澁澤倉庫グループのサステナビリティ推進に向けた取組みについて

2021 年 11 月 22 日
各 位
会 社 名 澁 澤 倉 庫 株 式 会 社
代表者名 取締役社長 大 隅 毅
(コード番号 9304 東証第一部)
問合せ先 上級執行役員
サステナビリティ推進室長
浅 原 邦 康
(℡ 03-5646-7299)


澁澤倉庫グループのサステナビリティ推進に向けた取組みについて


当社グループは、サステナビリティ推進基本方針を策定し、六つのマテリアリティ(重要課題)を特定し

ましたので、お知らせいたします。



当社グループは、2030 年を見据えた長期ビジョン「Shibusawa 2030 ビジョン」において、事業の競争力

強化とサービス領域の拡大ならびに、持続的な企業価値向上のための ESG 経営の確立に取り組んでおりま

す。



今般、ESG 経営の確立に向けた取組み強化と、当社グループミッション「物流を越えた、新たな価値創造

により、持続可能で豊かな社会の実現を支えること」の実現を目的として、当社グループのサステナビリテ

ィ推進基本方針を策定するとともに、六つのマテリアリティを ①地球温暖化の防止 ②循環経済への転

換 ③安全・安心の実現 ④イノベーションの活用 ⑤人権の尊重 ⑥共存共栄の追求 と特定いたしま

した。

当社グループは、当社グループのみならず社会にとっても持続可能な成長につながるこうした六つのマ

テリアリティを、事業活動を通じて解決することにより、企業価値向上に努めてまいります。



今後、サステナビリティ推進にかかわる重要事項は、サステビリティ推進委員会が検討と立案を行い、取

締役会の決議を経て取組みを推進してまいります。また、情報開示や対話により、社内外の皆様とのコミュ

ニケーションの拡充に努めてまいります。



以 上




(添付資料)サステナビリティ推進基本方針
Sustainability
澁澤倉庫グループ ミッション
● 物流を越えた新たな価値創造

● 持続可能で豊かな社会の実現

サステナビリティ推 進 基 本 方 針


澁 澤 倉庫グループはコーポレートスローガンを
「 永 続 する使 命 。 と定めております 。

安全・安心
こ れは 、「 正 し い 道 理 で 追 求 し た 利 益だ けが 永続し 、 社会を の実現
豊かにできる」という創業者 渋沢栄一の精神を示すものです。 循環経済 イノベーション
このようなサステナビリティの考え方を脈々と受け継ぐ私たちは、 への転換 の活用
物流を越えた新たな価値創造により、持続可能で豊かな社会の 共存共栄 地球温暖化 人権
の追求 の防止 の尊重
実現を支えることをグループミッション、果たすべき社会的
使命と規定しています。

①地球 温 暖 化 の 防 止 ④イノベ ーションの 活 用
②循環経済へ の転換 ⑤人権の尊重
持 続 的 成 長 のための
経営基盤
③安全 安心の実現
・ ⑥ 共 存 共栄の 追求

私たちは、この六つの課題を私たちのマテリアリティ(重要課題)
と定め、私たちのみならず社会にとっても持続可能な成長につな
がるこうした課題の解決に事業活動を通じて取り組むことにより、
企業価値を向上させてまいります。
コーポレートスローガン
また、私たちは、こうした事業活動が正しい道理に基づき進めら
れる体制を構築し維持してまいります。
「 永 続 する使 命 。」
バリュー・共 有 する価 値 観
私たちは、情報開示と社会との対話を進めることにより、 「 正しい道 理で 追 求した利 益だけが 永 続し、
私たちの サステナビリティ推進を進化させてまいります。 社 会を豊 かにできる」




The Shibusawa Warehouse "Sustainability" | 01
Sustainability



マテリアリティ
地球温暖化の防止 循環経済への転換 安全・安心の実現

物 流 事 業 に お い て は 、 ーダ ルシフトと、 境 対 応
モ 環 当社が物流サービスを提供している商品の流通過程で 当社グループの事業においては安 全・安 心が全ての
車 両 導 入 の 推 進をはかるとともに 、 庫 業 務 、 送
倉 輸 発生する廃棄物の回収・活用・循環を推進する取組み、 基盤となります。安全教育の徹底と、安全品質向上に
業 務 の 効 率 化 に より C O2排 出 削 減 に 努 めま す 。 商品や梱包資材などのリユース、リデュース、リサイ 資する最新設 備の導 入等を推進し、当 社グループや
不 動 産 事 業 に お い ても施 設 の 省 エ ネ ル ギ ー 化 と、 クルの推進など、サーキュラーエコノミー 転換を促進 パ ートナ ー 企 業 の 役 職 員 の み なら ず 、 社 会 全 体 の
再 生エネルギー活用を推進してまいります。 す る物 流 サ ービ ス の 提 供を 通じ て、 経 済 と環 境 の 安 全・安心の実現に取り組んでまいります。
ま た 、 候 変 動 に 関 す るリスクと 収 益 機 会 が 当 社
気 調 和を目指してまいります。
グ ループの事業活動、経営戦略、財務計画にもたらす
影響について、毎年シナリオ分析を行い、その結果や
目標に対する進捗を検証してまいります。




イノベーションの活用 人権の尊重 共存共栄の追求

AI、 RPA、 物 流 D X 等々 、各種 のイノベーション を 積 持 続可 能で 豊かな、誰 一 人取り残されることのない 当 社グループの物流事業、不動産事 業は多くのパー
極的に事業に取り入れるべく、知的財産への投 資も含 社会を実現するうえで、人権の尊重はその根幹をなす トナ ー 企 業 と の 協 働 で 遂 行 され るも の で す 。 事 業
め、取り組んでまいります。これらのイノベーションに 重要課題と認識しております。当社グループに多様な 活 動を通じた 社会 的課 題の 解 決につ いても、パート
つ い て は 、トラ イ&エ ラ ー で 活 用 手 法 を 開 発・確 人材が集い、だれもが活躍できる制度・職場環境を ナー 企業の皆さまと、積極的にコミュニケーションを
立し、物流事業の深化や、物流を越えた新たなサービ 整 備 するとともに、人 的資本 等 への 投 資も推 進して はかり、思いを共有して取り組んでまいります。
ス領域の創造に取り組み、持続 可能で 豊 かな社会の まいります。 国 内 外 の 拠 点に お い ては、地 域コミュニティの 一員
実現に貢献してまいります。 であることをしっかりと認識し、地域への貢献を果たす
こと、激 甚化 する自然 災 害に対し、当 社グル ープの
機 能 を 活 用し て 地 域 を 支 援 す ることも、 私 た ち の
責 務と考え取り組んでまいります。




The Shibusawa Warehouse "Sustainability" | 02
Sustainability



マテリアリティ・優 先 する取 組 み・事 業 活 動
マテリアリティ 優先する取組み 事業活動 関連するSDGs

● モーダルシフト 環境対応車両導入の推進

● 物流事業における
● 陸上運送業務における積載効率、運行効率の向上
温室効果ガスの排出削減
地球温暖化の防止 ● 保管効率、作業効率の向上

● 環境配慮型施設へのバリューアップ ● 環境負荷低減に配慮した施設の運営・改修・開発



● 循環経済(サーキュラーエコノミー) ● サーキュラーエコノミー転換を促進する物流サービスの推進
循環経済への転換 リユース、
リデュース、リサイクルの推進
転換への貢献 ●




● 安全安心な物流事業の運営 ● 労働災害や交通事故等を削減する事業プロセスの構築

安全・安心の実現
● 災害発生時における事業継続体制の構築
● レジリエントな事業運営体制の構築
● 物流施設、オフィスビルの強靭化

● AI、RPA等を活用したイノベーションの積極活用、DX推進
イノベーションの活用 ● 物流事業の生産性向上と業域の拡大
● 物流の枠を越えた新たな事業領域の創造

● 女性の活躍促進
● ダイバーシティの推進
● 多様な人材が活躍できる機会の創出
人権の尊重
● 働き方改革の推進
● 労働環境の改善
● 人財育成

● パートナーシップ強化による
● パートナー企業と一体での安全 品質向上、
・ 環境負荷低減の推進
サプライチェーンの進化
共存共栄の追求
● 地域コミュニティ発展への貢献 ● 地域コミュニティ活動への貢献
● 災害支援 ● 災害支援への貢献


The Shibusawa Warehouse "Sustainability" | 03
Sustainability
(サステナビリティ推進体制)



取締役会

重要事項の決議、監督 報告


経営執行会議

決議 報告


サステナビリティ推進委員会
(Corporate Sustainability Committee) オブザーバー
委 員 長:取締役社長 監査役

副委員長:管理部門管掌役員



監督、指導 報告


サステナビリティ推進室
(Corporate Sustainability Office)



指示・指導 報告



物流営業部門
国内外関係会社 営業部・支店・営業所 不動産営業部門 管理部門
海外駐在員事務所




実 行

The Shibusawa Warehouse "Sustainability" | 04

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