メンバーズ執行役員白井 恵里が産学連携での生成AI活用を目的に発足した「一般社団法人Generative AI Japan」の理事に就任

2024 年 1 月 17 日




東 京 都 中 央 区 晴 海 一 丁 目 8 番 10 号
株 式 会 社 メ ン バ ー ズ
代 表 取 締 役 社 長 髙 野 明 彦
[ コード番号:2130 東証プライム市場 ]


メンバーズ執行役員 白井 恵里が産学連携での生成 AI 活用を目的に発足し
た「一般社団法人 Generative AI Japan」の理事に就任
~ベネッセ、ウルシステムズが発起人、慶應大学 宮田 裕章教授を代表に、AI 活用の先
端企業や有識者ら 17 人が理事に~


デジタルビジネス運用支援で企業の脱炭素DXを推進する株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締
役社長:髙野 明彦、以下「メンバーズ」)は、株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、
代表取締役社長:小林 仁、以下「ベネッセ」)と、ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取
締役社長:横山 芳成、以下「ウルシステムズ」)が、共同発起人となり、代表理事である慶應義塾大学 医学
部 宮田 裕章教授を含む先端企業や有識者ら17名を理事に迎え、2024年1月に発足した一般社団法人
Generative AI Japan(略称「GenAI」、URL:https://generativeaijapan.or.jp/)の理事に、メンバーズの
執行役員 兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長 白井 恵里が就任したことをお知らせします。
本団体は、生成AI活用における教育やキャリア、協業、共創、ルール作り、提言を行い、日本全体の産業競争
力を高めることを目指します。




● 背景・概要
生成AI元年と称される2023年、日本でも多くの企業が生成AIの活用を推進してきました。一方で、生成AI
の社会実装においては価値創造とともに、高い公正性や安全性の構築が必要とされています。
現在、国の規制やガイドライン整備が進められているものの、実態にそぐわない規制導入や、AIサービス
利用時のリスクが高止まりする可能性があり、このような課題を解決するためには、民間企業や利用者の
視点からの議論の場や、政策提言やルールメイキングにつなげる仕組みが必要です。そこで、ベネッセと





ウルシステムズが発起人となり、慶應義塾大学教授の宮田 裕章氏を代表理事とする「一般社団法人
Generative AI Japan」が設立されました。メンバーズ執行役員 兼 メンバーズデータアドベンチャーカ
ンパニー社長 白井 恵里はこの団体の理事に就任します。この団体は、AIの利活用に関わる企業や有識者
が参画し、日本における生成AIの利活用の在り方を議論し、利用者実態に沿ったユースケースから業界標
準を確立、ベストプラクティスの普及を図ります。また、ガイドラインの整備や政策提言も重要な活動の
一環として行っていく予定です。


メンバーズでは、AI・データ活用・XR(クロスリアリティ)・Web3といったデジタル先端領域をはじめ、
デジタルマーケティング、プロダクト・サービス開発などの専門スキルを持つプロフェッショナルなデジ
タルクリエイターがグループ全体で2,500名以上在籍しており、取引先企業のビジネス変革・内製化DXを
実現するデジタルビジネス運用支援を行っています。生成AIにおいても、導入、リスキリング、PoCなど
多数のプロジェクトを推進してきており、2024年1月には、これまで提供してきたサービスを体系化・整
理し、生成AIなどのデジタル先端技術を活用した業務プロセス改革で生産性向上を実現し、企業のビジネ
ス成果創出を支援する「生成AI活用支援」サービスの提供も開始しています。
(URL:https://www.members.co.jp/services/ai/generative-ai/)


この度の理事就任およびこの団体への参画により、他の理事や会員と共に安全で公正、そして生産性を高
める生成AIの社会実装を目指してまいります。


● メンバーズ執行役員 兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長 白井 恵里の略歴およびコ
メント
(1)略歴
東京大学卒。2016年メンバーズ入社。2018年メンバーズの子会社(現、社内
カンパニー)社長として株式会社メンバーズデータアドベンチャーを立ち上
げ。2020年から株式会社メンバーズ執行役員。メンバーズデータアドベンチ
ャーカンパニーでは、データ領域プロフェッショナル人材の常駐によるデー
タ活用支援サービスを提供。100名を超えるデータサイエンティストらが所属
している。


(2)コメント
メンバーズは、データ・デジタル領域で500社以上のお客さま企業の課題解決
を行ってまいりました。AIや機械学習の利用も多数のプロジェクトで進んで
おります。作って終わりではなく、運用しながら改善を続けることを重要視し、運用における成果向上事
例を多数創出しております。単に生成AIを使える環境を作ったり社員教育をするだけでは、継続的な利益
向上には繋がりません。ビジネスに生成AIを定着させるには運用の思想が欠かせません。AIの活用は、機
密であり資産であるデータをどのように生み出しどう管理するか、という問題と不可分です。リスクがあ
るからやらないではなく、リスクを正しく認識、対策しながら、AIによって日々の業務の成果向上を実現





するデータマネジメントが必要とされています。これまで培ってきた運用やデータマネジメントのノウハ
ウで、会員企業の皆さまや、日本全体の産業競争力の向上を実現していきたいと思います。


● 一般社団法人Generative AI Japanについて
(1) 協会概要
・ 名称:一般社団法人 Generative AI Japan
・ 登記日:2024年1月9日
・ 代表理事:宮田 裕章
・ 監事:原田 将充
・ 所在地:東京都多摩市落合1丁目34番
・ URL:https://generativeaijapan.or.jp/


(2) 代表理事 宮田 裕章氏のコメント
生成AIの登場は、私たちの世界に大きな変化をもたらし、ビジネスや学び、働き方自体にもインター
ネットの登場に匹敵するほど大きな影響を与えると予測されています。大量消費・大量生産を主流と
する時代では、個々の役割と知識習得型の修練が重要視されてきましたがインターネットの登場によ
り、私たちの生きる能力は『習得から検索のセンスへ』と大きく変化を遂げました。そして、今度は
生成AIの登場により『価値ある問いを立て、前進すること』が重要とされる社会が訪れるでしょう。
この一年、生成AIの活用が急速に進んでいますが、この技術をスタンダードにするためには、倫理や
プライバシーの課題に真摯に向き合い、日々革新を続ける技術と共に私たちも変わり続ける必要があ
ります。そして、未来を生きる子供たちがこの技術とどう向き合っていくべきかについても議論が必
要です。
本協会は、有識者や先端企業の専門家が集まり、未来の社会に問いを立てながら、安全に生成AIの活
用を推進し、企業活動においてイノベーションを実現するための一翼を担っていきます。協会の活動
を通して、日本社会全体の発展に貢献することを目指していきます。


(3) 活動計画
研究会やイベントを通じて事例収集と知見化を進めながら、産学連携で下記の5つの活動計画を軸
に、生成AIの活用促進と社会提言を行います。
① 先端技術の共有と連携
・変化の速い「生成AI」の先端技術の活用方法作りと各業界への展開を検討
・Google Cloud・Microsoft・AWS・Oracleなどに代表するクラウドベンダーからの最新情報の
共有
・利用者視点での生成AIのユースケース事例や方法論についての情報提供
② ビジネスユースケースの共有と実装支援
・生成 AI のビジネスユースケースの共有と、新たなケースにおける実装方法の検討・支援
・Recursive、アルサーガパートナーズなど、生成 AI の技術実装を行っているベンダーの事例を





提供
③ Labを起点にした共創・協業
・産学官連携での共創事例を創出
・東西にLabを設置:AWS Startup Loft Tokyo(AWSジャパン 目黒オフィス)、Tech
Acceleration Program(Google Cloud六本木オフィス)、Deloitte Tohmatsu Innovation Park
(東京・丸の内)、Microsoft AI Co-Innovation Lab(兵庫・神戸市)
④ 教育・学び
・ベースとなる生成AIリテラシー育成(プロンプト)と、高度エンジニア育成の拡大
・企業における教育プログラムの検討・開発・提供
⑤ 生成AI活用のルール作り・提言
・倫理的側面からの議論の実施、セキュリティ対策や危機管理におけるガイドライン作り
・国や公共機関との情報交換と提言


(4) Generative AI Japan Labの詳細
共創・協業を推進するGenerative AI Japan Labの所長として、松尾研究所パートナーの馬渕 邦
美氏が就任し、以下の拠点と連携しながら事例創出を目指します。


Generative AI Lab 所長 馬渕 邦美氏のコメント
生成AIの技術は日々ものすごいスピードで進化し、高度な自然言語処理や画像生成、音声合成な
どのタスクにおいて優れたパフォーマンスを発揮しています。しかし、企業に閉じた形での開
発・実装ではこの技術の進歩に追いつくことが難しい状況です。Generative AI Labは最新技術動
向やユースケースを共有できる場として設立し、最新技術の動向把握や、他の企業に情報を提供
するブリッジの役割を果たす「場」として機能することを目指しています。また、Labを通じて各
業界と連携を進め、ホワイトペーパーや提言を通じて政策に対する意見を発信していきます。


Lab拠点(50音順)
① AWS Startup Loft Tokyo
AWS Startup Loft Tokyo は AWS 東京オフィス内にあります。コワーキングスペースやイベン
ト実施など、様々な機能を揃えており、開発者やエンジニア、アントレプレナーの方々の AWS
活用や起業を支援しております。
住所 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア17F
② Google Cloud 六本木オフィス
(Tech Acceleration Program支援拠点)
Google Cloud六本木オフィスにてGoogle Cloudのプロダクトを活用した開発支援プログラムを
提供。
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー
③ Deloitte Tohmatsu Innovation Park





日本最大級のオープンエコシステム型イノベーションスペース。産学官連携にてシード発掘~
実施までの環境を提供。
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号 新東京ビル8F
④ Microsoft AI Co-Innovation Lab
日本マイクロソフトが神戸市協力のもと開設した、世界で6拠点目となるAI活用・人財育成拠
点。
住所:〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5 神戸商工貿易センタービル24階


(5) 組織構成(50音順・敬称略)※2024年1月17日現在
<代表理事>
宮田 裕章 慶應義塾大学 医学部 教授
<発起人理事>
漆原 茂 ウルシステムズ株式会社 代表取締役会長
國吉 啓介(業務執行理事) 株式会社ベネッセコーポレーション データソリューション部 部長
<有識者理事>
佐藤 昌宏 デジタルハリウッド大学 教授・学長補佐
鈴木 寛 東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策メディア研究科兼総合政策学部教授
玉城 絵美 琉球大学 工学部 教授、H2L, Inc. CEO、東京大学 大学院 工学系研究科 教授
<理事>
大谷 健 日本マイクロソフト株式会社 クラウド&AIソリューション事業本部データプラットフォーム
統括本部 業務執行役員 統括本部長
小俣 泰明 アルサーガパートナーズ 株式会社 代表取締役社長 CEO/CTO
白井 恵里 株式会社メンバーズ執行役員 兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長
瀧澤 与一 アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 執行役員
パブリックセクター技術統括本部長
竹爪 慎治 日本オラクル株式会社 専務執行役員 クラウド事業統括
則武 譲二 株式会社ベイカレント・コンサルティング 常務執行役員
寳野 雄太 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 ソリューション&テクノロジー部門 統括技術本
部長
馬渕 邦美 株式会社松尾研究所 パートナー
毛利 真崇 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AIクリエイティブDiv 統括
山田 勝俊 株式会社Recursive共同創業者・代表取締役COO
<監事>
原田 将充 税理士法人原田税務会計事務所 公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士
<顧問>
橋本 英知 株式会社ベネッセホールディングス 専務執行役員 CDXO 兼 Digital Innovation Partners
本部長





● メンバーズの「生成AI活用支援」サービス
生成AIなどのデジタル先端技術を活用した業務プロセス改革で生産性向上を実現し、企業のビジネス成果
創出を支援するサービスです。生成AI導入コンサルティング・活用研修から業務プロセス改善診断、Web
サイト・SNS・広告運用、自社専用の生成AI利用環境構築まで豊富なラインナップを取り揃え、企業の生
成AI活用を幅広く支援します。
・ URL:https://www.members.co.jp/services/ai/generative-ai/
・ 問い合わせ先:ai-taskforce@members.co.jp


※生成AIに関するメンバーズの事例
・ メンバーズが、ベネッセ、ビービットと、生成AIを活用した「次世代型Webサイトプロジェク
ト」を開始~サイトの運用・制作に生成AIを活用し、抜本的に業務プロセスを改革~(2023年7
月31日)
URL:https://www.members.co.jp/company/news/2023/0731_2.html
・ 生成AIを活用したWebサイト制作・運用改革によりコスト4割削減、制作期間を半分以下に短縮~
ベネッセが運営するWebサイト業務プロセスを抜本的に改革、新体制にて運用を開始~(2023年
10月27日)
URL:https://www.members.co.jp/company/news/2023/1027.html


● 株式会社メンバーズ
メンバーズは、2030年の目指す姿であるVISION2030として「日本中のクリエイターの力で、気候変動・人
口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする」ことを掲げ、デジタル
ビジネス運用支援を通して、企業の脱炭素DXを推進しています。
⚫ 所在地:東京都中央区晴海一丁目8番10号
晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 37階(受付35階)
⚫ 代表者:代表取締役社長 髙野 明彦
⚫ 資本金:1,057百万円(2023年9月末時点)
⚫ Webサイト:https://www.members.co.jp/
⚫ SNS
➢ Facebook: https://www.facebook.com/Memberscorp
➢ X(旧Twitter):https://twitter.com/Members_corp
⚫ メンバーズのデジタルビジネス運用支援サービス(YouTube):https://youtu.be/amWVSpUGVic


● 本リリースに関するお問い合わせ
株式会社メンバーズ
広報担当 竹原、鈴木、岡田
mail: press@members.co.jp





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