LITALICOとUBIC、人工知能を活用した協業を開始

株式会社 LITALICO
株式会社 UBIC
2016 年 5 月 13 日


LITALICO と UBIC、人工知能を活用した協業を開始
~自殺の予兆を早期発見する仕組みを構築~
「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障がい者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げ
る教育事業を全国展開する株式会社 LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、東
証マザーズ:6187)と、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がける株式会社 UBIC(本社:東
京都港区、代表取締役社長:守本正宏、東証マザーズ:2158、NASDAQ:UBIC)は、人工知能を活用し
た協業を開始いたします。

協業の最初の取り組みとして、LITALICO の障がい者就労移行支援事業「ウイングル」においてこれまで約
7,000 人の精神障がいのある方の支援に取り組んできた知見を活かし、支援記録のテキストデータを UBIC の
人工知能「KIBIT」(キビット)が読み込み、分析することで、精神障がいのある方の自殺の予兆や可能性の高ま
りを早期に発見する仕組みを構築、ウイングルでの導入を開始しました。

2018 年度からの精神障がい者の雇用義務化を控え、精神障がいのある方の雇用が活発になっており、今後
も増加が見込まれています。一方、職場でのストレスなどから精神障がいを新たに発症する方が近年増加して
います。精神障がいのある方の自殺率は精神障がいのない方に比べて高いとされ、日本において自殺を図った
方の 75%は何らかの精神障がいがあるとする調査※もあるなど、精神障がい者の自殺予防対策は、社会問題
の一つとなっています。


LITALICO と UBIC は、今後も自殺予防対策の強化に取り組むほか、一人ひとりの特性や個性に応じた「個
別最適」な社会づくりによる、一人ひとりの幸せを実現するサービスを協力して開発、提供してまいります。

* 飛鳥井望「自殺の危険因子としての精神障害 -生命的危険性の高い企図手段をもちいた自殺失敗者の診断学
的検討-」(精神神経誌 1994)より

【LITALICO について】
LITALICO は、2005 年 12 月設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全
国最多となる全国 53 拠点で就労移行支援事業所を展開しています。企業向けの障がい者雇用支援から始まった事業は、
現在では障がい者向け職業訓練事業、そして障がい者の家族向け事業や教育事業など、その領域を広げています。幼児
教室・学習塾「Leaf」を首都圏と関西地方に 63 ヶ所で、IT×ものづくり教室「Qremo」を首都圏 5 ヶ所(いずれも 2016 年 5
月時点)で開校しています。2016 年 3 月、東証マザーズに上場しました。詳細は http://litalico.co.jp/をご覧ください。

【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業
です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフ
ォレンジック調査を支援する企業として 2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビ
ュー)」、アジア言語に対応した「Predictive Coding®(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支
援を提供しています。訴訟対策支援で培った UBIC 独自の人工知能は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の
思考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近では医療やビジネスインテリジェンス、マーケティングなどの領域に人工
知能を活用し、事業の拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007 年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月
16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,688,433 千円(2015 年 3 月 31 日現在)。

<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>
株式会社 LITALICO(りたりこ) 広報グループ 古澤、矮竹(わいちく)、三谷
TEL:03-5704-7355 E-mail:pr@litalico.co.jp
株式会社 UBIC 広報担当 池内
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345

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