西武グループの新規事業アイデア公募プログラム「SWING OPEN」 事業化検討案として、応募総数171案から6案のアイデアを選出

2020 年5月 28 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 西 武 ホールディングス
代 表 者 取 締 役 社 長 後 藤 高 志
(コード番号 : 9024 東証一部)
問合せ先 広 報 部 長 川 上 清 人
(TEL.03-6709-3112)


西武グループの新規事業アイデア公募プログラム「SWING OPEN」
事業化検討案として、応募総数 171 案から6案のアイデアを選出
~社会の課題解決型、新しいライフスタイルを産み出す新規事業案が揃う~


当社は、新規事業分野の創出を担う部署である「西武ラボ」が中心となり、これからの社会に求められるイノ
ベーティブかつ熱い思いが込められたアイデアを公募する「SWING OPEN」を 2019 年 10 月 30 日(水) から
2020 年 1 月 16 日(木)まで開催いたしました。テーマを「Distance,Re-stance ~距離感に対するスタンスの
再定義~」とし、総数 171 案の応募から、厳正なる審査を経て、6案のアイデアを事業化検討案として選出いた
しました。今後は、選出した6案のアイデアをサポートし、事業化へ向けた検討や実証試験を進めてまいります。




● 選出された6個の事業化検討アイデア案
1.「オンとオフの距離を再定義」
良い学び、仕事、仲間と居られる毎日をつくる「学・遊・働」施設・コンテンツ事業
2.「最寄り駅がわたしのクローゼットになる」
手持ち服をデータ化、AI が毎日のコーディネートもしてくれる駅ナカクローゼット事業
3.「今日の私から離れて、もとの私に近づく」
都心近郊で自然に囲まれた海外基準のリトリート施設事業
4.「お茶や沿線の特産品を身近なものに」
自動販売機を利活用したカジュアルなお土産販売チャネル
5.「豊かな森林を未来の世代へ」
サスティナブルな森林を創造する、木材流通プラットフォーム
6.「働く人も、ほほえむ人へ。」
不動産、働き方、健康の負債を価値に変えるリモートワーク施設・サービス事業
昨年に続き2回目の開催となる「SWING OPEN」は、テーマを「Distance,Re-stance ~距離感に対するスタン
スの再定義~」とし、法人・個人を問わず幅広くアイデア公募いたしました。その結果、前回より 38 案多い 171
案のアイデア応募があり、そのうち約 1 割に当たる 18 案は当社グループ社員によるもので、グループ内の新
規事業への意気込み、期待の高まりを感じられました。
遠隔地での働き方、マインドフルネスを実現するサービスなど、働き方改革や SDG’s(持続可能な開発目標)
などを意識した“新しいライフスタイルの実現”を目指した案が多くみられ「距離感の再定義」というテーマ設定
が今の社会課題を映しだす結果となりました。
公募期間中は、起案者のアイデアを磨いていくためのワークショップを 2019 年 11 月から開催。さらに質問・
相談を受け付ける個別面談の機会を設けるなど、起案者との“距離”を詰め、相互理解を深めながら検討を進
めてまいりました。2020 年1月に応募を締め切り1次審査の結果を発表、その後最終審査を経て、当社との事
業シナジーが可能な検討案6案を絞り込みました。
なお、当初3月末に発表会の開催を予定しておりましたが、今般の社会情勢を鑑み、中止いたしました。


西武ラボ部長 田中健司コメント
「2回目となった新規事業アイデア公募プログラム「SWING OPEN」のテーマは“距離感”を掲げましたが、昨今、
在宅勤務による仕事の進め方など、社会のルールも急速に変化をしようとしている状況の中、私たちがテーマ
として掲げた“距離の再定義”は、まさに今後の with コロナ、after コロナ時代における生活者の価値変容を反
映したものになったと考えています。SWING OPEN のアイデンティティとして、データやテクノロジーだけじゃない
愛があるアイデア「アイ・ドリブン」を掲げてきました。今回の6案は、そのアイデンティティに相応しい“心の距離
感”を感じられるものを選出しています。新型コロナウイルスの影響により日本のみならず世界的にダメージを
受けている時期ではありますが、新規事業をじっくりと検討するプラスの機会と受け止め、事業化に向けて準
備を進めていきたいと考えています。」



● 選出された6個の事業化検討アイデア案(詳細)
1.「オンとオフの距離を再定義」
良い学び、仕事、仲間と居られる毎日をつくる「学・遊・働」施設・コンテンツ事業
起案者:竹内誠一




新しい学びの場は自分たち自身が求めていたもの。暮らし方、働
き方、これから私たちの暮らしは大きく変化していく。その中で、
変わり続けていくべきこと、これからも大事にしていくものをしっか
りと見極め、自分たちの欲しい未来、新しい学びの場を作って行
きたいと思います。
2.「最寄り駅がわたしのクローゼットになる」
手持ち服をデータ化、AI が毎日のコーディネートもしてくれる駅ナカクローゼット事業
起案者:株式会社 STANDING OVATION 代表取締役 荻田芳宏




AI が手持ち服からコーデ提案してくれる、オンライン・クローゼット
アプリ「XZ(クローゼット)」が、オンラインとオフラインの融合
(OMO)で、新しいコーデ・コマース体験を提供します。生活導線
の「駅」をタッチポイント化し、スマホでクローゼットを持ち歩くライ
フスタイル実現が加速できると期待しています。




3.「今日の私から離れて、もとの私に近づく」
都心近郊で自然に囲まれた海外基準のリトリート施設事業
起案者:株式会社西武ホールディングス 深瀬敦子




ヨガや森林散策、瞑想などを通して「自分自身の発見」ができるこ
とで人気の「リトリート」と西武沿線が持つ豊かな自然を組み合わ
せることで、新しい価値を人々に提供できると考えました。
働き方やライフスタイルなどの価値観が変化する中、このリトリー
トプログラムをきっかけに、西武グループが現在の時流に沿って、
より幅広い層にブランドとして認知されることを期待します。
4.「お茶や沿線の特産品を身近なものに」
自動販売機を利活用したカジュアルなお土産販売チャネル
起案者:株式会社 KAWANE ホールディングス 取締役 新谷健司




お土産が売れるプラットフォームをつくり、地域課題を解決してい
きたいと考えていた中で、『西武グループとの「新結合」で生み出
す、新しい価値』という SWING OPEN のコンセプトに出会い、応募
しました。選出されたからには、当社の理念である「地域課題の
解決」につながる価値ある事業づくりに挑戦していきたいです。




5.「豊かな森林を未来の世代へ」
サスティナブルな森林を創造する、木材流通プラットフォーム
起案者:株式会社森未来 代表取締役 浅野純平




当社の事業フィールドである林業は、奥深い地域における産業
であり、収穫まで 50 年以上の時間を要する産業でもあります。
西武グループのアセットを有効活用することで、物理的な距離と
時間軸の距離をリデザインし、「森の未来」を共につくっていける
よう全力を尽くしていきます。
6.「働く人も、ほほえむ人へ。」
不動産、働き方、健康の負債を価値に変えるリモートワーク施設・サービス事業
起案者:フロッグカンパニー株式会社 代表取締役 會田昌史




前回の SWING では残念ながら選出されませんでしたが企画精
度をあげたことで今回の SWING OPEN で選出され嬉しく思いま
す。
リモートワークが普及した社会になければならない、距離を超え
た人々の新しい生活を改革するサービスを弊社の技術と西武
グループのアセットを融合させ実現できることを楽しみにしてい
ます。




以 上

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