オンコノバ社、KRAS変異を有する肺腺がんに対する抗がん剤リゴセルチブとニボルマブ併用での臨床第1/2a相試験を開始

2020年6月23日
各位

会 社 名 シ ン バ イ オ 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長兼 CEO 吉 田 文 紀
(コード番号:4582)
問合せ先 IR 担当(TEL.03 - 5472 - 1125)


オンコノバ社、KRAS変異を有する肺腺がんに対する
抗がん剤リゴセルチブとニボルマブ併用での臨床第1/2a相試験を開始


シンバイオ製薬株式会社(本社:東京都、以下「シンバイオ」)は、抗がん剤リゴセル
チブナトリウム(以下「リゴセルチブ」)のライセンサーであるOnconova Therapeutics,
Inc.(本社:米国ペンシルベニア州、以下「オンコノバ社」)が、2020年6月22日(米国
東部時間)に、KRAS変異を有する進行転移性肺腺がんに対する、リゴセルチブ経口剤と
PD-1免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ併用による、医師主導の臨床第1/2a相試験に
おいて、症例登録の開始を発表したことをお知らせします。


当医師主導試験では、標準的なフロントライン治療後に進行したKRAS変異を有する転
移性肺腺がん患者を対象として、リゴセルチブ経口剤とニボルマブ併用による、非盲検、
用量漸増第1相試験及びそれに続く拡大第2a相試験が計画されています。試験は安全性と
有効性を確認するためのものであり、更なる詳細については www.clinicaltrials.gov
(NCT04263090) に掲載されています。


オンコノバ社の発表内容の詳細につきましては、同社のホームページをご覧ください。
https://investor.onconova.com/press-releases



以上





【リゴセルチブについて】
リゴセルチブは、がん関連遺伝子産物であるRasの作用を阻害することにより、PI3K
など複数のキナーゼ(リン酸化酵素)の作用を妨げ、がんの生存や増殖に必要な細胞
内シグナルの伝達を抑制することで、がん細胞を死滅させる新たな作用機序を有する
低分子の抗がん剤です。
シンバイオは、2011年7月にオンコノバ社との間でライセンス契約を締結し、リゴセ
ルチブの日本及び韓国における独占的開発権及び販売権を取得しております。


【オンコノバ社会社概要】
米国ペンシルベニア州及びニュージャージー州に拠点を置く、バイオ医薬品に特化し
た製薬企業です。1998年の同社設立時より、がん治療並びに正常細胞の保護に注力
し、自社の所有する125以上の新規化学療法薬候補からなる医薬品化学ライブラリー
を基に、新規の分子・生物学的治療を目的とした低分子治療薬を発見、最適化してき
ました。同社は、リゴセルチブの全世界における開発・販売権を保有しております。
同社の詳細についてはウェブサイト(http://www.onconova.com/)をご覧下さい。


【当社会社概要】
シンバイオ製薬株式会社は、米国アムジェン社元副社長で、アムジェン株式会社(現
在は武田薬品工業株式会社が全事業を譲受)の実質的な創業者である吉田文紀が2005
年3月に設立した医薬品企業です。経営理念は「共創・共生」(共に創り、共に生き
る)で表され、患者さんを中心として医師、科学者、行政、資本提供者を「共創・共
生」の経営理念で結び、満たされない医療ニーズに応えてゆくことにより、社会的責
任及び経営責任を果たすことを事業目的としています。なお、2016年5月に米国完全
子会社 SymBio Pharma USA, Inc.(本社:米国カリフォルニア州 メンローパー
ク、社長:吉田文紀)を設立しました。





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