株式会社花巻バイオマスエナジーのキクラゲ栽培について

2021 年3月 24 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 タ ケ エ イ
代表者名 代表取締役社長 阿部 光男
(コード: 2151 東証第1部)
問合せ先 取締役常務執行役員 上 川 毅
(TEL 03-6361-6871)


株式会社花巻バイオマスエナジーのキクラゲ栽培について


当社子会社「株式会社花巻バイオマスエナジー」(岩手県花巻市、以下「花巻 BE」)は、発電所
の余熱を利用した菌床キクラゲ栽培に成功し、出荷を開始いたしましたのでお知らせいたします。






1. キクラゲの栽培について
花巻 BE では、2017 年の営業開始以来、発電事業における余熱利用策として、国内での生産
量が少ないキクラゲの栽培について、実証試験を重ねてまいりました。本年 1 月に栽培用ハウス
が竣工し、菌床を搬入してから順調に生育して収穫できましたので、この度出荷を開始いたしま
した。主に、地元花巻市の食品加工業者にて、学校給食や地元宿泊施設などで提供される料理
の具材としてご利用いただく予定です。なお、収穫したキクラゲはカット・包装を経て冷凍保存す
ることにより、通年で出荷が可能です。年間の生産量は約6トンを見込んでおります。


2. バイオマス発電における余熱利用について
発電用タービンを回した蒸気は、冷却水によって水に戻します。この冷却水の温度が約 40~
50℃になることから、当社グループは木質バイオマス発電事業の参入当初から、余熱の有効利
用策を検討してまいりました。既に、グループ会社の株式会社津軽バイオマスエナジーは、隣接
する株式会社津軽エネベジ(両社とも青森県平川市)のビニールハウスへ、余熱を温風に変えて
送り、積雪荷重と温度管理の点から冬季のハウス農業が困難とされてきた津軽地方で、高糖度ト
マトの通年栽培を行っております。※1
また、株式会社大仙バイオマスエナジー(秋田県大仙市、以下「大仙 BE」)では、温水による
床暖房設備のあるバス停留所を新築して寄贈し、地域の皆様の通勤通学時、冬でも暖かくバス
をお待ちいただけます。※2
そして花巻 BE では、大仙 BE と同様に、温水を循環させる床暖房設備によってハウスを暖
め、通年でキクラゲの栽培に適した環境を整備いたしました。





※1 2016 年 11 月 17 日付「農業ビジネス参入への参入について」及び 2017 年8月 22 日付「株式会社津軽エネ

ベジ 高糖度トマト豊作祈願祭開催のお知らせ」をご参照下さい。

※2 2020 年 10 月1日付「株式会社大仙バイオマスエナジーによるバス停留所寄贈のお知らせ」をご参照下さい。




キクラゲ栽培ハウス 収穫したキクラゲ




以上





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