FRONTEO、人工知能が作業の進捗を自動的に管理する技術について、日本で特許を取得

2016 年 10 月 12 日
報道資料
株式会社 FRONTEO
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:FTEO、NASDAQ)




FRONTEO、人工知能が作業の進捗を
自動的に管理する技術について、日本で特許を取得
人工知能がレビュー作業の進捗をモニタリングし、
進捗を促すことによって作業効率を改善


米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手が
ける株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、旧UBIC)は、
人工知能が作業の進捗を自動的に管理するエージェント技術に関する特許査定謄本を、日本
特許庁より受領いたしました。このたび、特許権の設定登録のための手続きが完了しました
ので、お知らせいたします。

出願番号:特願2012-224584 ※登録番号未付与
特許出願日:2012年10月9日

知的な判断を伴う作業の進捗を管理し、その効率を高めることは困難です。例えば、フォ
レンジック調査におけるレビューなど、作業の精度・効率は作業者の能力・体調・モチベー
ションなどの複数の要因に応じて大きく変化し、それが外から見えにくいため、管理・改善
は容易ではありません。

今回特許を受けた技術では、当社独自の人工知能エンジン「KIBIT」(キビット)は、作業
者に期待される進捗と実際の進捗とが乖離したことを自動的に検知すると、エージェントを
表示させて作業が遅延していることを作業者にフィードバックし、作業効率の向上を図るこ
とができます。

今後ますます発展するユビキタス環境においては、こうしたAIエージェント技術による多
様な情報支援が重要になると考えられます。当社はコミュニケーションロボット「Kibiro」
(キビロ)をはじめとして、人間をフレンドリーに支援する次世代インターフェースの実現
に取り組みます。

また、当社は、人工知能応用技術の研究開発・知的財産獲得を推進することにより、リー
ガル領域をはじめとして、ヘルスケア、マーケティング、ビジネス・インテリジェンスなど
の新しい領域で、多様なデータ解析ソリューションへの展開を目指しており、その実現によ
って、よりよい未来の創造に邁進してまいります。なお、本件における通期業績に与える影
響は軽微です。





※特許査定は、特許庁審査官による審査の結果、特許出願された発明に対して特許権付与が
承認されることをいいます。特許査定後、出願人が特許料を納付することにより、特許権が
設定されたことが特許原簿に登録されます。これにより、登録番号が付与され、特許権が発
生します。

【FRONTEO について】URL: http://www.fronteo.com/
株式会社 FRONTEO は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業
として 2003 年 8 月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・ア
イ・ビュー)、アジア言語に対応した「Predictive Coding®(プレディクティブ・コーディング)
」 」
技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。同事業で培われ、発展した独自の人
工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行
動の予測を実現。最近ではヘルスケアやビジネス・インテリジェンス、マーケティングなどの領
域に活用し、事業の拡大を進めています。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ、2013 年 5 月 16 日
NASDAQ 上場。資本金 1,764,965 千円(2016 年 9 月 30 日現在)
。2016 年 7 月 1 日付けで株式会
社 UBIC から現社名に変更しております。

<本件に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 廣瀬、水口
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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