関東大震災から100年、当社の防災への取組みについて

2023 年 9 月 1 日
各 位
平和不動産株式会社



関東大震災から 100 年、当社の防災への取組みについて


今年 9 月 1 日で関東大震災発生から 100 年を迎えます。
昨今甚大な被害をもたらす異常気象や自然災害などの非常時にも建物をご利用される方の安
心・安全を確保するとともに、事業を継続できるよう防災に取り組み、当社の責務を全うしてい
きます。
ここでは当社の防災への取組みをお知らせします。


① 地震に備えた訓練
■ 地震発生訓練(6 カ月に 1 回)
ビル管理を担う平和不動産プロパティマネジメント株式会社と連携し、地震発生からの初
動フローから復旧までの各ビルへの対応を円滑に行えるよう情報管理ポータルシステム
の「BCPortal」を活用した訓練を実施しています。
■ 帰宅困難者受入れ訓練(年 1 回)
「KABUTO ONE」では、災害等発生時に帰宅困難者受入れ施設として使用することについ
て行政と協定書を締結しています。また、帰宅困難者受入れ訓練の実施や帰宅困難者用
備蓄品の購入も行っています。

<帰宅困難者受入れ訓練中の防災センターの様子> <帰宅困難者受入れ訓練中の様子>




②建物の被災状況確認システム導入
■ 被災度判定システムの導入
「要注意」
建物の安全度を「安全」 「危険」の三段階で判定し、建物利用者の避難要否判断
と BCP 対応を支援するシステムを順次導入し、建物利用者の避難指示や建物の継続使用の
判断に活用しています。





③災害備蓄品の確保
■ 各ビルに移動式救助工具セット、折りたたみ布担架、袋式トイレ等の災害備蓄品を装備し
ています。
<移動式救助工具セット> <袋式トイレ>




■ 株式会社 LASPY と連携し、当社「FinGATE」に入居するスタートアップ企業を対象に、防
災備蓄の保管と管理の負担を軽減するサブスク型防災備蓄サービスを導入しています。




<「FinGATE」テナント用防災備蓄品>



④浸水対策
■ 各ビルの浸水対策として、止水板(フロートガード)を装備しており、実際の大雨時に効
率よく設置することを想定し、訓練(年1回)を行っています。




<フロートガード>





⑤耐震性能の強化
■ 各ビルそれぞれの耐震性能を確認し、旧耐震物件には耐震補強を行い、
新耐震基準に 100%
適合する対応を行っています(建替予定物件を除く)。また、
「KABUTO ONE」では中間層
免震構造を導入しております。

<「KABUTO ONE」中間免震構造> <「KABUTO ONE」免振装置>




⑥防災士 救命講習資格者
■ 当社では防災士の取得を社員に推奨しております。
取得人数の推移は 2021 年度 14 名、2022 年度 6 名、2023 年度 3 名であります。
また、2020 年 10 月より普通救命講習(AED 講習付き)を継続的に受講し、救命技能認定
証の取得率は 100%です。※2023 年 3 月 31 日時点


⑦防災活動に関する地域との連携
■ 「KABUTO ONE」に設置されている大型 LED ディスプレイ「The HEART」において、地域の
警察署・消防署より提供された防災週間 PR 動画の掲載を行い、地域住民への告知活動に
努めております。


〈ご参考〉
■ 当社が保有する物件「K5」は関東大震災が起こった 1923 年に第一国立銀行の分館として
竣工しました。「K5」は震災を耐え抜き、現在もホテルとして使用され続けております。


【1923 年築の元第一国立銀行の建物】 【関東大震災後の元第一国立銀行の建物】
※出典:渋沢栄一伝記資料





【現在の K5】




平和不動産は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています


※その他日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト情報発信サイト
□Kontext:https://kontext.jp/
□兜 LIVE!:https://kabuto-live.com/
□FinGATE:https://www.fingate.tokyo/
以 上



[【本件に関するお問い合わせ先】
平和不動産株式会社 ビルディング事業部
担当:姉川・神
TEL 03-3666-0185





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