創立60周年記念CSR/CSV活動『ブレーンタル』第2弾「卒業寄付(グラドネ)」始動!

2017 年 4 月 3 日
各 位
会社名
代表者名 代表取締役社長 植野 伸一
(東証第一部 コード番号:9747)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション室長 中島 香
Tel 03-6830-3855

ADK CSV Report 2017

ADK の創立 60 周年記念 CSR/CSV 活動
『ブレーンタル』 第2弾
次世代を守り、未来をつなぐ医療を支援する
「卒業寄付(グラドネ)」始動!
株式会社アサツー ディ・ケイ(本社:東京都港区、代表取締役社長:植野 伸一、以下「ADK」)は、創
立 60 周年を記念し、ADK 社員が広告会社ならではのスキルを活かし、社会の「課題」や日常生活の中
の「悩み」に対するアイデアやソリューションを提供するサービス「ブレーンタル」
(www.adk.jp/csr/society/braintal/)を期間限定で開始いたしました。
昨年8月 1 日から、特設ウェブサイトを通じて一般から「課題」や「悩み」を募集。9月 30 日の締切りま
でにいただいた 51 件の応募の中から、ブレーンタルスタッフがお役に立てると判断した支援先5件を選
出させていただきました。その後、ADK 社員有志の中から、「課題」解決にふさわしいメンバーを選定して
プロジェクトチームを結成。依頼主の方とのディスカッションを経て企画を練りあげ、3 月より順次、実施
の運びとなりました。

第2弾は、『卒業寄付(グラドネ』です。国立成育医療研究センターの「次世代を守り、未来をつなぐ」医
療を支援する)プロジェクト:TSUNAGU∞PROJECT の最初の施策として、新しい形の寄付をご提案いた
しました。高校を卒業した若者たちに、卒業を機に使わなくなってしまう学校指定のコートや制服、バッグ、
参考書、辞書など、高校生活をともに送ってきた学用品を寄贈いただき、リユースの輪をひろげるプログ
ラムです。
2016 年度に高校を卒業した世代に生まれたこどものうち、およそ 10,000 人が 18 歳を迎えられなかっ
たと推測されます。(人口動態統計から推測)。高度な医療があるここ日本においても、実は、沢山の命
が幼いうちに失われているのです。
高校卒業を「こどもから大人になる」人生の分岐点と考え、「生まれたこどもが、みんな大人になれるよ
うな社会」を目指して、今できること、社会参加の第一歩のひとつを提示することが、これからの社会を
担う次世代のできることの可能性を広げることにつながると信じています。
寄贈いただいた物品は、専属の事業者によって換金され、国立成育医療研究センターに全額寄付さ
れます。尚、当該事業者には、日経 woman ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017「子育て家庭応援ビジネス賞」
を受賞した学生服専門リユースショップ「さくらや」を運営する株式会社サンクラッドと、参考書や辞書な
どの学用品を多く取り扱っている株式会社バリューブックスに協力いただき、必要としている学生やご家
庭へリサイクルさせていただきます。




『卒業寄付(グラドネ)』のシステム

専用サイト(http://www.ncchd.go.jp/donation/graduate.html)にて応募フォームをご記入いただいた後、
学用品を箱詰めの上、国立成育医療研究センターにご送付いただきます。(着払い不可)

お送りいただいた物品は、学生服専門リユースショップ
「さくらや」を運営する株式会社サンクラッドと、参考書
や辞書などの学用品を多く取り扱っている株式会社バ
リューブックスによって換金され、国立成育医療研究セ
ンターに全額寄付されます。寄付金はすべて、国立成
育医療研究センターの医療研究および治療に役立てら
れます。

▽対象物品…高校指定のコート、制服、バッグ、参考書、辞書




背景・目的

わが国の国立の医療機関は、地域に根ざした医療における役割を果たしているだけでなく、他の一般
的な医療機関で実践することが困難な政策医療(重症心身障害児(者)、先天性疾患、難治性疾患など)
を担う使命を背負っております。国立成育医療研究センターは、小児医療(小児救急センター)、生殖医
療(不妊治療)・胎児医療・周産期医療(産科・新生児科)、そして母性・父性医療および関連・境界領域を
包括する医療"成育医療"の国立高度専門医療研究センターとして成育医療を推進してきました。しかし、
こうした医療は構造的に不採算になりがちです。
欧米では、財団などの民間団体が、公的資金とは別に、自らの理念に基づく使用使途(臨床、研究開
発、人材育成、情報発信・啓発など)を明確にした寄付による支援を医療機関に向けて行っているところ
が数多くあります。こうした寄付文化は日本では東日本大震災をきっかけに広がったものの、欧米など
に比べればまだ少ないとされています。
日本では、とくに寄付への関心が低いわけではなく、善意を託す手段がさほど知られていないこと、そ
して身近にそうした機会が少ないということが課題ではないかと考え、こうした寄付文化を少しでも身近


に感じられる「トライしやすい・したくなる」寄付プログラムの立ち上げを考案いたしました。


TSUNAGU ∞ PROJECTについて

『次世代を守り、未来をつなぐために必要な医療』である成育医療の認知と理解を求め、次世代を支
える文化醸成に貢献する一連のプロジェクト群を総称し、“TSUNAGU∞PROJECT”という呼称を名づけ
ました。
ここには、医療の使命である救命・生命維持という視点から“いのちをつなぐ”という意味、そして国立
成育医療研究センターをはじめとする成育医療の思想である「健全な次世代を育成するための医療と研
究」という視点から“みらいをつなぐ”という意味を込めております。




協力各社について

学生服専門リユースショップ さくらや(株式会社サンクラッド)
不要になった学生服、子どもの思い出のつまった学生服を捨てることができないお母さんや、なんと
か家計を抑えたいお母さんたちのために、愛着のある学生服をバトンタッチする。どちらもうれしい気持
ちになれる幸せのリサイクルをお手伝いする企業。代表の馬場 加奈子氏はリユース学生服や体操服
類の買い取りと販売を手掛け、「日経 woman ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017:子育て家庭応援ビジネス
賞」や「全国商工会議所女性連合会 女性企業家大賞スタートアップ部門:優秀賞」「一般社団法人 日
本経営士会 第 5 回 ビジネス・イノベーション・アワード 2014:奨励賞」を受賞するなど様々な活躍を見せ
ている。
▶ホームページ:http://www.seifuku-sakuraya.com/
▶所在地:〒761-8064 香川県高松市上之町 3-10-22(営業所)
〒156-0057 東京都世田谷区上北沢 4-25-13(さくらや本部)


株式会社バリューブックス
寄付により集められた本を、買取相当のお金に変えて社会へと還元する「チャリボン」、販売できなか
った本を社会施設などに贈る「ブックギフトプロジェクト」など。本を施設などに届けるなどの活動を続け
ていくなかで生まれた、もっと本を通して、社会をよくしたい、という思いを基に、寄付により集められた本
を、買取相当のお金に変えて社会へと還元する「charibon(チャリボン)」をスタート。本を通して、人の生
活を豊かにする企業。
▶ホームページ:http://www.valuebooks.jp/about/
▶所在地 :〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 3-3-8 第五スカイビル 408 号室(東京事務所)


【ADKブレーンタル概要】
ADKは、「コンシューマー・アクティベーション・カンパニー」として、消費者の具体的な行動を喚起し、
広告主のビジネス成果に貢献することを目標に、日々アイデアやソリューションで広告主の商品やサー
ビスを世の中に送り出し、流通させるお手伝いをしております。しかし、視野を広げてみれば、社会には
さまざまな課題があり、日ごろは広告会社とは接点のない方々や、NGO、企業、自治体などが解決策を
求めています。 そこで我々は、いつもはクライアントのために提供しているアイデアやソリューションに


よってその課題解決のお手伝いができるのではないか、そして、もしかしたら、世の中を少しよい方向へ
変えていけるのではないか、と考えました。
「ブレーンタル」は「ブレーン」×「レンタル」の造語です。クリエイター、プランナー、マーケティング、メデ
ィア、営業など部署や肩書き問わずさまざまな分野で活躍する有志が参加し、これまで会得してきたス
キルやノウハウを通常の業務から拡張し、”プロボノ”※ として世の中に還元することを目指しています。
※プロボノ(Pro bono)…各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動。スキル・ボランティ

ア。2010 年頃から日本でも注目されはじめ、社会貢献の新しいスタイルとして定着しつつあります。

「ブレーンタル」は、60 周年を記念し期間限定でスタートいたしましたが、ADK 社員にとっても、社会の
課題と向き合い、多くを学ぶ機会となりました。今後も、広告会社ならではの CSR/CSV 活動として継続
していく所存です。




本件に関するお問い合わせは下記までお願いします
コーポレート・コミュニケーション室 中島、雄鹿 Tel: 03-6830-3855





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