きくお金を使う女性が増えてきており、世界的なアッパーブランドからミドルブランドまで幅
広い層が高級ショッピングモールを中心に展開してきています。それらのためのマーケティングインサイト調査だけで
なく、例えば消費者の肌質に合った化粧品、肌色に合わせたファンデーションを AI でサジェストすることで、販売
促進に繋がるものと考えております。


・周辺諸国における展開
上記ベトナムでの事例も踏まえ、同様に東南アジア最大級の乗用車市場であり、化粧品売り場が拡大の一途を
辿っているマレーシアや、大規模かつ旺盛な消費市場を有するタイなど、周辺各国にも同様のサービス展開を図って
まいります。


【3】今後の見通し
本業務提携がデータセクションの当期の業績に与える影響は軽微である見通しです。今後、データセクションの業績
に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には、速やかにお知らせいたします。

【4】組織紹介
データセクション株式会社(東京証券取引所マザーズ市場:証券コード 3905)
本社所在地:東京都渋谷区渋谷 2-17-2 太陽生命渋谷ビル 7 階
代表者:代表取締役社長 CEO 澤 博史
設立:2000 年 7 月
資本金:512,332 千円 (2016 年 6 月 30 日現在)
事業内容:消費者マーケティング事業 / 風評リスク対策事業 / 画像解析事業 / ソリューション開発事業
海外 SNS 分析事業
URL : http://www.datasection.co.jp/
DATASECTION VIETNAM CO.,LTD
本社所在地:5th floor, TechnoSoft Building, Duy Tan str., Cau Giay distr., Hanoi,Vietnam
代表者:代表取締役社長 グエン・タイン・コン
事業内容:東南アジア地域での SaaS サービス・リサーチコンサルティング・ソリューションの各事業展開拠点/開発
拠点
URL:http://datasection.com.vn/

■本リリースに関するお問い合わせ先
データセクション株式会社 広報担当
TEL: 03-6427-2565(代表)
E-mail : info@datasection.co.jp

■本リリースについて
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