FRONTEOの人工知能KIBIT、明治安田生命保険の社内業務の効率改善の取組みに導入

2018 年 4 月 24 日
報道資料
株式会社 FRONTEO
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:FTEO、NASDAQ)



FRONTEO の人工知能 KIBIT、明治安田生命保険の
社内業務の効率改善の取組みに導入

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、旧UBIC)は、明
治安田生命保険相互会社(執行役社長 根岸 秋男)において、独自に開発した人工知能エ
ンジン「KIBIT(キビット)」が社内業務の効率改善を試行する取組みに導入されたことを
発表しました。

明治安田生命保険とFRONTEOは、2017年10月より、KIBITを活用できる業務内容につい
て、PoC(=概念実証)を実施し、検討してきました。特定の分野での社内業務の文書解析
を行い、発見したい文書を効率良く抽出することに高い効果を確認できました。

FRONTEOの人工知能KIBITの仕組みは、キーワードではなく、見つけ出したい文章をま
るごと読み込むことで、文章の特徴を学習します。解析によって、似た特徴を持つ文章を捉
えることができるため、違う言葉を使っていても同じような意味を伝えている内容の抽出が
可能です。
また、複数の観点も一度にチェックでき、対象となる文章一つ一つにスコアリングするこ
とでチェックすべき文書を序列化するため、人間がどこまで優先度をつけて、チェックを行
うか線引きをすることができます。また、KIBITが文書を読み込んで解析を行う速さは、人
間が目視で行う場合と比べ、最大で約4,000倍(当社調べ)となります。

従来、明治安田生命保険では、お客さまサービス向上のため、お客さまとのやりとりの大
量データ中から特定の条件に該当するものを抽出し分類する作業をキーワードの検索により
行っていました。今回の取組みでは、人工知能KIBITの機能を活用して、業務の見直しをさ
らに検討していきます。具体的には、キーワードに依存した分類をより効率的に行えるよう
にキーワ-ドだけではなく文章の内容そのものを把握し目的別に抽出、分類する方法に変更
します。この対応により、人手で文章の内容を確認、チェックする作業時間を軽減すること
が可能となります。

FRONTEOは、今回の試行導入を始め、明治安田生命におけるKIBITの活用のために、幅
広くノウハウの提供とサポートを行って参ります。





■KIBITについて
「KIBIT」は人工知能関連技術のLandscapingと行動情報科学を組み合わせ、FRONTEOが独自開
発した日本発の人工知能エンジンです。人間の心の「機微」(KIBI)と情報量の単位である「ビ
ット」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を学習できる人工知能」を意味しています。テキス
トから文章の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報の選
び方を再現することができます。

【FRONTEO について】URL: http://www.fronteo.com/
株式会社 FRONTEO は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業とし
て 2003 年 8 月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュ
ー)、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディン

グ)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培われ、発
展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を
学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスインテリジ
ェンス、デジタルマーケティングなどの領域に展開し、FinTech や RegTech に加え、 「働き方改
革」でも実績をあげています。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ、2013 年 5 月 16 日 NASDAQ 上
場。資本金 2,481,621 千円(2017 年 3 月 31 日現在) 。2016 年 7 月 1 日付けで株式会社 UBIC よ
り現在の社名に変更しております。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 池内、河本
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com





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