トヨタ自動車北海道が「ASTERIA Warp Core」でデータ連携基盤を構築

報道発表資料
2024 年 3 月 27 日
アステリア株式会社

トヨタ⾃動⾞北海道 が「ASTERIA Warp Core」でデータ連携基盤を構築
既存の会計システムと Box 連携だけで電⼦帳簿保存法への対応を実現
ノーコードによる開発の内製化で⽇常的なシステム変更等にも柔軟に対応︕

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社
長:平野 洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、企
業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で
17 年間シェア No.1※1を継続している「ASTERIA Warp」
(アステリアワープ、以下 Warp)シリーズのサブスクリプ
ション版「ASTERIA Warp Core」(アステリアワープコ
ア、以下 Warp Core)が、トヨタ自動車北海道株式会社(本
社:北海道苫小牧市、代表取締役社長:北條康夫、以下 トヨ
タ自動車北海道)に採用されたことを発表します。
■「Warp Core」導入背景と今後の取り組み
トヨタ自動車北海道は、道内唯一のトヨタ自動車のものづくり拠点として駆動ユニットを国内
外の車両工場に供給し、低燃費かつ環境にやさしいクルマづくりに貢献しています。2023年には
DX企画推進室を立ち上げ、自動車部品製造業務における業務のデジタル化や人材強化に向けた
DXを推進しています。
2024年1月に完全義務化となった「電子帳簿保存法」への対応や現場業務の効率化を検討する
中、従来の運用体制や新サービスの導入には以下のような懸念がありました。

・法改正に対応するための新たなサービス導⼊によるコストや作業⼯数の⼤幅な増加
・各部署で独⾃に作成したExcelやAccessの利⽤による弊害(属⼈化・データ量等の肥⼤化)
・連携基盤に柔軟性がないためシステム変更のたびにRPA※2ツール等の異常動作が頻発

これらの懸念を解消しながら電子帳簿保存法への対応をスムーズに進めるために、既に導入し
ていたコンテンツクラウド「Box」や既存の会計システムを基軸にしたソリューションの構築を決
定。また、Boxとの連携実績が豊富なWarp Coreを採用し、これらのシステムやサービスの連携を
ノーコードで構築しました。これにより、会計システムからBoxに毎月の請求書などの電子帳簿を
自動で集約・格納するデータ連携基盤を約2ヶ月で構築し、電子帳簿保存法への対応を短期間かつ
低コストで実現しました。

システム概要イメージ図





また、あらかじめ装備されている100種類以上のアダプターやテンプレートで、多様なファイル
やデータがノーコードで連携可能なことから、ExcelやAccess※3と各種データベースとの連携基盤
をノーコードで構築。属人化の解消や、従来RPAで行っていた入力業務も自動化することでパフ
ォーマンスの安定化にも成功しました。
トヨタ自動車北海道では、Warp Coreの導入により、新たに発生するシステムの変更や法改正
などにも迅速に対応可能なデータ連携の内製体制の構築にも成功。今後はプログラミング知識を
持たない人員を含めた開発体制の構築も視野に入れ、人材強化と各現場業務における業務効率化
やDXを推進する方針です。
■今後の Warp ビジネスの展開
アステリアの Warp はあらゆるシステムやデータを連携するデータ連携ミドルウェアとして幅
広い業種の企業に導入されています。最近では、インボイス制度や改正電子帳簿保存法などの法
規制への対応に伴う連携ニーズなど、新たな引き合いも拡大。2023 年 7 月には導入社数 1 万社を
突破、企業データ連携市場で 52.2%のシェアを獲得しています。
今後も、多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともにノーコードの特長
を生かし、IT 人材不足解消など社会課題解決に向けたデータ活用を支援し、業務の効率化・自動
化等の推進に貢献してまいります。今後も市場シェアをさらに拡大していきながら、あらゆる業
界の DX 推進に貢献してまいります。

※1:出典/テクノ・システム・リサーチ社「2023 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」
EAI/ESB は、それぞれ Enterprise Application Integration、Enterprise Service Bus の略で企業内外のデ
ータ連携を司る製品カテゴリーを指す。
※2:ロボティック・プロセス・オートメーションの略。ソフトウェアロボットにより業務プロセスを自動化する
仕組み
※3:マイクロソフトが提供する データベース管理システムソフトウェア

<事例掲載 URL:https://www.asteria.com/jp/warp/case/c_tmh/ >
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■『アステリア株式会社』について( Web サイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」を
コンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企
業です。基幹製品の ASTERIA Warp は、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連
携できる製品として、1 万社(2023 年 8 月 1 日現在)を超える企業に導入されています。その
他、商談支援アプリ Handbook X は、資料や動画、Web サイトなどあらゆる情報をアプリにまと
めて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツール Platio は誰でも簡単に自社の業務
に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノード統合プラッ
トフォーム Gravio はノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理
を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DX や業務の効率化を
推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に
参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動
にも取り組んでいます。


■『トヨタ自動車北海道株式会社』について( Web サイト https://www.tmh.co.jp/ )
オートマチックトランスミッションや CVT 車など駆動ユニットを国内外の車両工場に供給し、
トヨタ自動車のクルマづくりに」貢献している。


■『ASTERIA Warp』について( Web サイト https://www.asteria.com/jp/warp/ )
EAI/ESB 製品の国内市場において 17 年連続シェア No.1 製品である「ASTERIA Warp」は、
異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メイン
フレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変
換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。Warp Core
は、Warp の厳選された機能を初期費用 0 円、月額 30,000 円からのサブスクリプション形式で
「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化
やデータ活用を実現します。


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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR 部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297 / 携帯電話:080-7709-5212 (齋藤)/ E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部:東出武也
TEL:03-5718-1250 / E-mail:pm@asteria.com
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