マテリアリティの特定及びTCFD提言への賛同表明に関するお知らせ

令和5年8月 30 日

各 位



会 社 名 ファーマライズホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 秋 山 昌之
(東証プライム・コード番号 2796)
問合せ先 取締役 沼 田 豊
(TEL.03―3362―7130)



マテリアリティの特定及びTCFD提言への賛同表明に関するお知らせ


当社グループは、サステナビリティ委員会において、サステナビリティに関するリスクや機会の重要課題(以
下、「マテリアリティ」という)やTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言への対応について
協議を重ねてまいりました。本日、当社取締役会において同委員会が特定したマテリアリティを「当社が認識す
るマテリアリティ」として承認するとともに、TCFD提言に賛同を表明する旨、決議しましたのでお知らせい
たします。





1.当社グループが認識する5つのマテリアリティと 21 の課題
この度、ファーマライズグループは、マテリアリティを特定いたしました。経済産業省「伊藤レポート 3.0
(SX版伊藤レポート)」は、経営環境の急激な変化が続いている現在、サステナビリティに関する課題は、
リスクであることを超えて企業経営の「根幹となる要素」となっていると指摘しています。当社グループが企
業として存続していくためには、今回のマテリアリティの特定とその対策の検討は、当社グループが長期を見
据えたビジョンと戦略を考える第一歩となるものです。私たちにとってのマテリアリティは、①グループの社
是や企業理念に記されたミッションの実現、②調剤薬局を含めたヘルスケア産業に求められている社会的な役
割期待、③予想される経済、政治、社会、技術、地球環境などの長期的展望、の3つの「共通集合」のなかにあ
ると考えています。ファーマライズグループは、今後もサステナビリティ委員会を中心に、それぞれのマテリ
アリティについてのレビュー、対応策や投資計画の策定を含めた活動計画を進めていく方針です。

重要度 重要度
5つのマテリアリティ 21 の課題設定
(リスク) (機会)
 「かかりつけ薬局・薬剤師」としての予防医療と心と体の
健康と幸せを支えるパート
健康維持の追求超高齢化社会に対応したヘルスケアサービ
ナー、心を込めたホスピタリ ◎ ◎
スの提供製品・サービスの安全・品質管理の徹底
ティ
 情報管理とプライバシー保護の徹底
新しい時代の地域医療シス  地域を支える包括ケアシステム/ネットワークの構築
◎ ○
テムの改革と協創  社会保障制度や財政の持続可能性への貢献
 ステークホルダーとの価値協創
 気候変動問題への対応
サステナブルな社会と未来  循環型経済・社会実現への貢献
◎ ◎
に向けての取り組み  持続性あるエネルギー・天然資源の活用
 生物多様性・地球環境の保全
 安全・安心・公正・健全な雇用環境の整備
“知識”と“優しさ”をもっ  ヘルスケア分野の技術革新やDXへの対応と貢献
◎ ◎
た人財の育成  人権重視経営の徹底
 多様性、公平性、包摂性(DEI)を重視した経営
 コーポレートガバナンス体制の継続的な改善
 法令順守・コンプライアンス、企業倫理、腐敗防止
「パーフェクト(完璧)」な  自然災害へのレジリエンスの強化
○ △
経営の基盤構築  基幹インフラの障害やサイバーセキュリティへの対策
 リスク管理・BCP 強化
 ファーマライズ・ブランドの強化



2.TCFD提言に基づく情報開示
当社グループは、「サステナビリティ方針」を定め、「持続可能社会の実現」と「中長期的な企業価値の向
上」を両立する事業活動を推進しております。私たちは、認識するマテリアリティの一つに「サステナブルな
社会と未来に向けての取り組み」を掲げており、気候変動問題への対応をその重要な取り組みの一つに設定し
ています。この度、その一環としてTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に賛同を表明し、
気候変動への取り組みと情報開示を強化しました。これからも、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォ
ース)の提言に沿った情報開示の充実を進めるとともに、気候変動に関するリスクと機会に適切かつ適時に対
応し、持続可能社会の実現と中長期的な企業価値の向上を目指していきます。


3.TCFDの概要
TCFDとは「気候変動関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial
Disclosures)」の略称で、G20 財務大臣・中央銀行総裁会議の要請を受け、平成 27 年 12 月に金融安定理事会
(FSB)により、気候関連の情報開示及び気候変動への金融機関の対応を検討するために設立されました。
TCFDは、気候変動要因に関する適切な投資判断を促すための一貫性、比較可能性、信頼性、明確性をもつ、
効率的な情報開示を促す提言を策定することを目指して議論を重ね、平成 29 年6月に提言を公表しました。


4.マテリアリティ及びTCFD提言に基づく情報開示の詳細
マテリアリティ及びTCFD提言に基づく情報開示の詳細につきましては、下記の当社サステナビリティサ
イトをご確認ください。
・当社が認識するマテリアリティ(https://www.pharmarise.com/sustaina/materiality.html)
・TCFD提言に基づく情報開示(https://www.pharmarise.com/sustaina/tcfd.html)




以 上

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