UBIC、ウェブサイトの書き込みを監視する人工知能技術について、日本で特許を取得

2016 年 5 月 25 日


報道資料
株式会社UBIC
(東証マザーズ コード番号:2158)
(NASDAQ ティッカーシンボル:UBIC)



UBIC、ウェブサイトの書き込みを監視する
人工知能技術について、日本で特許を取得
潜在的なリスクを発見する次世代のネット書き込み監視を実現


米ナスダックと東証マザーズに上場し、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」を駆使し
たビッグデータ解析事業を手がける UBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正
宏)は、ウェブサイトの書き込みを監視する人工知能技術について、特許査定謄本を日本特
許庁より受領いたしました。このたび、特許登録のための手続きが完了いたしましたので、
お知らせいたします。



出願番号:特願2015-558255 ※登録番号未付与
特許出願日:平成27年(2015年)11月27日(優先日:2014年12月26日)



近年、ウェブサイトでの利用者のアクティビティ(例えば、企業のブログのコメント欄へ
の書き込みや商品のレビュー、SNSでの投稿など)を監視する重要性が増しています。悪意
あるコメントで企業サイトのコミュニティが荒らされたり、製品・サービスに対する誤解が
拡散することで企業や商品のイメージを毀損させたりするリスクが拡大しているためです。

これに対して、当社は KIBIT 搭載のソーシャルメディア分析システム「Lit i View SNS
MONITORING」を開発し、犯罪への発展につながりそうな書き込みを検知する実証実験を
進めています。また、他社との協業により、KIBIT を用いた次世代ネット書き込み監視サー
ビスを開始する予定です(2016年5月16日付けプレスリリース参照)。

今回、当社はこれらの新サービスを広く支える技術について、日本で特許を受けました。
具体的には、少数の教師データに基づいて、KIBIT が監視すべき情報の特徴を正確に学習
し、その特徴に合ったニュアンスを含む文章を抽出する技術です。これにより、潜在的なリ
スクを発見する次世代のネット書き込み監視を実現することができます。

当社は、人工知能応用技術の研究開発・知的財産獲得をさらに推進することにより、今回
特許を受けた技術の主な適用領域であるデジタルセキュリティをはじめ、医療・マーケティ
ング・ヘルスケア・ビジネスインテリジェンスなどの領域で、多様なデータ解析ソリューシ
ョンへの展開を目指しており、その実現によって、よりよい未来の創造に邁進してまいりま
す。なお、本件における通期業績に与える影響は軽微です。


※特許査定は、特許庁審査官による審査の結果、発明に対して特許権付与が承認されること
をいいます。特許査定後、出願人が登録料を納付することにより、特許発明が登録原簿に
登録され、特許権が発生するとともに、登録番号が付与されます。

※Lit i View は、当社の登録商標です。



【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析
を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行
う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業として
2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビュー)、 」
アジア言語に対応した「Predictive Coding (プレディクティブ・コーディング)
®
」技術などを駆使
し、企業に訴訟対策支援を提供しています。訴訟対策支援で培った UBIC 独自の人工知能は、専
門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近
では医療やビジネスインテリジェンス、マーケティングなどの領域に人工知能を活用し、事業の
拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月
16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,705,931 千円(2016 年 3 月 31 日現在)。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社 UBIC 広報担当 池内
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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