東南アジアでの「2019年度 みちびき(準天頂衛星システム)を利用した実証実験」に採用決定

2019 年 11 月6日


各 位
会 社 名 日 本 アジアグループ株 式 会 社
代表者名 代表取締役会長兼社長 山下 哲生
(コード番号 3751 東証第一部)
問合せ先 取 締 役 渕田 隆記
TEL (03)4476-8000(代表)


東南アジアでの「2019 年度 みちびき(準天頂衛星システム)を
利用した実証実験」に採用決定

当社の連結子会社である国際航業株式会社(代表取締役会長:呉 文 繍)は、内閣府と準天頂衛星シス
テムサービス株式会社主催の「2019年度 みちびきを利用した実証実験」の公募案件に応募し、東南アジア
での「‘みちびき’のセンチメータ級補強サービスの海外測量適用実証実験」が採用されましたので、別紙の
通りお知らせいたします。



(別紙)
プレスリリース資料
『東南アジアでの「2019 年度 みちびき(準天頂衛星システム)を
利用した実証実験」に採用決定』


以上
-News Release-
各 位
2019年11月6日
日本アジアグループ株式会社



東南アジアでの「2019年度 みちびき(準天頂衛星システム)を

利用した実証実験」に採用決定

グリーン・コミュニティの創造を目指す日本アジアグループ株式会社(コード:3751、本社:東京都千代
田区、代表取締役会長兼社長:山下 哲生、以下「日本アジアグループ」)傘下の国際航業株式会社(代
表取締役会長:呉 文 繍、以下「国際航業」)は、内閣府と準天頂衛星システムサービス株式会社主催
の「2019年度 みちびきを利用した実証実験」の公募案件に応募し、東南アジアでの「‘みちびき’のセン
*1
チメータ級補強サービス(MADOC A )の海外測量適用実証実験」(以下「本プロジェクト」)が採用さ
れました。本プロジェクトは、‘みちびき’の利用が期待される新たなサービスや技術の実用化を目指し
実証実験を行うものです。(https://qzss.go.jp/overview/information/applidemo_191024.html)


■背景
日本政府は、2018年11月から、‘みちびき’(日本の測位衛星システム、準天頂衛星システムとも呼
ぶ)を4機体制で運用開始しました。現在1機はインドネシア・カリマンタン島付近の赤道軌道上の静止
衛星で、この静止衛星を含めて東南アジア地域では常時計3機の信号を受けることができます。今後、
政府は、2023年を目途に7機体制の‘みちびき’運用を目指しており、これにより東南アジアで、より安
定した高精度測位サービスの環境が整うことになります。


■本プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、‘みちびき’による補強サー
ビス(MADOCA)を基に国際航業が開発した高精度
測量システムの大縮尺地形図作成への適用や
様々な現地測量分野での活用を目指して実証実験
を行います。
インドネシアでは、地方開発に必要な大縮尺地
図の整備率が現在2%と遅れており、測位精度を
高めるための地上の電子基準点の整備率の低さ、 図‘みちびき’の軌道:内閣府資料より

地上通信網の未発達地域の多さがその要因となっ
ています。本プロジェクトが実用化することにより、インドネシアのみならず東南アジアの国々において、
高精度測量が可能になります。


本プロジェクトを通じ、インドネシアで高精度測位を実現する測量システムを事業化する計画です。ま
た、同様の課題を抱える東南アジア諸国(フィリピン、ベトネム、カンボジア、ミャンマー、パプアニューギ
ニア等)への展開も視野に入れています。既に協業を進めている台湾、シンガポール、ベトナムの現地
企業においても、サービスの高度化により事業の拡大を加速して進めてまいります。




*1 MADOCA (Multi-GNSS Advanced Demonstration tool for Orbit and Clock Analysis):
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した衛星信号補強データ生成システム。センチメートル単位の高精度測位を行う
ための補強データ(精密軌道、精密時刻等)を世界中にある地上基準局から推定する。補強データは、‘みちびき’から地
上に送られるため、補強用の地上基準点が少ない、あるいは補強データを送るための地上通信網が発達していない地
域でも高精度測位が実現できる。


【お問い合わせ先】
日本アジアグループ株式会社 コーポレート・コミュニケーション部
TEL:03-4476-8007 e-mail:press@japanasiagroup.jp URL:https://www.japanasiagroup.jp/





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