FRONTEO、厚労省・販売情報提供活動新ガイドラインに対応する日報/週報データの網羅的・効率的な審査を支援するソリューションを提供開始

2019 年 7 月 29 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



FRONTEO、厚労省・販売情報提供活動新ガイドラインに対応する
日報/週報データの網羅的・効率的な審査を支援するソリューションを提供開始



株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏 以下 FRONTEO)
は、独自開発のAIエンジン「KIBIT(キビット)」を活用した「MRの日報/週報審査ソリュ
ーション」の提供を開始しました。医療用医薬品の販売情報提供活動において「不適切」と
される可能性の高い情報・表現をKIBITで検知することで、膨大な数のMRの日報/週報デー
タの網羅的・効率的な審査を支援します。

厚生労働省の「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」が 2019 年 4 月
に適用され、
「業務記録の作成・保管」、「評価への反映」、「販売情報提供活動やプロモー
ション資材の適正性をモニタリングする監督部門の設置(10 月 1 日から適用)」など、監督
指導や体制のさらなる強化が求められるようになりました。特に、MR の営業日報/週報の管
理においては、膨大なデータのモニタリングが必要となるため、対応工数や体制の確保は大
きな課題となっています。

上記を背景に、FRONTEOではコミュニケーションデータ解析やリスク検知をはじめとす
るノウハウと多数の実績を活かし、MRの日報/週報から不適切とされる可能性の高い情報・
表現を検知するAIソリューションの提供を開始しました。審査担当者の工数削減をはじめ、
各社の業務や課題、取扱製品に合わせての審査観点の設計・モデル作成も含めての支援も可
能です。



■ MRの日報/週報審査ソリューション 導入ステップ
1. 審査業務のヒアリング内容やガイドラインを元に、現状や課題を整理し、審査の観点
(検知したい表現)や適用方法を決定
2. 評価モデルを作成し、KIBITを用いてテストデータによるチューニングを実施した上で、
専用環境を構築
3. KIBITを用いた審査業務の開始
―審査対象の日報/週報を解析し、教師データと類似する(=不適切な表現を含む可能性
が高い)順にスコアリング。
―スコアリングされた日報/週報データを、審査担当者が高スコアのものからハイライト
箇所を中心に確認。

■ 導入効果シミュレーション
・MR在籍数1,000名、1人あたりの1日5件の日報記載、審査担当による日報チェック時間1件
あたり3分と仮定すると、審査対象の日報総量は5,000件×20営業日=100,000件/月。全件
チェックに5,000時間/月が必要となる。




・AI(KIBIT)を導入した場合、審査担当者のチェック対象は、KIBITが全件の中から抽出し
た疑義のある日報のみとなる。
→ 疑義のある日報を5%(5,000件)と仮定すると、審査担当者によるチェック業務は250
時間/月となり、時間に換算して4,750時間、工数に換算するとおよそ30人/月相当の削減効
果が得られる。




審査業務の運用イメージ




詳しくは、当社WEBページ「KIBIT MRの日報/週報審査ソリューション」でご覧になれます。
URL http://www.kibit-platform.com/solution/mgl-solution/

FRONTEOは、独自開発のAIエンジン「KIBIT」と自然言語処理技術のノウハウを活用し、
より幅広い業界や規制に対応するRegTech(レグテック)ソリューションを提供すること
で、規制への対応コストや工数の引き下げ、生産性向上を支援し、お客様のビジネス推進に
貢献してまいります。

■KIBITについて
「KIBIT」は人工知能関連技術のLandscapingと行動情報科学を組み合わせ、FRONTEOが独自開
発した日本発の人工知能エンジンです。人間の心の「機微」(KIBI)と情報量の単位である「ビ
ット」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を学習できる人工知能」を意味しています。テキス
トから文章の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報の選
び方を再現することができます。

■FRONTEO について URL: http://www.fronteo.com/
株式会社FRONTEOは、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行うeディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業とし
て2003年8月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュ
ー)」、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーデ




ィング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培わ
れ、発展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗
黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスイ
ンテリジェンスなどの領域に展開し、FinTechやRegTechに加え、「働き方改革」でも実績をあ
げています。2007年6月26日東証マザーズ、2013年5月16日NASDAQ上場。資本金2,559,206千
円(2019年3月31日 現在)。2016年7月1日付けで株式会社UBICより現在の社名に変更しており
ます。


<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 河本、高橋
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com





6507