丸井グループがユーグレナ社とバイオ燃料で提携、サステナブルな社会の実現に向けて共創を推進

2023 年 2 月 27 日

丸井グループがユーグレナ社とバイオ燃料で提携、
サステナブルな社会の実現に向けて共創を推進
物流における CO2 排出の持続的な削減と使用済み食用油リサイクルの推進へ

株式会社丸井グループ
株式会社ユーグレナ

株式会社丸井グループ(本社:東京都中野区、代表取締役社⻑:⻘井 浩、以下丸井グループ)と株式
会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:出雲 充、以下ユーグレナ社)は、ユーグレナ社
が製造・販売する次世代バイオ燃料「サステオ」(以下「サステオ」)を丸井グループの物流に使用する
ことで、CO2 排出の持続的な削減と使用済み食用油のリサイクルに取り組みます。




■取り組み内容
丸井グループとユーグレナ社は、サステナブルな社会の実現に向けた共創を目的として、1月19日に
資本業務提携契約を締結いたしました。今回の取り組みは、こうした共創の一環で実施するものです。
具体的には、小売事業の株式会社丸井(以下、丸井)の店舗「マルイ・モディ」の飲食テナントなど
で排出される使用済み食用油を、ユーグレナ社との取り組みに基づき、バイオ燃料の原料の一部として
リサイクル活用していきます。さらに、物流事業の株式会社ムービング(以下、ムービング)の都内
「マルイ・モディ」の全 13 店舗へ配送を行うトラックに「サステオ」を使用することによって、サー
キュラーエコノミーモデルの実現を推進いたします。


▼「丸井グループとユーグレナ社が資本業務提携契約を締結」はこちら
https://www.euglena.jp/news/20230119/


リサイクルフロー
①「マルイ・モディ」各店から排出される使用済み食用油を原料の一部として使用することで「サステ
オ」にリサイクル
・使用済み食用油排出量 最大 17 万 ℓ/年(計画)


②ムービングが「サステオ」を使用することで、CO2 排出量を削減
・CO2 排出削減量 最大20t/年(計画)
・削減率(※) 最大 3.1%/年(計画)
※削減率…21 年度のムービング総排出量に対して削減できる量の割合


■取り組みの背景
丸井グループは、サステナビリティとウェルビーイングに関わる目標を「インパクト」として定義
し、その一つである「将来世代の未来を共につくる」の重点項目「脱炭素社会の実現」「サーキュラー
エコノミーの実現」に向けて、お取引先さま・お客さまとの共創による社会的廃棄の削減に努めており
ます。このたびの「サステオ」の取り組みにより、かねてから課題だった、丸井各店から排出される使
用済み食用油のリサイクルの実現、且つ、ムービングの燃料の脱炭素化の第一歩となり、丸井グループ
全体として CO2削減をめざします。今後もさらなる CO2削減に取り組んでまいります。


今回使用する「サステオ」は、バイオマス(生物資源)を原料とし、ムービングの配送用トラックの
エンジンに対して内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料で
す。この「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階では CO2(二酸化炭素)を排出しますが、原料
であるバイオマスが成⻑過程で光合成する際に CO2 を吸収するため、燃料を使用した際に発生する CO2
の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されて
います。


両グループともに、「サステナビリティ」を軸とした経営方針を掲げ、サステナブルな社会の実現に
向けて事業活動を営んでいる点において、めざす方向性が一致しております。幅広い事業領域を持つ両
グループのリソース、ノウハウ、強みを存分に生かし、共創に取り組むことで、サステナブルな社会の
実現を加速することができると考えております。


▼丸井グループが考えるサステナビリティはこちら
https://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/overview/


▼ユーグレナ社が考えるサステナビリティはこちら
https://www.euglena.jp/companyinfo/sustainability/


■ 各社の概要
<株式会社丸井グループについて>
「マルイ」「モディ」などの小売、「エポスカード」「tsumiki 証券」などのフィンテックに未来投資
(スタートアップ企業や新規事業への投資)を加えた、共創を基盤とした三位一体のビジネスモデルを
展開しております。「お客さまのお役に⽴つために進化し続ける」「⼈の成⻑=企業の成⻑」という経
営理念に基づき、“すべての⼈が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創る”を
ミッションに、さらなる企業価値の拡大をめざしています。
https://www.0101maruigroup.co.jp


<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養技術の確⽴に成功。微細藻類ユーグレ
ナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析
サービスの提供を行っています。また、2014 年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持
つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナ GENKI プログラム」を継続的に実施。「Sustainability
First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。
https://euglena.jp

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