香港とグアムを結ぶ光海底ケーブルプロジェクト向けシンジケートローン組成のお知らせ

平成29年4月26日

各 位
住 所 東京都港区港南二丁目 15 番 3 号
会 社 名 NEC キャピタルソリューション株式会社
代 表 者 の
代 表 取 締 役 社 長 安 中 正 弘
役 職 氏 名
(コード番号:8793 東証第一部)
問合わせ先 コミュニケーション部長 児玉 誠一郎
電 話 番 号 0 3 - 6 7 2 0 - 8 4 0 0 ( 代 表 )



香港とグアムを結ぶ光海底ケーブルプロジェクト向けシンジケートローン組成のお知らせ

NECキャピタルソリューション株式会社(以下、当社)は、香港とグアムを結ぶ光海底ケーブルプロジェ
クト向けシンジケートローンをリードアレンジャーとして組成しましたのでお知らせします。

本プロジェクトは、香港とグアムを結ぶ大容量光海底ケーブルシステム(以下、本ケーブルシステム)の
建設・運用をするもので、建設は日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼
CEO:新野 隆、以下、NEC)が請負い、運用はRTI Connectivity Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下、
RTI社)が行います。プロジェクト資金は、本プロジェクト専用SPCであるRTI HK-G Pte. Ltd.(本社:シンガ
ポール、以下、RTIHKG社)を通じて国内金融機関で組成したシンジケートローンで調達されます。当社
はリードアレンジャーとして本シンジケートローンを組成し、貸付人としても参画しております。本シンジケ
ートローンは、返済原資を海底ケーブルの運用から生じる収入に依拠するノンリコース型プロジェクトファ
イナンスで、当社における海外プロジェクト向けシンジケートローン組成の第1号案件となります。尚、
RTIHKG社には、RTI社の経営陣に加え、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構(略称、JICT)及
びNECが出資しております。

環太平洋地域における通信需要は、引き続き高い成長が見込まれています。背景にはASEAN諸国の
経済発展が挙げられ、スマートフォン等の普及によるインターネット需要の増加に加え、データセンター間
における通信需要の増加が顕著となっています。本ケーブルシステムはこれらの需要を賄い、北太平洋
(日米間)に偏重する環太平洋通信網の迂回ルートとしても期待されています。

【本ケーブルシステム HK-G ルート図】




(注)図中の黒線は今回敷設するケーブル。BU1~3 は将来の延伸を想定して設置する分岐装置。
当社は「お客様と共に、社会価値向上を目指して、グローバルに挑戦するサービス・カンパニー」という
グループビジョンを定め、事業活動を展開しています。グローバル事業の拡大は、NECグループの戦略
の一つであり、当社もかねてよりNEC海外事業に対し機動的なサポートを行ってまいりました。海底ケー
ブルシステム事業は、NECが過去40年以上にわたり実績を有する事業分野です。当社は、インターネッ
ト需要を支える重要なインフラとして、海底ケーブルの整備にファイナンス面で貢献することで、今後も持
続的に発展可能な社会構築に向けた事業に積極的に取り組んでまいります。

以 上

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