第17回 日本再生医療学会総会における研究開発成果発表ならびに機器展示のお知らせ

平成 30 年3月7日
各位
会 社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 ⾧ 津 村 尚 史
(コード番号:3446 東証マザーズ)
問い 合わせ 先 取締役管理部⾧ 平 井 靖 人
(T E L : 0 7 2 - 6 4 3 - 2 2 9 2)

第 17 回 日本再生医療学会総会における研究開発成果発表ならびに機器展示のお知らせ


株式会社ジェイテックコーポレーション(本社:茨木市、社⾧:津村 尚史)は、第 17 回 日本再生医
療学会総会(開催時期:3 月 21 日(水・祝)~3 月 23 日(金)
、開催場所:横浜市 パシフィコ横浜)に
おいて、
「回転浮遊培養システムによるヒト iPS 細胞の3次元培養法の⾧期継代培養」という演題で発表
しますこと、お知らせします。


当社は、⾧年にわたり国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同研究いたしておりました、
細胞塊を培地中に浮遊させながら立体的に増殖させる独自の3次元浮遊培養技術「CELLFLOAT®」をも
とに、2017 年 4 月に回転浮遊培養装置「CellPet®3D-iPS®」と立体的に増殖した細胞を物理的に小片化・
分散する装置「CellPet®FT」で構成される「CELLFLOAT®システム」を上市いたしました。
本システムにより iPS 細胞の従来の手作業による継代培養※1 と全く異なり、閉鎖系により汚染の心配
がなく、画期的で、簡便かつ効率的な継代培養技術「JiSS(JTEC iPS Spheroid Subcultrure)」を展示会や
学会において広く提案しております。
今回の第 17 回 日本再生医療学会総会では、大阪大学と共同でこの「CELLFLOAT®システム」による
ヒト iPS 細胞を⾧期継代培養したときに iPS 細胞が安定して維持されるという研究成果についての発表
し、ならびに「CellPet®3D-iPS®」「CellPet®FT」の機器展示を行います。



当社は、「CELLFLOAT®システム」を再生医療で必要とされる大量の iPS 細胞を効率的に培養する技
術や、オルガノイド※2 の培養の技術に適用することを目指して研究開発を進めているところであり、早
期に広くこの「CELLFLOAT®システム」を多くの研究者に届けられるように努めて参ります。


以 上


※1 継代培養:
細胞を増殖するときに、一部の細胞を古い培地から新しい培地に移し、再び培養することで、継代培養に
より細胞のさらなる増殖を促進します。特に iPS 細胞のような接着性細胞の継代作業の場合は、酵素等
の薬剤による剥離、分離等の煩わしい手作業よる汚染や再現性などが問題となります。





※2 オルガノイド:
3 次元的に試験管などの体外で作られる臓器や組織のことで、オルガノイドをつくり出す技術は、2010
年代初めから急速に進歩しており、多数の臓器の構造が再現されています。
これらは、組織の細胞、ES 細胞や iPS 細胞から、様々な 3 次元的な培養法により、臓器の複雑な 3 次
元構造が形成され、基礎研究だけでなく病気の原因の解明や治療法の研究に使用することができ、さら
にオーダーメイド医療への応用研究が進められています。





4009