中米経済統合銀行が発行する「ブルーボンド」への投資並びに引受けについて

2023 年 7 月 28 日
各 位
株式会社大和証券グループ本社
朝日生命保険相互会社



中米経済統合銀行が発行する「ブルーボンド」への投資並びに引受けについて



株式会社大和証券グループ本社(代表執行役社長:中田 誠司)傘下の大和証券キャピタル・マーケッ
ツアメリカ Inc.は、中米経済統合銀行(以下「CABEI」)が発行する『ブルーボンド』(以下「本債券」)
の単独引受け主幹事を務めましたので、その概要をお知らせします。
なお、発行額の全額を朝日生命保険相互会社(社長:木村 博紀、以下「朝日生命」)にご購入頂きまし
た。


<本債券発行の背景>
CABEI は中米 5 か国(コスタリカ・エルサルバドル・グアテマラ・ホンジュラス・ニカラグア)によ
って設立された国際開発銀行であり、1960 年より中米地域各国の持続可能な発展と地域統合のための融
資を行っています。
2022 年 12 月に、CABEI は国連グローバルコンパクトが発行した「Blue Bond Reference Paper
Investments」および「Sustainable Ocean Principles」に基づく新たなブルーボンドタクソノミーを策定
しました。本債券によって調達された資金は、本タクソノミーに則り、中米地域の水資源保護、持続可
能な水管理、再生可能エネルギー、ブルーエコノミー、海洋生態系の保護を目的とするプロジェクトに
使用される予定です。


<本債券の概要>
発 行 体 名 称 中米経済統合銀行(CABEI)
発 行 総 額 30 百万豪ドル(約 28 億円)
償 還 期 間 10 年
引 受 け 大和証券キャピタル・マーケッツアメリカ Inc.
対応する持続可能な
開発目標(SDGs)




朝日生命は、中期経営計画「Advance ~The road to 2030~」で持続可能な社会の実現に貢献し、社会
への責任を果たしていくことを目指しており、今後も ESG 投融資を一層推進してまいります。
<備考>
【CABEI におけるブルーファイナンスと関連のあるプロジェクト】


■コスタリカ:リモン州における上下水道の整備プログラム
CABEI は、中米地域の海洋と海洋生物を保護するプロ
ジェクトの創出に取り組んでいます。このプロジェク
トでは、リモン州プエルト・ビエホのサンノゼ都市圏に
おいて、取水、浄化、配水、下水回収、廃棄物管理、除
染、といった上下水道の近代化を実施します。



(出典)CABEI


■コスタリカ:テンピスク川中流域および沿岸地域社会への給水プロジェクト
このプロジェクトでは、コスタリカで最も重要な農業
地域の主要水源となっているテンピスク川の東方に位
置するピエドラス川の貯水施設と、その貯水施設から
の新たな配水路を整備することで、歴史的に乾燥して
いるテンピスク川中流地域に水を供給できるようにし
ます。

(出典)CABEI


【大和証券グループについて】
大和証券グループは、経営ビジョン「2030Vision」に掲げる「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプト
に、資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現を目指します。ステークホルダーの皆様と共に、SDGs
や ESG に資する取組みを通じた中長期的な企業価値の向上およびサステナブルで豊かな社会の創造に努
めてまいります。


(ご参考)大和証券グループのサステナビリティに関する取組み:
https://www.daiwa-grp.jp/sustainability/?cid=ad_eir_sdgspress
以 上

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