不動産業界のDXを推進する「カナリー」を運営する株式会社BluAgeとの資本業務提携に関するお知らせ

2022 年9月 26 日
各 位

会 社 名 株式会社ヤマダホールディングス
代表者名 代表取締役会長兼社長 CEO 山田 昇
(コード番号 9831 東証プライム)
問合せ先 執 行 役 員 経営企画室長 清村 浩一
(TEL. 0570-078-181)



不動産業界のDXを推進する「カナリー」を運営する
株式会社BluAgeとの資本業務提携に関するお知らせ


当社は、不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する不動産取引プラットフ
ォーム「カナリー(Canary)
」運営の株式会社BluAge(本社:東京都千代田区、代表取締
役:佐々木 拓輝、以下「BluAge」といいます。)と、資本業務提携を締結いたしましたので、
下記の通りお知らせいたします。



1.資本業務提携の目的
当社は、1973 年に個人電気店として創業して以来、家電専門小売業として「創造と挑戦」及び
「感謝と信頼」の経営理念のもと、絶えずイノベーションを発揮しながら社会とともに成長し続け
る企業グループを目指してまいりました。当社は、これまで革新的な発想で業界の常識を覆し、一
歩先を見据えた積極的な経営、着実な資本政策の実行による財務体質の強化、経営資源の基盤強化
により拡大を続け、家電専門小売業としての新たなビジネスモデルを構築しております。
また、当社は、家電販売事業をコアに生活インフラとしての「暮らしまるごと」のコンセプトの
もと、企業価値向上に取り組んできましたが、グループ全体の経営効率及びガバナンスをより一層
高めるため、2020 年 10 月1日に持株会社体制へ移行し、2021 年7月1日より「デンキ」
「住建」
「金融」 環境」 その他」
「 「 の5つの事業セグメントとして組織体制の再編成等を実施いたしました。
さらに、2021 年 11 月4日に、
「YAMADA HD 2025 中期経営計画」を公表し、人口減少・少子高
齢化による需要の変化、世界的な環境変化による環境課題の深刻化、新型コロナウイルス感染症に
よる健康、安全・安心への関心の高まり等、当社グループが属する業界の市場環境が大きく変化す
る中、このような市場環境の変化を踏まえ、「暮らしまるごと」戦略による各事業のつながる経営
をより強固なものにして、事業成長を加速しております。
特に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、店舗の省人化と消費者の購買行動変容への
対応のため、DX推進や店舗における顧客体験向上が一層求められています。当社は、各事業セグ
メントが保有する豊富な経営資源及びインフラにつき、テクノロジーを活用して一気通貫した基盤
づくりを推進し、また、既成概念の枠組みにとらわれない成長投資を拡大することを通じて、「暮
らしまるごと」戦略を体現していくことが重要と考えております。
BluAgeは、「不動産DX」を推進するスタートアップとして、不動産取引プラットフォー
ム「カナリー(Canary)」を運営し、若い世代を中心に利用が拡大しております。また、同
社は、不動産仲介業者の業務をデジタル化する業務効率化ソリューションを提供するなど、不動産
業界が従来から抱える様々な問題につき、高いエンジニア力とテクノロジーへの深い知見を用いて
解決するサービスも開発・運営しております。
当社は、家電専門小売業として日本全国に店舗網及び物流網を持っており、そこに、家電製品や
住宅設備、家具・インテリア用品等の購入確度が高い部屋探しユーザーを持つBluAgeのイン
フラ及び顧客ネットワークを融合・活用することで、Eコマースの強化やOMO(Online Merges
with Offline。オンラインとオフラインの融合)が可能になると考えております。
さらに、当社は、高いエンジニア力を駆使して事業運営するBluAgeと協働していくことで、
各事業セグメントを含む当社グループ全体をDXによって深化させ、また、高い利便性や新しい体
験価値を装備したソリューション提供も具体化させることができると考えております。具体的には、
当社専任で対応するエンジニア等のデジタル人材をBluAge内に配置してもらうことで、①
2,000 万人以上の会員数を有する当社のスマホアプリを刷新し、アプリのUI・UXを向上させて
会員数増加と会員のエンゲージメントの促進、②当社グループが長年蓄積してきた広範囲の顧客デ
ータを統合・整備することによるCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の構築等が実
現できると考えております。
そこで、両社の信頼関係をより強固なものとし、また、これまで積み重ねてきた知見やネットワ
ーク等、経営資源の融合が必要との認識に至り、資本参加を含む業務提携を行うことに合意いたし
ました。
当社は、BluAgeが有するテクノロジーを組み合わせることにより、デンキ事業を始めとす
る全事業セグメントの拡大を図るとともに、「創造と挑戦」の理念をもとに社会に貢献すべく新た
なる可能性を追求してまいります。


2.資本業務提携の内容
(1) 業務提携の内容
取り組みの詳細については、今後、両社で協議してまいりますが、当社とBluAgeとの間で
合意している業務提携の内容は、以下の通りです。
① Eコマースの強化及びOMOの推進
② DXを活用したアプリ刷新・業務効率化ツールの開発
③ 広範囲の顧客データを統合・整備したCDPの構築
④ その他当社グループ全般のDX促進


(2) 資本提携の内容
当社は、BluAgeに対して、同社が実施する総額約 10 億円の第三者割当増資を引き受ける
ことにより出資を行います。


3.株式会社BluAgeの概要
(1) 名 称 株式会社BluAge
(2) 所 在 地 東京都千代田区麹町六丁目 2 番地 6
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役 佐々木 拓輝
(4) 事 業 内 容 部屋探しアプリ「Canary(カナリー)」の運営など
(5) 資 本 金 1 億 5,312 万円
(6) 設 立 年 月 日 2018 年4月 16 日
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
(7) 当 事 会 社 間 の 関 係 取 引 関 係 該当事項はありません。
関連当事者への
該当事項はありません。
該 当 状 況
注)BluAgeの大株主及び持株比率、最近 3 年間の財務状態及び経営成績につきましては、先方
の意向を踏まえ記載しておりません。


4.日程
資本業務提携に関する社内決議日 2022 年9月 16 日
資本及び業務の提携に関する基本合意書締結日 2022 年9月 22 日
第三者割当増資の払込日 2022 年9月 30 日(予定)


5.今後の見通し
本件が当社連結業績に与える影響は、軽微です。


以上

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