サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達のお知らせ

2022 年7月 29 日
各 位
会 社 名 株式会社王将フードサービス
代表者名 代表取締役社長 渡邊 直人
(コード番号:9936 東証プライム)
問合せ先 常務取締役執行役員
管理本部長 稲垣 雅弘
電話番号 075-592-1411




サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達のお知らせ


当社は、
「サステナビリティビジョン」の一つとして、
「地球環境の保全」を掲げ、当社事業による
環境への負荷を低減し、循環型社会の形成を目指すため、様々な取り組みを行っております。
当社はこうした活動をさらに強化する目的をもって、2020 年 6 月末に新型コロナウイルス感染
症による当社事業への影響に備えて借り入れた総額 250 億円(2022 年 6 月末残高:125 億 1,520
万円)の全額を一括返済し、新たに三井住友信託銀行株式会社(以下「三井住友信託銀行」)との
間で、シンジケーション方式の「サステナビリティ・リンク・ローン」契約(以下「本契約」
)を
締結し、総額 100 億円の資金調達を行うことといたしました。


サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手の経営戦略に規定されているサステナビリティ目
標と整合した「キー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」」と「サステナビリティ・

パフォーマンスターゲット(以下「SPTs」」を設定し、貸付条件と SPTs に対する借り手のパフォ

ーマンスを連動させ、SPTs 達成への動機付け(インセンティブ)を設けることで、環境的・社会的
に持続可能な経済活動および経済成長が促進されることを目指しております。


本契約の KPI 及び SPTs は、当社店舗が使用するプラスチック量(※1)の 2025 年度における
2021 年度比 15%の削減です。
KPI の進捗状況を毎年確認するとともに、2025 年度に SPTs を達成した場合は、インセンティブ
として、それ以降の金利の優遇を受けることができます(但し、後述の通り金利優遇相当額は子ど
もたちへの支援活動に活用させていただく予定です)。


当社は 2020 年に店舗で使用するレジ袋をバイオマス素材に切り替えたほか、足元では 2022 年 4
月施行の「プラスチック資源循環促進法」に基づき、バイオマスプラスプーンとプラスチックレン
ゲの有料化や店内飲食時のストローとスプーンのプラ使用を廃止する等の施策を実行いたしました。
今後、全社を挙げて本契約の KPI 及び SPTs 達成に向けて取り組むことで、店舗で使用するプラ
スチック使用量削減のペースを加速させ、地球環境の保全に一層貢献してまいります。


なお、SPTs 達成によって得られる金利の優遇(引下げ)相当額については、世界各地で子どもた
ちの貧困問題をはじめ子どもを取り巻く課題解決のために活動を行う民間・非営利の国際組織「セ
ーブ・ザ・チルドレン」への寄付の一部とさせていただく予定です。
本契約は、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、サステナビリティ・リンク・ローン原則
への準拠性および設定した KPI と SPTs の合理性についてセカンドオピニオン(※2)を取得してい
ます。


<本契約の概要>
契約締結日 2022 年7月 29 日

アレンジャー兼エージェント 三井住友信託銀行

コ・アレンジャー 三井住友銀行、みずほ銀行、三菱 UFJ 銀行
組成金額及び借入期間 100 億円 5 年間
三井住友信託銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱
貸付人 UFJ 銀行、りそな銀行、南都銀行、滋賀銀行、関西みら
い銀行、農林中央金庫


本契約は、以下の KPI と SPTs を設定しています。
KPI SPTs 関連する SDGs
「餃子の王将」の店舗関連 「餃子の王将」の店舗関連使用プラスチッ
使用プラスチック量削減 ク量(※1) 2025 年度に 2021 年度比 15%

削減させる




(※1) 店舗利用使用プラスチック量
「餃子の王将」の店舗に関連するワンウェイプラスチックの使用量。削減量に関しては石油由来のプラスチッ
ク成分の重量ベースで算定されます。


(※2) サステナビリティ・リンク・ローン原則への準拠性および設定した KPI と SPTs の合理性についてのセカ
ンドオピニオン。詳細は、株式会社格付投資情報センターのウェブサイトをご参照ください。
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/index.html


以 上

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