ユーグレナ社、ミドリムシ生産体制を年産160tに倍増、ミドリムシの生産設備に関する増産工事が完了し2月1日(水)より本格稼働

News Release


2017 年 1 月 31 日

ユーグレナ社、ミドリムシ生産体制を年産 160t に倍増
~ミドリムシの生産設備に関する増産工事が完了、2 月 1 日(水)より本格稼働~

株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充、以下、ユーグレナ社)は、ユーグレナ
グループの八重山殖産株式会社(本社:沖縄県石垣市、社長:志喜屋安正、以下、八重山殖産)で
生産している食品用微細藻類ユーグレナ(以下、ミドリムシ)の生産設備に関する増産工事が完了
し、2017 年 2 月 1 日より本格稼働することをお知らせいたします。今回の増産設備の本格稼働開
始により、ユーグレナ社のミドリムシ生産体制は年産 80t から年産 160t へと倍増し、国内外で急
成長を遂げるミドリムシ市場の需要増加、お客様のニーズの多様化への対応を実施いたします。




図 1:ミドリムシ生産体制と売上高の推移 写真 1:竣工式(1 月 23 日開催)の様子


2005 年 12 月に世界で初めてミドリムシの屋外商業大量培養に成功して以来、ユーグレナ社は
製造設備の改良や製造技術の向上を通じて、大幅な低コスト化、安全性の向上、生産の安定化等を
実現し、多くのお客様に安全で栄養豊富なミドリムシを供給する体制を構築してまいりました。ま
た、生産工程の効率化や小規模な設備投資により、ミドリムシ市場の成長に合わせて生産体制も順
次増強してまいりました。しかし、2016/9 期にかけて、ミドリムシ商品への需要の急拡大に対して
需給がひっ迫し、また今後もさらなる国内外の需要拡大を見込むことから、このたびミドリムシ生
産工場の増産工事を実施し、生産体制を年産 80t 体制(2016 年末時点)から倍増となる年産 160t
体制へ移行いたしました。なお、竣工式は 2017 年 1 月 23 日に開催し、本格稼働は 2 月 1 日を予
定しております。


ミドリムシの生産については、生産プロセスを調整することで、パラミロンをはじめとする各主
成分の含有割合をコントロールすることが可能です。現在は、各種カロテノイドなど豊富な種類の
栄養素を含有するミドリムシを供給する他に、パラミロンを高含有するミドリムシを規格化し『パ
ラミロン DX』や OEM 商品などとして商品化しております。
写真 2:石垣島で生産される 写真 3:パラミロン高含有ミドリムシを配合した
ユーグレナ社のミドリムシ粉末 ユーグレナ社商品『パラミロン DX』



この度の増産工事により、ミドリムシの原料としての幅広い規格化に向けた開発やテスト生産を
実施する体制も整いました。これにより、様々な可能性を持つミドリムシの新たな規格化も目指し
てまいります。
今後もユーグレナ社と八重山殖産は、さらなる低コスト化、安全性向上を目指しながら、高まる
ミドリムシの需要、多様なお客様のニーズにお応えする体制を整えてまいります。


増産設備投資の概要


■ 増産場所:八重山殖産石垣工場内
■ 生産体制:年産 160t(粉末ベース、実際の生産量は天候や稼働時間により増減)
■ 竣 工:2017 年 1 月 23 日
■ 稼働開始:2017 年 2 月 1 日
■ 投資金額:約 8 億円(培養設備以外の周辺設備を含む)




<微細藻類ユーグレナについて>
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類や
ミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む藻の一種です。2005 年に株式会社ユーグレ
ナが世界で初めて屋外商業大量培養に成功しました。


以上

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