コア、準天頂衛星 精密測位信号対応受信機 「LEXデコーダ」を販売開始

News Release
2015 年 8 月 17 日




コア、準天頂衛星 精密測位信号対応受信機
「LEX デコーダ」を販売開始
センチメータ精度により、自動車・農機・建機の自動運転、災害検知などに貢献

株式会社コア(本社:東京都世田谷区、代表取締役 社長執行役員 松浪 正信、以下コア)は本日、準天頂
衛星 精密測位信号対応受信機「LEX デコーダ」の販売開始を発表しました。

本製品は、準天頂衛星からの精密補強信号(LEX 信号)を受信し、補正情報を解析して出力いたします。本
製品を利用することで、測位精度 10 センチメータ以下の精密測位が可能になり、測位精度が飛躍的に向上す
ることで、自動車・農機・建機などの自動運転や、津波などの災害検知を衛星測位情報のみで可能にします。
これまで難しいとされていた様々な新分野への応用を可能にする製品となっています。


1.製品概要
本製品は LEX 信号(センチメータ級測位用補強信号)を受信し、最適化された「信号処理技術」を用い
センチメータ級補正情報を出力する LEX デコーダ装置です。
既存の多周波アンテナ・受信機と LEX デコーダを組み合わせることで、安定かつ精密な測位システム
構築が可能になります。





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2.特長

◆センチメータ精度を実現する LEX 信号
・日本の測位衛星「みちびき」が配信する補強信号「LEX 信号」を受信し、センチメータ精度の精密
測位に必要な補正情報(MADOCA-PPP※1)を出力します。
・市販の多周波受信機との組み合わせで、地上通信インフラを必要としない衛星信号だけでの精密
測位が実現可能です。

◆将来性のある最新の精密測位技術
・LEX 信号の補正情報(MADOCA-PPP※1)を使うことで、基準点情報を利用しない精密単独測位が
可能です。通信料や情報利用料などが不要となり、精密測位利用の可能性が広がります。

◆当社技術のみで実現した純国産受信機
・基礎技術から国内で研究開発している純国産の受信機で、国産の測位衛星「みちびき」との組み
合わせで、次世代の位置情報ソリューションを実現します。
※1 MADOCA-PPP
:宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発する高精度な衛星軌道/時刻の補正情報(MADOCA プロダクト) を利用する
精密単独測位(PPP)の手法。MADOCA プロダクトは準天頂衛星(QZSS)初号機「みちびき」の LEX 信号チャネルで配信
されている。



【製品の構成・仕様】




注)精密測位を行うにはデコーダ本体以外に別途下記をご用意いただく必要があります。(セット販売も可能)
・多周波アンテナと信号分配機 1 式
・多周波受信機 1 式
・測位用 PC(又は測位基板) 1 式

【本製品の利用想定業種】
① 自動制御 自動車、農機、建機
② 管理システム 交通、鉄道、物流
③ ロボット 防犯、防衛、観光、エネルギー
④ メンテナンス 土木、防災





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3.活用シーン




■ 株式会社コアについて
1969 年創業の東証 1 部上場企業。マイコンを搭載した組込み機器が社会に登場した草創期から組込みソ
フトウェア開発事業を開始し、また OA 化や銀行のオンライン化が始まった当初からエンタープライズソフトウ
ェア開発事業を手がけ、経験と実績、豊富なエキスパート人材を数多く有しています。
近年は、マーケットアウト指向のSIサービス、豊富な製品、ソリューションサービスとともに、IoT(Internet
of Things)の取組みとして組込みソフトウェアの技術や応用ノウハウを結実させた M2M(Machine to
Machine)関連製品や 2005 年から事業を開始している GNSS 関連製品など、次世代に向けたソリューション
提供に注力しております。
http://www.core.co.jp

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