個人投資家向けオンライン IR イベント「Growth IR Seminar」質疑応答について

News Release
2022 年 12 月 9 日


各位
株式会社イオレ
代表取締役社長 冨塚 優
(コード番号:2334)



個人投資家向けオンライン IR イベント「Growth IR Seminar」質疑応答について



2022 年 11 月 29 日(火)にグロース・キャピタル株式会社主催・運営の高い成長を目指すベンチャ
ーと個人投資家を繋ぐ IR イベント「Growth IR Seminar〜注目の上場ベンチャー4社を2時間でまと
めて知る!!〜」に当社代表取締役社長の冨塚が登壇し、当社の事業展開や成長戦略について説明いたし
ました。当日の質疑応答をご参照ください。





■セミナー概要
名称 『Growth IR Seminar
〜注目の上場ベンチャー4社を2時間でまとめて知る!!〜』
主催 グロース・キャピタル株式会社
開催日時 2022 年 11 月 29 日(火) 19 時〜21 時 15 分(イオレは 19 時 10 分〜)
参加形式 オンライン(Zoom)
資料 次ページ以降の「個人投資家向け説明会 質疑応答」をご参照ください。




以 上




本件に関するお問い合わせ
株式会社イオレ 経営管理部 Mail: ir-enquiry@eole.co.jp
個人投資家向け説明会 質疑応答


① 新規事業として直近発表したWeb3事業とはいかなるものか、どのような事業展開を考えてい
るのか。以前に発表されたメタバース事業を含めて教えてください。


冨塚 [A]:直近11月25日に適時開示をさせていただいた通り、Web3事業に今後取り組んでいき
たいと考えております。Web3に関して、日本の国家戦略とする提言が11月15日に経団連から発表
されました。これを受けて今後マーケットが急激に拡大していく可能性は非常に高く、これらの理
由も相まってWeb3事業に進出すべきだろうという考えを持っております。
今回、DEA社(Digital Entertainment Asset Pte.Ltd)の販売代理事業を展開するということを
発表させていただきました。このDEA社についてですが、NFTの領域において世界的な先駆者であ
るということが非常に大きかったです。2020年の春に世界で最初にPlay to Earnという経済圏を作
ったのはこのDEA社であり、日本で初めて金融庁に認可されたPlay to Earnトークンであります。
現在はアジア、ヨーロッパ、北米を中心に事業を展開しておりますが、今後は日本市場に力を入れ
ていく中で弊社もパートナーとして成長していくことができるだろうと考え、今回事業を開始する
に至りました。 DEA社の取り扱うDEAPcoinは日本の暗号資産取引所に登録されていますので、国
内のユーザーが安心して取引ができるというところも強みだと考えております。また直近11月に楽
天やテレビ東京とも業務提携を行っていることから、今後幅広い組手が可能になるであろうと考え
ております。
このような中でまずはDEA社のゲーム内で利用するNFTやデジタルアイテムを日本の法人顧客向
けに販売する代理店事業をさせていただくということを決めております。今後も様々なサービス展
開を検討しておりますが、まだ開示ができていないという状況でありますので、状況に応じて随
時、適時開示を行っていきたいと思っております。
またメタバース事業について。こちらに関しては今後数年かけてかなり大きなマーケットになる
と考えており、何も手をつけないでいることで今後のマーケットから取り残される、そういう危機
感を持っております。これはリクルートの頃、インターネットが世に出始めた時代、紙からwebに
移行していくなかで他社に先駆けてマーケットをとることができたのは、いち早くその流れをウォ
ッチして動くことが重要だったという経験によるものです。ですので、今何かするということを考
えているのではなく、クライアントと共に研究開発をして投資を行い、いくつかのフィジビリティ
スタディを行うなかで、またどのデバイスがメタバース市場でメインになるのかというところもこ
の一年で大きく動くのではないかと考えておりますので、これらが見えてきたところでサービスを
提供できるよう準備していきたいという考えです。




② HRデータ事業の成長を今後どのように持続させていくのか教えてください。
冨塚 [A]:HR データ領域においては HR アドプラットフォームと求人検索エンジンが主な事業とな
っております。 プラットフォームにご期待されている株主様も多くいらっしゃるということは認
HR
識しております。なかなか連携メディアが増えないという実態において、早急に拡大したいという
考えは持っておりますが、メディア先の技術的な問題、開発者・エンジニアのリソースなどといっ
た問題があります。私自身もリクナビを開発担当していたことがありますので、相手先の状況も想
像できますが、提携にどれぐらい工数を割くか、自社の商品サービスを拡大させるために使うのか、
といったリソース配分についてはどのメディアにおいても課題となっており、今連携について話を
進めているメディアは複数あるものの、具体的な連携時期を申し上げられないのが実態であります。
現時点では、マッチングを増やす総数を増やしていくということをやっていくと共にユーザビリテ
ィの向上を行ってまいります。
求人検索エンジンについては、運用力の向上によりリピート率がかなり高く、売上拡大が高く見
込めるというふうに思っております。利益率は低いですが利益額は上がっていく見込みですので、
こちらも引き続き強化をしていきます。
また、私自身がHR分野にのみ注力していくことに危機感を覚えております。過去、コロナやリ
ーマンショックで業績に大きな影響が出るということを実感しておりますので HR データ事業だ
けではなく、外部環境の影響を大きく食らってしまうということがない、求人市場に左右されない
販促領域においても柱を作っていきたいというふうに思っており、新規事業に投資をすることで柱
を増やしていきたいと考えております。



③ 今後の事業戦略について詳しく教えてください。


冨塚 [A]:既存事業については先述の通り、体制を大きく変えることなく売上を伸ばしていきた
いという考えです。他に申し上げるとすれば営業強化をしたいと考えております。現在の事業では
中途領域が非常に強いのですが新卒領域についても今後拡大していきたいと考えています。
新規事業について着目するのであれば、どのようにローコストでデータを集めるか、集めたデー
タをどうやって換金化するかを考えて開発をしていきたいと考えております。例えばペット事業に
おいて、私はじゃらんnetを9年ほどやっておりましたが、OTA(オンライントラベルエージェン
ト)のマーケットは約2兆9000億円という風に言われております。ここにペットを飼っている方の
パーセンテージを掛け合わせると4000億のマーケットがあると考えております。ですが、人相手の
宿泊先は沢山見つかるもののペット専門の宿を検索予約できるサービスというのはあまりありませ
ん。じゃらんnetにも同様のコーナーはありますがこれはクライアントの入力に依存しており、詳
細がわからないためユーザー目線では使いにくいところがあります。こういったようなリクルート
時代に得た知見を生かしたサービスづくりによってマーケットを拡大していきたいというふうに考
えております。
④ ペット事業において、ベンチマークといったものはないのでしょうか。


冨塚 [A]:現状ペット領域というのは、色々なサービスが役割によって分散されており、ペット
に関する情報をトータル的に網羅したサービスはあまりありません。そういった意味ではベンチマ
ークにしているというところはありません。すでにあるサービスについても、規模はあまり大きく
ないといったものがほとんどです。



⑤ 今後のらくらく連絡網の会員数の拡大の見込み収益アップの展望を教えてください。


冨塚 [A]:先述の通りこちらのサービスは今までほとんど宣伝をしてきておりません。今回新た
に団体マッチング機能を追加いたしますが、これを追加することでサービスユーザーが知り合いの
団体に声をかけ、登録を促すことでユーザー数を口コミで拡大していく、ユーザー同士のコミュニ
ケーション促進を図ることでユーザーを獲得してきたいというふうに思っております。


⑥ らくらく連絡網で獲得したデータの鮮度についてはどうお考えですか。


冨塚 [A]:会員行動データというものを新たに集めていっています。定期的なアンケート実施を
含め、ユーザーデータを更新していくことによって鮮度をキープして行くことを考えております。


以上

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