東北初!ジェイアールバス東北が運行する仙台・松島を巡る 2 階建て定期観光バスにてユーグレナ社のバイオ燃料を使用開始

2021 年 5 月 14 日

東北初!ジェイアールバス東北が運行する
仙台・松島を巡る 2 階建て定期観光バスにて
ユーグレナ社のバイオ燃料を使用開始
ジェイアールバス東北株式会社
株式会社ユーグレナ

ジェイアールバス東北株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:小塙 隆一、以下「JR バス
東北」)と株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲 充、以下「ユーグレナ
社」)は、JR バス東北が宮城県で運行する定期観光バス『仙台お散歩号・松島お散歩号』にて使用され
る東北地方で数少ない 2 階建てバス(ダブルデッカー車)にて、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼ
ル燃料(以下「バイオ燃料」)を 2021 年 5 月 14 日(金)より使用開始したことをお知らせします。バイ
オ燃料のバスでの使用は、東北地方では本件が初めてとなります。




「バイオ燃料」を使用する『仙台お散歩号・松島お散歩号』 「バイオ燃料」給油の様子


燃料となるバイオ燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下
「バイオ燃料製造実証プラント」)で製造され、JR バス東北に提供されたものです※1。
※1 今回の導入は化石燃料由来の軽油とバイオ燃料の混合燃料



バイオ燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)と使用済み食用油を
原料に使用し、バス自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル
燃料です。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階では CO2 を排出しますが、原料となるユーグレナも使用済みの食用油
の原材料である植物も成長過程で光合成によって CO2 を吸収するため、燃料を使用した際の CO2 の排出量
が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。


JR バス東北は、「安全レベルの向上」に全社として取り組んでおり、貸切バス事業者安全性評価にお
いて最高の『三ッ星』認定を継続取得しております。今後も、「安全・安心」を追求しつつ、環境対策
にも積極的に取り組む方針で、施策の一つとして『仙台お散歩号・松島お散歩号』にバイオ燃料の使用
を開始するとともに、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同す
ることを決定しました。
一方、ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するバイオ燃料の供給を昨年から開始し
ています。バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、さまざまな車両・船舶で利用が開始
されています。
JR バス東北とユーグレナ社は、今回の共同の取り組みを通じて、地球環境に配慮したサステナブル・
ツーリズムを推進していきます。


●『GREEN OIL JAPAN』宣言について
ユーグレナ社は、2018 年 10 月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機
に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グ
リーンオイルジャパン)
』を宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造
実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入する
こと、そして 2030 年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本
中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げ
ています。目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそして
クリーンに」
「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシ
ップで目標を達成しよう」に貢献します。




ユーグレナ社では、『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、バイオ燃料の利用、原料の供給や普及をとも
に推進する協力企業・団体等(輸送関連、飲食関連、地方自治体など)を募っています。
『GREEN OIL JAPAN』宣言 HP:https://euglena.jp/greenoiljapan/
『GREEN OIL JAPAN』に関するお問い合わせ:https://www.euglena.jp/contact/b09/



<『仙台お散歩号・松島お散歩号』ついて>
JR バス東北では杜の都仙台で、伊達政宗ゆかりの地などを午前中に効率良く巡る市内コース『仙台お散
歩号』と、午後出発で日本三景松島の優美な景色を堪能し、2021 年 3 月に開業した「JR フルーツパー
ク仙台あらはま」にも立ち寄れる近郊コース『松島お散歩号』を、感染防止策実施のうえ 5 月 14 日か
ら運行再開。特定日を除き毎日運行。2020 年 7 月から期間限定で、希少な国産 2 階建てバスで運行中。


<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確
立に成功。石垣島で生産したミドリムシ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売
を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。2012 年 12 月東証マザーズに上場。2014 年
12 月に東証一部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・
フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp

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