未来技術を用いた観光魅力発信事業を佐賀県嬉野市と共に開始

News Release
日本工営株式会社
2022 年９月 22 日

未来技術を用いた観光魅力発信事業を佐賀県嬉野市と共に開始
－ 旅マエ・旅ナカ・旅アトでメタバースと連動した観光体験を提供、地域創生を支援 －

日本工営株式会社（本社︓東京都千代田区、代表取締役社長︓新屋 浩明、以下、日本工営）は、佐賀
県嬉野市で採択された内閣府の「未来技術社会実装事業」に大日本印刷株式会社（本社︓東京都新宿区、代
表取締役社長︓北島 義斉）、株式会社ケー・シー・エス（本社︓東京都文京区、代表取締役社長︓宇野 昭
弘）と連携して取り組み、自身の分身となるアバターを通じていつでも、どこでも嬉野市の魅力ある地域資源の体験と
地域との交流ができるバーチャル空間（メタバース）「デジタルモール嬉野」を 9 月 22 日(木)17 時にオープンします。




＊「デジタルモール嬉野」︓ 西九州新幹線嬉野温泉駅前を再現した空間上を自由に移動し、観光動画等を楽しむことができます。

＊「デジタルモール嬉野」 URL︓ https://virtual-ureshino-web.com/


■ 「デジタルモール嬉野」の開発背景
嬉野市は、「嬉野温泉」や「うれしの茶」などの多彩な特産物や観光資源に恵まれる一方、少子高齢化や交流人
口の減少という課題を抱えています。これらの課題に対して、嬉野市は内閣府の「未来技術地域実装事業」を活用し、
「嬉野市の魅力を全国・全世界に発信する環境づくり」「来訪者の移動を支えるモビリティサービス」「5G を活用した各
種データの収集・提供」の 3 視点から、先進技術を活用した新たな観光まちづくりを目指したプロジェクトを推進してい
ます。この事業に日本工営は受託者として参加しています。
本事業は令和 2 年度より検討を開始し、令和 4 年度に内閣府の未来技術社会実装事業に採択、令和 7 年度
の社会実装を目標に取り組んでいます。今年度は、新幹線開業に合わせ、「嬉野市の魅力を全国・全世界に発信す
る環境づくり」を推進しており、その中核となるプロジェクトが、メタバース「デジタルモール嬉野」です。日本工営は、本プ
ロジェクトにおいて、インターネット上の仮想空間で、アバターを使って参加者同士が交流・周遊できるメタバース「デジタ
ルモール嬉野」の設計をはじめ、360°映像などを用いた動画観光、バーチャル散歩などの仕組みを構築します。自治
体や施設管理者公認のメタバースを構築・運用するコミュニケーション事業で現実世界と仮想世界を融合した“地域
共創型 XR（eXtended Reality）まちづくり”を進めながら、本事業で培った技術・ノウハウを活用し、今後は、メタ
バースの運用推進や、動画広告を活用したデジタルプロモーション、バーチャル接客サービスによる「オンライン接客・観
光案内」なども展開していきます。
観光客の「旅行前（旅マエ）」・「旅行中（旅ナカ）」・「旅行後（旅アト）」で楽しみを創出し、国内外へと発信、
豊かな体験価値を提供することで、嬉野市の交流人口拡大、新たな観光まちづくりや地方創生の実現につなげること
を狙いとしています。


■ 「デジタルモール嬉野」の特長
１．高精細のメタバースで嬉野市のさまざまな魅力を体験
「デジタルモール嬉野」は、9 月 23 日開業の西九州新幹線「嬉野温泉駅」と駅隣接の道の駅「うれしの まるく」内
の観光文化交流センターなどの建築データを基に高精細に表現したメタバースで、観光スポットの 360°動画による

---

 VR 体験や、アバターを使い自由に駅周辺の散策や嬉野市内の観光情報の収集ができます。メタバース内には複数
のコインが設置され、入手コインに応じて嬉野市の限定画像がプレゼントされる自動販売機を利用することができます。




＊VR 体験のイメージ（図左、中央） 現地の嬉野温泉駅前の観光文化交流センターでは実際に VR ゴーグル体験が可能です。
＊メタバース内のコイン設置イメージ（図右） メタバース内でコインを集めると、限定画像の提供イベント等に参加できます。


２．自由に参加者同士がいつでも交流できる場所
「デジタルモール嬉野」は、200 人以上の同時参加やチャットによる会話ができるため、複数のユーザーが参加して
楽しむことができます。パソコンやスマートフォンなどの情報端末のブラウザで世界中どこからでもアクセスできるため、専門
機器を用意せずに、いつでも楽しむことができます。


３．メタバースでオンラインイベント、ライブコマースを開催（今後実施）
今後、嬉野市内の複数拠点をスタジオとして、地域のコンテンツを活かしたオンライン配信やライブコマースを「デジタ
ルモール嬉野」内で行います。参加者は「デジタルモール嬉野」で開催される、さまざまなイベントを楽しむことができ、
「旅マエ」だけでなく、嬉野市から戻った「旅アト」でもイベントを通じて嬉野市と参加者の繋がりを育むことができます。


■ 今後の展開
日本工営は、嬉野市、大日本印刷株式会社、株式会社ケー・シー・エスと連携して、参加者と嬉野市をつなぐ要
（ハブ）となる「デジタルモール嬉野」を運用しながら、観光に活用できる未来技術の検証を進めてまいります。また、さ
まざまな施策やイベントを通じて、旅マエ、旅ナカ、旅アトの各シーンで参加者へ今までにない体験価値を提供し、嬉
野市の地域創生に貢献していきます。
この「嬉野市の魅力を全国・全世界に発信する環境づくり」を推進していくとともに、「来訪者の移動を支えるモビリテ
ィサービス」、「5G を活用した各種データの収集・提供」の取り組みも進めていきます。


■「デジタルモール嬉野」の推奨動作環境 ︓ PC、スマートフォンの両方で利用できます。
【PC】
・OS ︓ Windows 10 以降、Mac Catalina 以降
・GPU ︓ Intel Iris Plus Graphics 640 相当以上、NVIDIA GeForce 1060 相当以上
・ブラウザ ︓ Chrome の最新版をご利用ください
【スマートフォン】
・Android ︓ OS は Android 9 以降、ブラウザは Chrome の最新版をご利用ください
・iOS ︓ OS は iOS14 以降、ブラウザは Safari をご利用ください。
※一部非対応端末がありますので、ご注意ください。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。


―お問合せ先―
日本工営株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email︓ c-com@n-koei.co.jp ホームページ︓https://www.n-koei.co.jp/

---