「Leopalace21 Wellness Report 2023」発行のお知らせ

株式会社レオパレス21
2024 年 1 月 23 日



「Leopalace21 Wellness Report 2023」発行のお知らせ


株式会社レオパレス21(東京都中野区 代表取締役社長:宮尾 文也、以下「当社」)は、「ウェルビーイ
ング経営」を推進していくための取り組みを掲載した「Leopalace21 Wellness Report 2023」を
発行しましたのでお知らせいたします。
なお、『Leopalace21 Wellness Report 2023』の詳細につきましては、別紙をご参照ください。




人的資本経営を通じて、中長期的な企業価値の向上へ

当社では、2023年5月に人的資本経営ビジョンを「人を活かし、会社を育て、社会を潤す」と定め、6
つのテーマを策定しました。将来のあるべき姿に向けて課題とKPIを設定し、段階的に社内体制を構築
することで、従業員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、組織全体が健全で活気に満ちた未来を目
指してまいります。その上で、住まいをテーマにより良いサービスを提供し続け、中長期的な企業価値
の向上へ歩んでまいります。




「Leopalace21 Wellness Report 2023」の主な内容

当社のウェルビーイング経営
当社は、個人・組織・社会全体としての「ウェルビーイング」をどのように高めていくのかを経営課題と
して捉えており、ウェルビーイング経営の実現に向けた推進体制や戦略マップ、推進の歩みを紹介して
います。
ウェルビーイングへの取り組み
当社は、個人の健康だけでなく、チームや会社も含めて「身体的にも精神的にも健やかであり、社会
的にも満たされ、幸福感を感じられる状態」を目指しています。「従業員の健康に対する取り組み」、「チ
ームのコミュニケーション促進」、「会社全体としての取り組み」について、具体的な取り組み内容を紹介
しています。


定量データ・外部評価
ウェルビーイング経営に関する各指標の実績値と目標値に加え、当社の取り組みへの様々な外部評価
も掲載しています。



■会社情報
株式会社レオパレス21
設 立 : 1973年8月17日
本社住所 : 〒164-8622 東京都中野区本町2-54-11
代 表 者 : 代表取締役社長 宮尾 文也
企業サイト: https://www.leopalace21.co.jp/


【本件に関するお問い合せ先】
■報道関係者様
株式会社レオパレス21 広報 IR 課
TEL. 03-5350-0445 (受付:9:00-18:00 定休日:土日祝)
Mail. kouhou@leopalace21.com
Leopalace21
Wellness Report 2023
レオパレス21の人的資本経営


2018年の施工不備問題を契機に、当社では企業 化を推し進めることで、個人・組織の活性化を図ってい
風土の改革に積極的に取り組んできました。中でも再 きたいと考えています。
発防止策を風化させず健全な組織体制を構築するこ そして、このような個人や組織の活性化を支える土
とを最重要課題と考え、継続的な取り組みを行ってい 台として同じように注力しているのが、「ウェルビーイ
ます。 ング経営」の推進です。
また近年の人的資本開示の流れを人材育成の追い 個々人の心身の健康を保持増進させるだけではなく、
風と捉え、顧客本位の企業活動ができる高い倫理観を 従業員同士の良好な関係性から創造される職場の活
持った従業員の育成のため、今後新たな人事施策とし 性化等を進めるための体制づくりにも焦点を当ててき
て360度フィードバックに基づくハラスメント防止策 ました。この取り組みが、企業価値や長期的な競争力
(AI探知)や長期滞留社員のジョブローテーションなど、 を維持向上させ、持続可能な成長を支える基盤になっ
ディレールメント対策を進める予定です。 ています。
これらの取り組みは従業員一人ひとりが正しいコン 当社は人的資本経営を通じて、従業員一人ひとりの
プライアンス意識に基づく自己認識を持つことを目指 能力を最大限に引き出し、組織全体が健全で活気に満
したものであり、また同時に人材ポートフォリオの可視 ちた未来へ歩むことをお約束します。




人材育成方針





ウェルビーイング経営
Well-being Management


当社では心身の健康の保持増進に加え、従業員同士でのいきいきとしたつながりから創造される職場の活性化、さらに

は顧客・取引先・株主等あらゆるステークホルダーの皆さまとの良好な相互関係を実現しながら、パーパスの実現・企業の
持続的な成長に取り組んでいます。つまり個人・組織・社会全体としての「ウェルビーイング(より良い状態)」をどのように
高めていくのかを経営課題として捉える「ウェルビーイング経営」を目指します。




ウェルビーイング経営宣言


当社は「新しい価値の創造」に絶えずチャレンジし、広く社会に貢献する
ためにも、従業員一人ひとりの心身の健康やいきいきと働ける職場環境
等が「イノベーション」を生み出す源であると考え、ウェルビーイング経営
を推進します。


代表取締役社長
宮尾文也




ウェルビーイング推進体制

当社では、下図のように社長自らが最高責任者となり、ウェルビーイング経営を推進しています。人事総務部をウェルビー

イング経営推進部門と位置づけ、各事業所責任者や衛生委員会(衛生管理者・衛生推進者を含む)、サステナビリティ委員会
等での共有・報告のもと、外部機関との連携も深めながら様々な施策を展開します。





ウェルビーイング経営の戦略マップ
ウェルビーイング経営に取り組むための戦略は以下の通りです。




ウェルビーイング経営の歩み
当社では2015年に健康管理室を設置し、産業保健スタッフとともに従業員の健康の保持・増進に対する取り組みを実施
しきました。現在のウェルビーイング経営の推進に至るまでの歩みをご紹介します。



管理職向けラインケアガイドブックの公開
新任管理職向けキャリアコーチング実務研修
レオパレス21グループ健康経営宣言 新型コロナウイルス感染対策施策の実施
第1回健康意識調査実施 産業保健体制の拡充(保健師・臨床心理士を各2名ずつ常駐化)
ウェルネスレポート創刊 大学生向けに健康経営講座を開催
ヘルスケア推進室の発足
(保健師・臨床心理士を各1名ずつ常駐化) 健康に関するウェブセミナーの実施
全社禁煙デーの実施 こころとからだの健康増進月間の開催
新任管理職ラインケア研修の実施







経営トップを含めたウェルビーイング会議の実施
健康管理室設置 健康会議の開催
パルスサーベイの実施
健康フォーラム開催 がんと仕事の「両立支援ガイドブック」発行
禁煙治療費用補助
メンタルヘルス社外相談窓口の設置 海外駐在員・新入社員リフレッシュカウンセリング
ウォーキングイベントの開催

健康増進運動【Leo Fit 運動】開始
禁煙推進の4ヵ年計画策定
減煙月間の創設(禁煙の啓蒙活動)
コンプライアンス相談窓口担当者向け研修の実施





従業員の健康




個人・チーム・会社
そして、社会全体のウェルビーイングへ



組織の健康




ここからは当社における、個人・チーム・会社
それぞれのフェーズでのウェルビーイングへの取り組みをご紹介します。





従業員の健康に対する取り組み

禁煙 敷地内全面禁煙までの4ヵ年計画

レオパレス21グループの喫煙率は全国平均の2倍近 レオパレス21グループと全国 喫煙率

く高い状態であったため、2020年の健康増進法改正の
38.7%
タイミングで社内禁煙への取り組みについて強化する方 36.4%
34.9%
針を定めました。2023年は「レオパレス21禁煙カウント
31.8%
ダウン」として2024年の全社敷地内全面禁煙までに段 30.2%
階的な対策を強化しています。活動内容としては、禁煙
デー・吸ったら歩こう運動を実施、喫煙者向けに禁煙プロ
グラムを行い禁煙チャレンジ者には費用補助も行ってい
ます。喫煙者・非喫煙者とともに喫煙に関する環境・ルー
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
ル等を議論し決定しています。




食事 従業員参加型イベント「#わたしの朝ごはん♪」
当社では朝食の欠食率が高いことが課題となってい 社内アンケートでは、約半数の従業員がポスター等を

ます。まずは食べることのハードルを下げることを目指し、 見ており、そのうちの6割が「朝食を摂ること」を意識

従業員から朝食の写真を募集し、毎週ポスターや特設サ したという結果も出ています。

イトで公表をする「#(ハッシュタグ)わたしの朝ごはん」と
いうイベントを行いました。
#わたしの朝ごはん♪特設ページより



イベントにより朝食を意識したか


60.8%

■意識した ■変わらない




メンタルヘルス対策
セルフケアや睡眠に関する教育を全従業員へ毎年実 マインドフルネスWebセミナー参加者の様子

施し、メンタルヘルスのリテラシー向上に努めています。
また新たな取り組みとして2023年は臨床心理士によ
るマインドフルネスWEBセミナーを企画し、受講満足
度は94%でした。今後も継続してセルフケアに関する
実践的な時間・場の提供を実施する予定です。





チームのコミュニケーション促進

コミュニケーション促進 全国一斉ウォーキングイベント

2023年7月に運動促進とコミュニケーション活性 ウォーキング中に撮影した写真を特設サイトにアップする

化を目的とし、全国の従業員を対象にウォーキングイベ などの工夫をして盛り上げています。社内アンケートで

ントを実施しました。ただ単純に個人の歩数を競うので は参加者の6割以上がイベントを通じてもコミュニケー

はなく、チーム対抗戦も実施しました。 ションが増えたと回答しています。

また、イベント参加者の一体感を高めるため、




コミュニケーション機会



63.5%



・増えた ■
・やや増えた ■
・変わらない




チーム活力の可視化 パルスサーベイの導入

自己成長を促すためのセルフマネジメントや、1on1 また気になる従業員には上司から1on1を実施する
を通じた上司―部下間のコミュニケーションを促進す ように促進しており、サーベイの総合ポイントも少し
るためのツールとして、2023年8月からパルスサー ずつ右肩上がりに改善しています。
ベイを導入しています。 今後は成功事例も共有しつつ、さらなる職場活性化
サーベイ開始から3か月間の結果からは、平均回答率 に取り組んでいきます。
が毎回90%を超えています。




平均回答率


93.9%

■ ■


※3か月間の回答率平均値を表示 ※仕事・人間関係・健康の回答値から算出された「総合ポイント」の全体
平均値を表示





会社全体としての取り組み

エンゲージメント向上
半年に一度組織サーベイを実施し、従業員の自律意識や
働きがいを定量的に把握し、リテンション施策などに役立
てています。
また、2023年度から代表取締役社長による拠点訪問
(Town Meeting)も実施しています。社長とコミュニ
ケーションが取れる場を定期的に設けることで、従業員の
モチベーション向上に繋がっています。




ワークライフバランス推進
社会全体の動きに合わせ、当社では出産・育児を行っ 得率は男性35.3%・女性100 %を誇り、プラチナくる
ている従業員が働きやすい環境づくりに力を入れてい みん認定を受けています(全国平均は男性17.1%、女
ます。「育児休業:満3歳まで」「育児短時間勤務:小学校 性80.2% 『引用:令和4年度雇用均等基本調査』)。
3年生まで」 「配偶者出産休暇」 「妊産婦健診休暇」と また、年次有給休暇取得率に関しても81.2% (3期
いった法定を上回る制度を設けているほか、ブラッシュ 連続80%以上)を記録し、全国平均の58.3% 『引用:
アップを目指し育休経験者からの声を聴く座談会の実 令和4年就労条件総合調査』を大きく上回っており、
施も行いました。こうした取り組みの結果、育児休業取 ワークライフバランスの両立に繋がっています。


男性育児休暇取得率 有給休暇取得率

34.1% 35.3%
81.7% 81.2%

58.3% 62.1%
17.1%
14.0%




2021年度 2022年度
2021年度 2022年度
・当社 ・全国* *雇用均等基本調査
・当社 ・全国* *年就労条件総合調査



衛生委員会での活動
当社は、全国約140事業所中11事業所で衛生委員会 とし、各拠点の衛生委員会の場を活用しディスカッショ
を実施しています。衛生委員は、各事業所ごとに9名か ンを行っています。また、従業員の働きやすさや満足度
ら17名おり、事業所の安全衛生に関わる旗振り役となり を高めるために、本社衛生委員会では、従業員アンケー
活動しています。衛生委員会では、本社で取り扱った内 トを実施しています。アンケートで得られた意見を、衛
容を各拠点へ展開し、全社に関わる課題を全衛生委員会 生委員会で話し合い、改善策を検討します。その結果を、
で共有をしています。今期は、ウェルビーイング経営の考 議事録などで従業員に報告しています。
え方・当社の方向について”理解を促進”することを目的





数値

定量データ 外部評価

カテゴリー 項目 2020年 2021年 2022年 目標 従業員の仕事と子育ての
健康診断・人間ドック受診率(%) 100 100 100 100% 両立を図るため制度等の
有所見率(%) 73.0 74.1 85.2 65%
充実を図り、2017年にプ
精密検査受診率(%) 35.1 45.4 27.1 80%
ラチナくるみんの認定を
特定保健指導受診率(%) 30.5 31.2 20.0 90%
受けています。
高血圧者のうちの治療率(%) 80.1 82.8 79.8 95%
ストレスチェック受検率(%) 83.0 94.9 97.1 90%以上維持
心身の健康
高ストレス者割合(%) 10.4 11.1 11.3 10%
従業員の健康管理を経営
高エンゲージメント者割合(%) 10.5 10.1 8.6 11%
的な視点で考え、戦略的
傷病による休職状況(メンタル)(%) 0.51 0.67 0.73 0.6%
傷病による休職状況(メンタル以外)(%) 0.44 0.61 0.35 0.6% に取り組んでいる法人と
プレゼンティーイズム ー ー 35.9 年々低下 して2016年度より7年連
アブセンティーイズム(日) 1.4 1.4 2.3 現状維持 続の認定を受けています。
相談行動率(対上司・同僚)(%) ー 37.6 38.1 年々上昇
職場環境 休日の取りやすさ(満足度) ー ー 7.3 7以上を維持
意見の通りやすさ(満足度) ー ー 5.7 年々上昇 全ての人が平等に参加で
喫煙率(%) 36.4 34.9 31.8 20% きる社会や環境について
朝食の摂取率(%) 62.7 62.1 65.6 75% 考え、意識啓発等に取り
生活習慣 運動習慣比率(%) ー ー 32.6 50% 組む企業として2023年
飲酒習慣比率(%) 30.7 31.0 30.4 30%
に認定を受けました。
日中に眠気を感じる割合(%) ー 36.5 38.1 35%
ワーク 離職率(%) 30.7 16.0 11.1 5~10%の範囲内
ライフ 男性育児休業取得率(%) 54.3 34.1 35.3 30~40%の範囲内
福利厚生に重きを置き、
バランス 有給休暇取得率(%) 90.5 81.7 81.2 80%以上
経営の一手段として福利
厚生を活用している事が
評価され、2023年ハタラ
クエール「福利厚生推進法
人」に認証されました。



ウェルビーイング経営の推進に向けて

当社が考える「健康」とは、単に“個人” が健康体に 当社におけるウェルビーイング経営の推進が、ひい
なることだけを目指すものではありません。 “チー ては社会全体のウェルビーイングにつながり、社会貢
ム”や “会社”も含め、「身体的にも精神的にも健やか 献を果たしていけるよう、私たちは引き続き、歩みを
であり 社会的にも満たされ 幸福感を感じられる状 進めて参ります。
態」 を目指していけるよう、私たちは「健康」よりも幅
広い意味を持つ「ウェルビーイング」という名前を採用
しウェルビーイング経営に取り組んでいます。




そうした姿勢で取り組んでいるからこそ、私たちは
保健師・臨床心理士双方の常駐化による産業保健体
制の強化を図り、現在各2名ずつ配置しています。そ
して更なる飛躍のために2023年からは人的資本経
営について経営層とともにディスカッションを主とし
た会議を毎月開催し、会社全体としてのウェルビーイ 前列右より : 人事総務部企画グループ グループマネージャー 佐藤 岳 /

ングを推し進める体制を整えて参りました。 代表取締役社長 宮尾 文也 / ヘルスケア推進課 マネージャー 谷口 ジュン
以下、ヘルスケア推進課メンバー
中列右より : 羽田野 瑛子(臨床心理士) / 串谷 春香(保健師) / 久保田 莉帆
後列右より : 谷 秀次郎(臨床心理士) / 渡辺 知香(保健師)





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