「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による借入のお知らせ

Make More Sustainable
サステナブルインフラの「いちご」



2023 年 8 月 2 日
各 位
会社名 い ち ご 株 式 会 社
代 表 者 代表執行役会長 スコット キャロン
(コード番号 2337 東証プライム)
問合せ先 上席執行役財務本部長 坂松 孝紀
(電話番号 03-3502-4818)
www.ichigo.gr.jp

「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による借入のお知らせ

当社は、長期 VISION「いちご 2030」のとおり、従来の心築を軸とした事業モデルをさらに進化
させ、
「100 年不動産」へチャレンジするとともに、地域および地球に優しいクリーンエネルギー
事業を積極的に推進しており、サステナブルな社会を実現するための「サステナブルインフラ企
業」として大きな成長を目指しております。
こうした当社の取り組みをご評価いただき、本日、株式会社あおぞら銀行(以下、
「あおぞら銀
)より「あおぞら ESG フレームワークローンシンジケート方式ポジティブ・インパク
行」という。
ト・ファイナンス」として限度額 57.6 億円の借入枠を設定いたしました。
当社の取り組みは、サステナブルな社会形成の促進に資するものと考えており、こうした取り組
みを通じた資金調達は、当社の財務基盤のさらなる強化につながります。当社では引き続き、企業
の存在意義は社会貢献であるという考えのもと、社会をより良い状態で次世代へ継承するため、事
業活動を通じて社会的責任を果たしてまいります。

(※)心築(しんちく)とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を
込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本にお
ける「100 年不動産」の実現を目指しております。

1. 本ポジティブ・インパクト・ファイナンスの概要
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、グローバルな指標である「ポジティブ・インパクト
金融原則」
(※)に基づき、借入先企業の事業活動が与える社会的インパクトを包括的・定量的に評
価し、ポジティブなインパクトを生み出す意図を持つことが確認された取り組みへ継続的な支援を
行うことを目的とした融資です。
この目的に鑑み、当社の事業を通じたサステナブルな社会の実現に向けた取り組みや SDGs 目標
達成に対してインパクトを与える活動をご評価いただき、
融資先として当社が選定されております。
当社は、後述のとおり、本借入に係る KPI および目標を決定し、今後、この目標達成に向けた取り
組みの推進と定期的な進捗状況の開示を行い、あおぞら銀行よりモニタリングと継続的なサポート
を受けます。
なお、本借入にあたっては、あおぞら銀行が株式会社格付投資情報センターから評価を得ている「あ
おぞら ESG フレームワークローン」にて定める基準を満たしている旨のご評価いただきました。

(※)ポジティブ・インパクト金融原則とは SDGs の達成に向け、金融機関が積極的な投融資を行
うための原則として国連環境計画 金融イニシアティブにより策定された原則で、
・ 資金提供
先企業のネガティブな影響を軽減し、現実的かつ信頼性のある方法でポジティブな影響を
高めるための資金提供のあり方を定めています。



2. 本借入の概要
① 借入限度額 57.6 億円
② 引出期間 2023 年 8 月 7 日から 2024 年 8 月 7 日
③ 最終返済期日 2030 年 8 月 7 日(7 年間)
④ 借入先 あおぞら銀行をアレンジャーおよびエージェントとしたシンジケート団


3. いちごが本借入にて掲げる KPI および目標

インパクト KPI 目標 関連する SDGs

・経済・社会・文化的価値向上、
資源効率・安全性、
長寿命化に資する取り組みの実施
文化・伝統、 ・価値向上・長寿命化に資する取り組み
※ 年次モニタリング時に下記確認
経済収束 の実施
・心築事業に該当する物件数
(PI)
・心築事業に該当する取り組み事例



・GHG 排出量削減率(2019 年度比) ・2030 年の GHG 排出量(2019 年度比)
Scope 1、2:50%削減
気候、 Scope 3 :30%削減
資源効率・安全性、
・再生可能エネルギー年間発電量 ・グループ全体の再生可能エネルギー
エネルギー
事業の推進
(NI、PI)
・再生可能エネルギー年間導入率 ・2025 年 12 月までに 事業活動で消費する
電力を 100%再生可能エネルギーとする



※ NI:ネガティブ・インパクトの抑制 PI:ポジティブ・インパクトの拡大



以 上





6313