東京都内における自動運転技術等を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクトを公募します

News Release
報道関係各位 日本工営株式会社
2018 年 4 月 10 日

東京都内における自動運転技術等を活用したビジネスモデル構築に関する
プロジェクトを公募します

自動運転技術は、我が国の成長戦略として大きな意義を有するとともに、地域間の回遊性向上や交通
制約者の移動支援、深刻化するドライバー不足への対応など、多くの社会的課題を解決できる可能性を
持っています。


この度、日本工営株式会社は、輸送ニーズの高い東京の地域特性を活かし、自動運転事業者や、バス・
タクシー等の交通事業者、物流事業者などによる世界に先駆けた自動運転システムの事業化を目的とし
た「自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築に関する業務委託」を東京都から受託し、事業プロ
モーターとして、平成 30 年度中に実施する自動運転技術等を活用した実証実験の事務局を務めており
ます。
本件事業において、ビジネスモデルの構築に向けたプロジェクトを公募いたします。このプロジェク
トは、自動運転サービスの事業化に向けた課題抽出、採算性やニーズの分析により、バス、タクシー等
の事業者や区市町村等に対し、地域の実ニーズや課題に対応した新たな移動サービスのあり方や事業性
の検討に寄与することを目的として実施するものです。


1.概要
事業プロモーター(日本工営株式会社)が、自動運転技術とそれ以外の先端的な IoT 技術等を組み合
わせたビジネスモデルプロジェクトを募集し、優れた取組を選定(2件程度)して、プロジェクトの実
施に係る支援を行うとともに、実証を通じて得られた結果をもとに法的課題や採算性等を検証します。



実証実験事務局 プロジェクト実施者

委託 事業プロモーター 実験支援 利用
東京都 プロジェクト① 利用者
(日本工営)

・プロジェクトの募集・選定、
プロジェクト②
課題解決に等に係る支援
・法的課題、採算性の検証 ・・・
・プロジェクトの企画提案
・プロジェクトの実施
検証への協力
2.実施期間、事業費、募集対象等


実施期間 合計2週間程度(1週間×2も可) 12 月までを目途

事業費 総額2,000万円(税込)(プロジェクト内容により配分)

募集対象 東京都内において、将来の事業化を目指したサービスの実証


【プロジェクトのテーマの一例】
テーマ プロジェクトの意義
自動車の削減、都市内移動の活発化、都心部
都市部の自動運転シェアリングサービス
の短距離移動の効率化、バリアフリー
地域公共交通の維持、公共交通空白地域の解
郊外部の住宅団地等での交通
地 消、外出支援

公 地域内移動の活発化、旅客運送業界の人手不
地域での自動運転タクシーサービス
共 足の解消

通 駅端末交通の提供(既存バス路線の高度化
自動車の削減、移動コストの削減、外出支援
や置換え)
夜間の公共交通 夜間の交流人口の拡大
高齢者輸送サービス(自家用有償運送事業) 公共交通空白地域の解消、移動の活発化
観光施設、イベント会場、スポーツ施設等 交流人口の拡大、短距離移動の効率化、賑わ
観 への来訪者の輸送サービス いの創出
光 クーポン等と組み合わせた観光周遊サービ 交流人口の拡大、賑わいの創出、観光消費の
ス 誘発
宅配事業のラストワンマイル輸送 E コマースの更なる発達、買い物難民の解消

流 物流の担い手不足の解消、物流に係るコスト
運送事業者の拠点間輸送(都市部)
縮減


3.応募要件
○自動走行技術を有する車両※の調達・手配が可能で、テストフィールドや公道等で走行実績
を有する事業者等であること。
○自動走行技術のみならず、IoT や AI、ICT 等の技術によるサービスが実施できる事業者等で
あること。
○東京都からの指名停止措置が講じられている者ではないこと。
○国や他自治体からの委託や助成等を受けていない事業であること。
○実証実験事務局の関係会社(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第8条第8
項)が含まれるプロジェクトではないこと。
※車両:道路運送車両法第2条第2項に規定する自動車とする。
4.企画提案内容
項目 企画提案内容
①プロジェクトのテーマ ○地域公共交通、観光振興、物流など、具体的に設定
②プロジェクトの目的 ○自動運転サービスを通じて実現される将来像や自動運転技術の実装に
より解決可能な社会課題等
③将来の事業化イメージ ○将来的なサービス実装のイメージ
・事業スキーム、ビジネスモデル
・自動運転技術と連携して実施する将来的なサービスの内容
・社会実証に向けたロードマップ
・各年度における実施内容、検証計画(PDCA サイクルの実施計画等)
④平成30年度の ○将来の事業化を目指すにあたり、平成30年度に予定するプロジェクト
プロジェクト内容 内容
・実施場所および期間
・実施内容(車両、サービス、走行ルート等)
・安全対策手法
・自動運転技術と連携して実施するサービスの内容
・平成30年度実証において、明らかにしたい課題
・採算性の評価および課題抽出、検証に向けた調査計画
・プロジェクト実施に向けて想定される課題
・実験準備、プロジェクトに関する工程計画 等
⑤実施体制 ○プロジェクトの実施体制
○市区町村や関係者との調整状況
例)市区町村(自治体担当者への事前協議・周知等)
旅客自動車運送事業者
(路線の競合、営業補償、発着所等)
交通管理者(協議の実施予定、協議内容等)
物流事業者(配送内容、配送地域等) 等
⑥予算計画 ○プロジェクトの費用見積(経費内訳書の作成)


5.評価基準
項目 評価基準
・自動運転技術を活かした事業化に有効な AI、IoT 等の先端的技術(自動運転技術その
① 先進性
ものを除く)が活用されているか
・将来的なサービスの事業化に向けた、現行法制度の制約に関する課題を想定している

・プロジェクトの目的が明確か
② 具体性
・採算性の検証に向けた調査計画が適切か
③ 実行性 ・プロジェクトの実施計画(運行計画、体制構築や工程、経費等)が明確になっているか
・旅客運送業界や物流業界、観光業界等との連携が取れているか
④ 安全性 ・車両技術に適した走行環境を満たす提案となっているか
・車内における安全管理方法が適切か
⑤ 継続性 ・事業化に向けたロードマップが的確に示されているか
⑥ 社会性 ・事業化した際の社会的効果を想定しているか
6.申込について
募集開始 平成30年4月10日(火曜日)
募集締切 平成30年5月11日(金曜日)17時30分まで
採用する提案の決定 平成30年5月下旬~6月上旬



7.説明会について
公募要領について担当者から説明を行う説明会を開催します。応募にあたっては、説明会に
必ず出席してください。


○開催日時
平成30年4月12日(木) ・13:30~ ・15:30~
13日(金) ・13:30~ ・15:30~
18日(水) ・15:30~
○場所
東京都庁内会議室
○出席者
各応募者3名以内
○説明会の申込、日程調整
説明会の申し込みは、参加希望日の前日16時までに電子メールでの連絡をお願い致します。
メール件名を「自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築に関するプロジェクト説明会申
込」と記載の上、連絡先(会社名(部署名)、氏名、E メールアドレス、電話番号)
、参加希望
日時を明記し、下記メールアドレス宛にメールでご提出をお願い致します。


実証実験事務局(日本工営株式会社)
E-mail: ml-autonomous-car-tokyo@dx.n-koei.co.jp




公募要領や実証実験のプロジェクト選定方法等、公募の詳細は、以下からご確認ください。
▼自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築に関するプロジェクト HP
URL:http://autonomouscar-tokyo.jp/




以上




―お問合せ先―
日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email: info@n-koei.co.jp ホームページ:http://www.n-koei.co.jp/

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