「RE Action」および「気候変動イニシアティブ」参加のお知らせ

2021 年2月8日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 タ ケ エ イ
代表者名 代表取締役社長 阿部 光男
(コード: 2151 東証第1部)
問合せ先 取締役常務執行役員 上 川 毅
(TEL 03-6361-6871)


「RE Action」および「気候変動イニシアティブ」参加のお知らせ


当社は、使用電力を 100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再生可能エネル
ギー100%利用を促進する枠組み「RE Action」、および気候変動対策に積極的に取り組み、脱炭
素社会の実現を目指すネットワーク「気候変動イニシアティブ」に参加しましたのでお知らせいたし
ます。




1. 「RE(アールイー) Action」への参加について
使用電力を 100%再生可能エネルギーに転換することを宣言する「RE100」の認知度は非常に
高まっておりますが、これに参加できるのは消費電力量が 10GWh 以上の企業、団体等に限られ
ています。そのため、同じ目的で、消費電力量の規模に関わらず参加できる新たな枠組みとして設
立されたのが「RE Action」です。
当社は、2020 年 10 月に政府が宣言した「2050 年カーボンニュートラルの実現」に呼応して、
「RE100」と同じく、企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を再生可能エネル
ギーに転換する枠組みとして設立された「RE Action」に参加することとしました。


2. 「気候変動イニシアティブ」への参加について
2015 年のパリ協定成立を受けて、世界各国で企業や自治体、NGO など国家政府以外の多様
な主体が、気候変動対策の中で大きな役割を果たすようになってきております。
「気候変動イニシアティブ」は、「脱炭素化をめざす世界の最前線に日本から参加する」趣旨の
下、気候変動対策に積極的に取り組む 105 団体によって 2018 年7月に設立され、参加団体数は
今日までに5倍以上に拡大しています。
当社は、この趣旨に賛同し、それぞれの帰属団体の枠を超えてパリ協定即ち脱炭素社会の実
現に向けて取り組みを強めていくことを目指して、「気候変動イニシアティブ」にも参加することとし
ました。





3.CO2 排出実質ゼロに向けた社会的取組等への当社グループの対応
資源循環型社会への貢献を目指す当社グループは、経営ビジョンの一つに「環境保全を通じ
た社会貢献」を掲げております。即ち、豊かな大地・森・海からなる Only One Earth(かけがえの
ない地球)を守り次代に引き継ぐため、資源循環や気候変動などの社会課題の解決策を講じ、
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に寄与することを目指しております。
当社グループはそのため、「一般財団法人タケエイ SDGs 推進財団」(以下「財団」)を設立
し、「総合環境企業」として、グループ各拠点における近隣自治体や地域社会の環境保全活動と
タイアップした取組を強化しています(*1)。
この度の2団体への参加をはじめ、気候変動対策に積極的に取り組む加盟諸団体との連携の
輪を広げ、CO2 排出実質ゼロに向けた社会的取組等へ一層積極的に対応してまいります。


4.当社グループ事業の気候変動への具体的な取り組みについて
当社グループは、産業廃棄物の適正処理と再資源化を行う中で、直近では、脱炭素電源の燃
料となる RPF(*2)製造を強化するとともに、中期的には廃棄物発電の事業化を推進いたします。
また、近年拡充している再生可能エネルギー事業においては、東北地方の地元森林組合や素
材生産者等と連携しながら、伐採・搬出・燃料製造、植林の一貫体制を構築し、山林の保全育成
と、燃料材の安定調達の両立にも積極的に関わっております(*3)。
なお、木質バイオマス発電所を東北地方4ヶ所(うち1ヶ所は営業運転準備中)、首都圏2ヶ所運
営し、化石燃料に依存しない再生可能エネルギーの供給体制を拡充しております(*4)。




*1: 2020 年5月1日付「一般財団法人タケエイ SDGs 推進財団設立のお知らせ」をご参照下さい。
*2: RPF(Refuse derived paper and plastics densified fuel) :マテリアルリサイクルが困難な古紙及び
廃プラスチック類を主原料とした固形燃料。
*3: 2020 年5月1日付「株式会社タケエイ林業設立のお知らせ」をご参照下さい。
*4: 当社グループ木質バイオマス発電所の展開状況については以下のアドレスをご参照下さい。
http://www.takeei.co.jp/group-energy.html




以上





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