令和5年度 臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクトが決定

News Release
2023 年 6 月 21 日
日本工営株式会社



令和5年度 臨海副都心における自動運転技術を活用した
サービスの構築に関するプロジェクトが決定
(都有地・公道プロジェクトの選定結果、都有地プロジェクト参加者募集)

日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋浩明 以下「日本工営」)は、東京都よ
り「令和5年度臨海副都心における自動運転技術を活用したサービス構築に関する業務委託」を受託し、自動運転移
動サービスのプロジェクト実施支援や事業化に向けた検証等を行う事業プロモーター業務を務めています。この度、臨海
副都心エリア(都有地・公道)において募集していた、自動運転のプロジェクトが決定いたしました。


東京都では「未来の東京」戦略において、2025 年の無人自動運転による移動サービスの実現を政策目標として掲げ
ているとともに、「スマート東京実施戦略」では、自動運転の実用化により、都の課題解決を目指しています。臨海副都
心エリアでは、自動運転技術を活用して地域の課題である回遊性の向上や、賑わいの創出につなげることを目指し、
2021 年度より自動運転プロジェクトを実施しています。
本事業では、プロジェクトを通じて自動運転移動サービスの事業化に向けた課題抽出、採算性やニーズの分析等によ
り自動運転移動サービスの早期実用化の促進を目指します。


1.概要
事業プロモーター(日本工営)が、自動運転技術と様々なコンテンツを組み合わせたプロジェクトを募集し、優れた取り
組みを選定して、プロジェクトの実施に係る支援を行います。プロジェクト実施者と事業プロモーターはプロジェクトを通じて
得られた結果をもとに法的課題や採算性等を検証します。なお、今回選定した事業者により、次年度も含めたプロジェク
トを実施する予定です。


事業プロモーター 事業実施者
委託 支援 利用
東京都 日本工営株式会社 ・アドバイス プロジェクト ・アドバイス 利用者



検証等への協力


2.選定結果(詳細は別紙1・2の通り)
都有地プロジェクト(別紙1):
【テーマ】 2025 年の自動運転サービス実装に向けた運行方法の最適化とサービスモデルの検証による、
シティバリュー向上プロジェクト
【プロジェクト実施者】 WILLER 株式会社、BOLDLY 株式会社


公道プロジェクト①(別紙2):
【テーマ】 臨海副都心の“環境”、“科学”、“文化”を先端技術で繋ぎ、発信する
【プロジェクト実施者】 先進モビリティ株式会社


公道プロジェクト②(別紙2):
【テーマ】 マルチモビリティを活用した臨海副都心エリアの回遊性向上、賑わい創出
【プロジェクト実施者】 株式会社ティアフォー




3.実施時期
都有地プロジェクト: 2023 年 6 月 30 日(金)~7 月 9 日(日)
公道プロジェクト①②: 2023 年 12 月~2024 年 2 月(予定)
※公道プロジェクトの実施内容・参加者募集については、詳細が決定次第ご案内いたします。


4.都有地プロジェクトの実施
4.1 プロジェクトの概要
 プロジェクト名 :2025 年の自動運転サービス実装に向けた運行方法の最適化とサービスモデルの
検証による、シティバリュー向上プロジェクト
 主な実施概要 :自動運転サービスの実装に向けた歩車混在での運行方法の検証と、新たなビジネス
モデルの需要検証を行う。具体的には、臨海副都心エリア内の回遊性を高め、自動
運転移動サービスについての社会受容性を高めるサービスの検証を行う。
 実施内容 :(1)観光用・通勤用のダイヤ設定
(2)自動運転貸切サービス
(3)運行ルート目印設置
(4)アンケート
 実施者 :WILLER 株式会社、BOLDLY 株式会社


4.2 本体験イベントの概要
 日程 :2023 年 6 月 30 日(金)~7 月 9 日(日)(10 日間)
※運行スケジュールの詳細は申込ページでご確認ください
 時間 :(平日)8:00~18:00 または 10:00~20:00 ※ 8 便/日
※7 月 5 日(水)~7 日(金)は試乗いただける運行時間帯・便数が異なりますのでご注意
ください。
(休日)9:00~19:00 ※8 便/日
 使用車両 :ARMA
*最高速度:19km/h(本プロジェクトでは最高速度 6km/h で運用)
*乗客定員:着席 8 名
 走行ルート :臨海副都心エリア シンボルプロムナード公園内
 運行ダイヤ :平日・休日で運行ダイヤが異なります
詳細はこちら
 参加費 :無料


4.3 参加方法
本体験イベントへのご参加は、下記よりお申込みください。
<参加申込 URL> https://lin.ee/s8gYUMG
<参加申込 QR コード>




※予約は 6 月 21 日(水)14 時より開始します。
※ホームページも同時刻よりオープン予定です。


5.その他
各プロジェクトの情報は、以下の特設 HP に掲載します。
URL : https://autonomouscar-tokyo.jp/


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自動運転バス ARMA




―お問合せ先―
日本工営株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: c-com@n-koei.co.jp ホームページ:https://www.n-koei.co.jp/



別紙1

選定プロジェクト(都有地)
【テーマ】 2025年の自動運転サービス実装に向けた運行方法の最適化とサービス
都有地 モデルの検証による、シティバリュー向上プロジェクト
【プロジェクト実施者】 WILLER株式会社 BOLDLY株式会社
【主な実施概要】
・自動運転サービスの実装に向けた歩車混在での運行方法
及び新たなビジネスモデルを検証
・エリア内の回遊性を高め、自動運転移動サービスについて
の社会受容性を高める取組みを検証

【実験車両概要】
・NAVYA社(フランス)のARMAを使用
・自動運転専用に開発された完全電気自動車
実験車両イメージ(ARMA) ・自動運転モード/手動運転モード(コントローラー)での走行が可能
【検証内容】
・回遊性向上の検証【事業性】
・歩車混在空間での受容性醸成【社会的効果】
・貸し切りバスのビジネスモデル検討【事業性】
【実施予定時期】
2023年6月30日から7月9日までの間で、平日6日、土日祝日4日の合計10日間
【実施予定箇所】
臨海副都心エリア シンボルプロムナード公園内

【走行ルート】




(プロジェクト実施者に関する問い合わせ先)
『臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト』
受付窓口(日本工営㈱コーポレートコミュニケーション室)メール: c-com@n-koei.co.jp 電話: 03-5276-2454
別紙2

選定プロジェクト(公道)

公道① 【テーマ】 臨海副都心の“環境”、“科学”、“文化”を先進技術で繋ぎ、発信する

【プロジェクト実施者】 先進モビリティ株式会社

【主な実施概要・検証内容】
本プロジェクトでは、ビジネスモデル及び技術的検証を実施
①ビジネスモデル検証
自動運転バスに対する社会受容性及び2025年の事業化を見据え
たルートにおける需要及び妥当性を検証
②技術的検証
想定ルートにおける自動運転バスの導入に係る技術的課題を検証
実験車両イメージ(J6)
【実験車両概要】
・BYD J6をベースとする自動運転EVバス
・車両前方の障害物・信号灯色を検知し、停止、速度を調整
・高精度三次元地図と3D-LiDARによるセンシング結果を用いて自己位置を推定
【実施予定時期】
2024年1月から2月までの間で2週間程度
【実施予定箇所】
臨海副都心エリア(台場地区等)、中央防波堤内側エリアを回遊するルートを走行


【テーマ】 マルチモビリティを活用した
公道② 臨海副都心エリアの回遊性向上、賑わい創出
【プロジェクト実施者】 株式会社ティアフォー
【主な実施概要・検証内容】
本プロジェクトでは、事業性、社会的効果、
技術的検証を実施
① 事業性:乗り心地、移動の効率化等の
サービス性及びビジネスモデルを検証
② 技術的検証:周辺施設と連携した回遊
性向上に向けた取組みを検証
③ 社会的効果:想定ルートにおける自動運
実験車両イメージ(タクシー型)実験車両イメージ(バス型) 転車両の導入に係る技術的課題を検証
【実験車両概要】
・タクシー型自動運転車両とバス型自動運転EV車両
・両車両共に自動運転ソフトウェアであるAutoware※1を搭載し自律判断、走行を制御
・高精度三次元地図と3D-LiDARによるセンシング結果を用いて自己位置を推定
【実施予定時期】
2023年12月のうち10日間程度(タクシー型5日間程度、バス型5日間程度)
【実施予定箇所】
臨海副都心エリア(青海地区等)、中央防波堤内側エリアを回遊するルートを走行
※1 Autowareは The Autoware Foundation の登録商標です


(プロジェクト実施者に関する問い合わせ先)
『臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト』
受付窓口(日本工営㈱コーポレートコミュニケーション室)メール: c-com@n-koei.co.jp 電話: 03-5276-2454

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