当社カウンセリングサービスにおける相談内容調査

2017 年 2 月 24 日
プレスリリース 株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント
報道関係各位 代表取締役社長 鳥越 慎二
(JASDAQ コード 8769)


当社カウンセリングサービスにおける相談内容調査

男性は「仕事の量・内容」、女性は「対人関係」に悩み
~メンタル不調に至らない悩みにも積極利用~
株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:鳥越 慎二、以下「当社」)
は、当社が提供するカウンセリングサービス(外部相談窓口)を利用したクライエント(来談者)の相談内容を調査い
たしました。
*2015 年 12 月から 2016 年 11 月までの 1 年間における当社のカウンセリングサービス利用件数のうち、無作為に抽出した 2,000 件
を分析。



2015 年12 月 1 日に施行された改正労働安全衛生法では、従業員 50 名以上の事業場に対し、ストレスチェック
の実施が義務づけられました。厚生労働省のストレスチェック指針では、ストレスチェックの結果、高ストレス者と
判断された従業員への対策として心理職等による相談対応を推奨しており、匿名で相談できるなど従業員が相談
しやすい環境を整備することが望ましいとされています。
当社が提供するストレスチェック義務化に対応したメンタルサポートプログラム「アドバンテッジ タフネス」には
カウンセリングサービスを含むプランもあり、現在全国 7 か所の直営カウンセリングルームに加え、170 名を超える
提携カウンセラーにて全国対応を行っています。
このたび当社におけるカウンセリングサービスの利用件数より、クライエントの相談内容を調査したところ、以下の
ことが明らかとなりました。

【調査結果のポイント】


 相談内容のうち「メンタルヘルス不調」に関するものは 24.5%であり、「仕事のストレス」や「プライベート」など
それ以外の相談内容が 75.5%と 4 分の 3 を超える。メンタルヘルス不調には至っていないが、日ごろの悩み
を相談できる窓口としてカウンセリングサービスが積極的に利用されていることが推測される。
 全相談内容のうち最も多いのは男女ともに「仕事のストレス」である。女性は「プライベート」の相談件数割合
が高まり(26.0%)、男性よりも 6.5 ポイント高くなる。
 「仕事のストレス」の内訳をみると、最も多いのは男女ともに「仕事の量や内容」であるが、その割合は男性が
女性よりも 10.4 ポイント高い。一方、女性は「上司との対人関係」「同僚との対人関係」に関する割合が男性
よりも 15.6 ポイント高い。
 「プライベート」における内訳をみると、男性は「夫婦」に関する内容が最も多く、女性よりも 17.4 ポイント
高い。一方、女性は「対人関係」に関する内容が最も多く、男性よりも 12.1 ポイント高い。また「親」に関する
内容も多く、男性よりも 8.1 ポイント高い。
【調査結果】

相談内容 全体(n=2,000)


「メンタルヘルス不調」以外75.5%




6.5ポイント差




「仕事のストレス」 内訳 (n=659)




25.2%



10.4ポイント差 15.6ポイント差




40.8%




「プライベート」 内訳 (n=448)




17.4ポイント差 12.1 ポイント差 8.1 ポイント差
また当社のメディカルアドバイザーである精神科医・深澤 健二医師は、本結果を踏まえて以下のように解説して
います。

【深澤医師のコメント】


他者との関係で悩みを抱える方が多く、会社や家庭(社会)の中で気軽に相談がし難い、結果として孤立
しやすい状況が発生しているのではないかと考える。この傾向は女性に強く、女性の社会進出の障壁となって
いると思われる。
産業構造や就業環境の変化は仕事自体への悩みのみならず将来のキャリアへの悩みとなっており、
またプライベートな悩みとも関連していると考える。人材育成への取り組みが必要不可欠である。
うつや不安症状などのメンタルヘルス不調にのみ着目するのではなく、相談を通じて悩みの本質を理解する
活動が求められるのではないかと考えている。




【お問い合わせ先】
株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp
(取材・広報に関して) 経営企画部 : 小林 幸子/大橋 健一 TEL:03-5794-3890
(サービス内容に関して) メンタルヘルスケア部門統括 東京営業本部 TEL:03-5794-3830

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