通信インフラを支える「NTT東日本-南関東」がPlatioを導入

報道発表資料
2022 年 6 月 16 日
アステリア株式会社

通信インフラを支える「NTT 東日本-南関東」が Platio を導入
独自アプリ「“匠の技”記録アプリ」で熟練技術者の技能伝承を DX
業務効率化で 1000 時間/年 の工数削減 & ノーコードにより僅か2日でアプリ完成

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野
洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコード※1
のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が NTT 東
日本グループ企業、株式会社 NTT 東日本-南関東(本社:東京都
港区、代表取締役社長:熊谷敏昌、以下 NTT 東日本-南関東)に導入され、経験者のノウハウの
継承や現場状況報告の効率化等により年間 1000 時間の業務工数を削減したことを発表します。

■NTT 東日本-南関東が「Platio」を導入した背景と効果
NTT 東日本-南関東はネットワークサービスの提供
や、電気通信設備の構築・管理・保守を手掛ける情報
通信企業として私たちの通信インフラを支える企業で
す。日常的に行っている掘削工事への立会※2では、電
線や光ケーブルが埋設されている管路※3の埋設位置を
工事業者に正確に伝えて、電線等への干渉などの不慮
な事故を防止する必要があります。
しかしながら、道路の拡張などさまざまな工事が繰
確認した現況の情報を、
り返された現場では、管路の埋設位置が図面と異なる 現場からすぐにスマホで報告する様子
ケースが発生することがあります。こうした事態に対応
するには、熟練技術者の経験による埋設位置の判定が重要視される一方で、技術者の高齢化に伴
い技能伝承が切実な課題となっています。
従来の技能伝承では、ベテラン技術者から現場で聞いたポイントを帰社後にパワーポイントに
入力するなど、口頭による引き継ぎが中心でした。そこで、効率をより高めるために、現場で手
軽に記録できるアプリや、他の技術者とも簡単に共有できるツールの導入を検討していました。
検討の結果、NTT 東日本-南関東は、熟練技術者の経験やノウハウを共有するツールとして、初
期費用無料・月額 2 万円の低コストかつ短期間で現場のニーズに合わせたアプリを簡単に作成す
ることができる Platio の導入を決定。プログラミング経験のない設備部の社員が独自の「“匠の
技”記録アプリ」を僅か 2 日で作成し、2021 年 12 月から運用を開始しました。



<「“匠の技”記録アプリ」の概要>
工事現場の状況の履歴確認から報告までを
Platio アプリで完結、現場対応力を向上。

・熟練技術者による現場対応時の注意点を
現場ですぐに入力し、共有
・GPS 情報や写真添付により情報の精度を向上
・地図から過去の工事履歴もアプリ上で検索可能
写真とテキストで 地図から過去の
熟練技術者のノウハウ共有 工事履歴をすぐに検索





このアプリを使って、熟練技術者による各現場での“匠の技”や現場対応時の注意点をスマー
トフォンで入力。写真とコメントを組み合わせたすぐに役立つノウハウ集として、他の技術者と
も即座に共有されます。登録内容は GPS 情報と紐付けられ、高精度な位置情報も記録。Platio
は、質の高い情報を確実に記録し手軽に共有する、匠の技能伝承の DX を実現しました。さら
に、図面と現場の道路状況が異なるケースでも、アプリに蓄積された工事記録を活用すること
で、イレギュラーな事態への現場における対応力が強化されるだけでなく、若手技術者の育成強
化にも役立っています。
「“匠の技”記録アプリ」は技能伝承にとどまらず、アプリ上で現場から工事状況の報告も完
了することができます。従来までは、パワーポイントに必要事項を記録するなどパソコンによる
作業が伴いましたが、報告業務がスマホ入力のみで完結したことで 1 年間で 1000 時間もの業務工
数削減に成功しました。
NTT 東日本-南関東では今後、地図データを軸に立ち合い指示や業務マニュアル、図面、工事履
歴など、関連する情報を統合的に確認できるアプリへの改善を予定、さらなるノウハウの伝承を
通じて若手の積極的な育成に取り組む方針です。
■NTT 東日本-南関東によるユーザーコメント

現場業務において、データ活用による新たな価値創出に繋がるような DX を推進したいと、
Platio を導入しました。Platio は想像以上に使いやすく、サポートもとても親切で今回の事
例に限らず様々な業務に活用できると感じています。
アプリ開発と聞き敷居が高く感じましたが、2日でアプリができました。アジャイルで開発
できて便利です。Platio を活用したカイゼン動画が社内で高く評価され、社内表彰も受けま
した。蓄積したノウハウやデータを活用することで、若手でもすぐに現場に適応できると考
えています。
株式会社 NTT 東日本-南関東
茨城支店 設備部長 兼 渉外部長 DX 推進アドバイザー 佐々木 理 氏
茨城支店 設備部 水戸サービスセンタ 畠中 翔司 氏

■「Platio』の今後の展開
Platio は、各企業独自の業務アプリをノーコードで作成し僅か 3 日間で運用開始することがで
きることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。現場業務のデジタル化
とプロセス改善により、現場の DX 推進にも大きく貢献しています。2020 年度は対前年比約 3 倍
の増収を記録しましたが今期もそのトレンドは継続中で、現場業務のアプリ化による業務プロセ
スの効率化を支援しています。Platio は、2022 年度末までに 500 件の採用を目指しています。
<事例掲載 URL:Platio> https://plat.io/ja/case/ntt-minamikanto
※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することが
できる Platio は、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の
運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。
※2:その場で起こる事実を見とどけるため同席すること
※3:光通信や電線などのケーブルを地下に埋設するためのパイプ


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■『株式会社 NTT 東日本-南関東』について( Web サイト http://www.minamikanto.ntt-east.co.jp/ )
東日本電信電話株式会社および他の会社などに対する受託業務、その他の業務など。

■『アステリア株式会社』について( Web サイト https://www.asteria.com/ )
アステリア株式会社(2018 年 10 月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコン
ピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の
ASTERIA Warp は、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェア
で、大企業、中堅企業を中心に 9,664 社(2022 年 3 月末現在)の企業に導入されています。また、
Handbook は、営業資料や会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運
べるサービスのスタンダードとして、1,647 件(2022 年 3 月末現在)の企業や公共機関で採用されて
います。



■『Platio』について( Web サイト https://plat.io )
Platio は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用でき
るクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場
における IT 化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platio で作成したアプリ
は、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に
保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データ
の変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高
価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018 年度 グ
ッドデザイン賞」を受賞しています。
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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR 部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL : 03-5718-1297 / 携帯電話 : 080-7709-5212 (齋藤)/ E-mail : press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL : 03-5718-1250 /E-mail : platio-pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio はアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。





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