ADAS機能を搭載したモビリティ向けIoTサービスの開発に向けた業務提携のお知らせ

平成 28 年 12 月 14 日
各 位

株式会社スマートバリュー
代表取締役社長 渋谷 順
(コード番号:9417)
株式会社 Pyrenee
代表取締役社長 三野 龍太



【スマートバリュー×Pyrenee】
ADAS 機能を搭載したモビリティ向け IoT サービスの開発
に向けた業務提携のお知らせ

株式会社スマートバリュー(本社:大阪市西区、代表取締役社長:渋谷 順、以下、㈱ス
マートバリュー)と、株式会社 Pyrenee(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:三野 龍
太、以下、ピレニー)は、ピレニーがすすめるデバイス開発に関して、ADAS 機能(注1)を
有したモビリティ IoT サービスの開発に向け、業務提携することになりましたので、お知ら
せいたします。

1. 両社の強み
㈱スマートバリューは、 2008 年から祖業より発展させたモビリティ向けテレマティクスサ
ービスを展開し、2015 年に M2M/IoT サービス「CiEMS 3G」の提供を開始し、市場で高い
評価を得、 業績を伸ばしています。 また本年 8 月より、 これまでのノウハウを元に、 「CiEMS
3G」で活用してきたプラットフォームを、モビリティ向け IoT プラットフォーム「クルマツ
ナグプラットフォーム」(注2)として提供開始、本年 11 月には、サービスサイトを公開
し、クルマのビッグデータをリアルタイムで配信しています。(注3)
ピレニーは、デザイン思考と画像認識技術に優れたスタートアップ企業で、現在、車間距
離を計測し衝突を予測したり、車線逸脱時などに運転者へリアルタイムに注意喚起を行う
ADAS 機能を搭載したモビリティ向け IoT デバイス「Pyrenee Drive」(図1)を開発して
います。国内最大のハードウェアコンテストである”GUGEN2015”において優秀賞を受賞す
るなどの受賞歴を豊富に持ち、市場で高い評価を得ています。

【特徴】
ダッシュボードに載せるだけで、 安全運転支援を受けることが
図1 Pyrenee Drive できるヘッドアップディスプレイタイプの車載デバイス。
搭載のセンサーとカメラにより、 常時車の走行状態をモニタリ
ング、独自の画像認識技術により、他車や歩行者の動きを把握
し衝突の危険を察知すると音と画面表示でドライバーに注意
喚起し衝突回避を促します。また、車間距離、車間時間、車線
逸脱なども感知し、危険な場合にドライバーに注意喚起しま
す。
スマートフォンとの連携機能も有し、ナビなどのスマホ画面を
表示することもできるため、ナビゲーションシステムとして利
用することも可能。
(※)2016 年 12 月 14 日現在の開発予定の内容であり、発売時
は仕様が変更となる可能性がございます。
2.業務提携の狙い
㈱スマートバリューは、現在法人向けに展開している M2M/IoT サービス「CiEMS 3G」
に使用するデバイスのラインアップにピレニーが開発、販売する車載機「Pyrenee Drive」
を加えることで、商品展開力の強化を図ります。 (図2)
従来の運転データの取得やクラウド側でのデータ分析だけではなく、 ADAS 機能によるリア
ルタイムの安全運転支援により、更に効果的な交通事故削減を実現します。
昨今、高齢者による交通事故が社会問題化していますが、その多くは認知・判断の遅れと
言われており、 ADAS 機能を有したデバイスを有効活用することで、効果的に削減できると考
えています。
本事業提携により、両社はそれぞれが持つハードウェア、ソフトウェアでの強みを融合さ
せ、日本国内外、法人個人を問わず、社会課題である交通事故の削減に有効な新しいモビリ
ティ向け IoT サービスの開発を推進してまいります。

3.今後の展開
両社は、今後の技術開発力の高度化を背景に、AI やディープラーニングを駆使し、映像
データから自動的に映っている物体を検知したり、状況を把握したりすることで、運転の危
険度だけではなく、渋滞状況や道路標識、道路の劣化具合など、将来的に自動運転技術を実
現するために有用と思われる情報の収集も実現してまいります。
技術開発のステージに応じて、ブロックチェーン技術を組み合わせることで、収集される
データの信頼性の高度化を図り、運転動態のビッグデータビジネスにおいて、デファクト企
業となるべく、ともに邁進してまいります。

(図2)協業図

分析データ




アプリケー アプリケーション群
乗用車向け OEM 提供 特定顧客向け
ション テレマティクス カスタマイズ フォークリフト
稼働管理
ス システム



バ モビリティ向け IoT プラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」
プラットフォ
リ Data utilization API Data Cleansing and Outlier filtering
ュ ーム

提 Unified data platform Raw data accumulation (option)

ファシリティ データセンター



デバイス 対応デバイス
Pyrenee








管理 乗用車

対象

対象
(注1)ADAS(先進運転支援システム)機能
事故などの可能性を事前に検知し回避するシステムを言います。車載機、レーダーなど各種セ
ンサーから入力される大量の情報を、リアルタイムかつ正確に処理を行う処理性能の向上に伴
い、障害物の検知、ドライバー状態の認識、危険予測や危険回避判断といった新しい機能を実
現できうるものとされている機能です。

(注2)「クルマツナグプラットフォーム」
動態管理用のサービスおよびアプリケーションを構築しやすくするためのプラットフォーム。
※詳しくは下記ページをご覧ください。
https://www.ciems.jp/iot_platform/index.php

(注3)「クルマツナグプラットフォーム」サービスサイト
https://www.ciems.jp/iot_platform/index.php




【参考資料】
■株式会社スマートバリューについて http://www.smartvalue.ad.jp/
本社:大阪市西区
代表取締役社長:渋谷 順

■株式会社 Pyrenee について http://pyrenee.net/
本社:東京都世田谷区
代表取締役社長:三野 龍太


■本リリースに関するお問合せ先

株式会社スマートバリュー
担当:経営企画 Division 戦略 IR グループ 黒川・楠原
TEL:06-6448-1711




以 上

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