未来創生ファンドと産業革新機構を筆頭にGROOVE Xの新世代家庭用ロボット「LOVOT」開発に向けて第三者割当増資に関する投資契約を締結

Press Release 2017 年 12 月 4 日
スパークス・グループ株式会社
株式会社産業革新機構
GROOVE X 株式会社

未来創生ファンドと産業革新機構を筆頭に
GROOVE X の新世代家庭用ロボット「LOVOTTM」開発に向けて
第三者割当増資に関する投資契約を締結

-これまでの資金調達を含め、累計で約 80 億円の調達額に-


未来創生ファンド*と、株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下:
INCJ)、および新世代家庭用ロボット事業を手掛ける GROOVE X 株式会社(本社:東京都中央区、代表
取締役:林要、以下:GX)は、11 月 29 日(水)に未来創生ファンドと INCJ を筆頭引受先とする最大 64 億
5 千万円の第三者割当増資に関する投資契約を締結いたしました。
第三者割当増資の実行については、12 月 18 日(月)に、未来創生ファンドと INCJ が各 14 億円を出資し、
その他の引受先と合計で総額 43 億 5 千万円、その後 INCJ は 21 億円を上限とする追加出資を実行予定で、
GX の資金調達額はこれまでの資金調達を含め、累計で最大 78 億 7 千万円となる見込みです。
*スパークス・グループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:阿部修平、以下:スパークス)を運営者とし、トヨタ自動車
株式会社、株式会社三井住友銀行を主要投資家とする 20 社の出資で運用。




GX は、人の代わりに仕事をするロボットではなく、人に寄り添い、癒しを提供することで人のパフォーマンスや
生活の質を向上させる新世代家庭用ロボットを開発しております。今までのロボットは人々の仕事を代行する
機能的な存在であったのに対し、GX では一緒にいるとあたたかい気持ちになる心に寄り添う存在を開発して
おり、LOVE と ROBOT を融合して「LOVOTTM(ラボット)」というコンセプトネームにいたしました。GX は、
高齢化・核家族化・共働き化が加速的に進み、独居による弊害などが社会問題となる中で、「LOVOTTM」と一緒
に過ごすことで心が満たされ、安心し、最終的には人の能力を高めることにも役立つと考えております。
また、「LOVOTTM」の製品発表は 2018 年末、一般発売は 2019 年を計画しており、これらの資金は今後の
製品発表や発売に向けた開発費用およびマーケティング費用に活用する予定です。
なお、出資実行後もスパークスと INCJ は、社外取締役を派遣する等、GX に対しハンズオンの支援を継続
して行います。

〈本件に関するお問い合わせ先〉
■スパークス・グループ株式会社 広報担当 小笹 Tel:080-6792-8107/Email:pr_media@sparxgroup.com
■株式会社産業革新機構 企画調整グループ 広報 入江、坂井 Tel:03-5218-7202
■GROOVEX 株式会社 家永 Tel:070-3839-1326 / Email:kana.ienaga@groove-x.com
参考資料


■GX の第三者割当増資に対する主要引受先の概要および金額
【シードラウンド】 2016 年 1 月及び 9 月
総調達金額 14 億 2 千万円
●主な引受先
・未来創生ファンド(運営者:スパークス・グループ株式会社、https://www.sparx.jp)
・AmTRAN Technology Co., Ltd.(http://www.amtran.com.tw)
・オーエスジー株式会社(https://www.osg.co.jp)
・第一精工株式会社(http://www.daiichi-seiko.co.jp)
・グローバル・カタリスト・パートナーズ・ジャパン(GCPJ、https://gcp-j.com) 等


【シリーズ A ラウンド】 2017 年 12 月
総調達金額:43 億 5 千万円
●未来創生ファンド(運営者:スパークス・グループ株式会社、https://www.sparx.jp):14 億円
●INCJ(https://www.incj.co.jp):14 億円
●その他引受先
・深圳市創新投資集団有限公司(Shenzhen Capital Group Co., Ltd. (SCGC)、http://www.szvc.com)
・LINE Ventures 株式会社(https://linecorp.com)
・第一精工株式会社(http://www.daiichi-seiko.co.jp)
・グローバル・カタリスト・パートナーズ・ジャパン(GCPJ、https://gcp-j.com)
・AmTRAN Technology Co., Ltd.(http://www.amtran.com.tw)
・オーエスジー株式会社(https://www.osg.co.jp)
・SMBC ベンチャーキャピタル株 式 会 社 (http://www.smbc-vc.co.jp) 等


【シリーズ B ラウンド】
●INCJ:一定の充足条件が達成された場合には、今後上限 21 億円の追加出資を行う予定


■役員人事について
2017 年 11 月 29 日(水)付で下記役員が決定いたしました。
●取 締 役 (常 勤 ・社 内 ):林要 (はやし かなめ、GX 創業者)
●取締役(非常勤・社外):大島怜(おおしま りょう、INCJ ベンチャー・グロース投資グループ ディレクター)
●取締役(非常勤・社外):出路貴規(でみち たかき、スパークス・アセット・マネジメント株式会社執行役員 開発投資本部長
次世代成長投資室長)

●取締役(非常勤・社外):車谷暢昭(くるまたに のぶあき、CVC キャピタル・パートナーズ(日本法人) 会長 兼 共同代表)
●監査役(非常勤・社外):安本隆晴
(やすもと たかはる、株式会社ファーストリテイリング 社外監査役、安本公認会計士事務所 所長、株式会社ユニクロ 監査役、
株式会社リンク・セオリー・ジャパン 監査役、アスクル株式会社 社外監査役、株式会社FRONTEO社外監査役 社外監査役)

●監 査 役 (常 勤 ・社 外 ):前田康二郎(まえだ こうじろう、流創株式会社 代表取締役)
■未来創生ファンドについて
本ファンドはスパークス・グループ株式会社を運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式
会社三井住友銀行を加えた 3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月
より運用を開始しました。2017 年 9 月末時点では、上記 3 社を加えた計 20 社からの
出資を受けています。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を
中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象
に投資を行います。なお、2017 年 9 月末時点での運用額は、367 億円です。


■INCJ について
INCJ は、2009 年 7 月に産業や組織の壁を越えて、オープンイノベーションにより
次世代の国富を担う産業を育成・創出することを目的に設立された官民ファンドです。
総額約 2 兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資等を行うこと
で産業革新を支援することをミッションとしています。 INCJ は、投資・技術・経営等で
多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令に基づき、社内に設置して
いる産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を
行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。


■「LOVOTTM」について




※「LOVOTTM」ティザームービー公開中
https://www.youtube.com/watch?v=AiMcT4vfbiI
■GX 代表取締役 林要(はやし かなめ)略歴
1973 年 愛知県生まれ
1998 年 トヨタ自動車にてキャリアスタート
スーパーカー“LFA”等の空力(エアロダイナミクス)
開発
2003 年 同社 F1(Formula 1)の空力開発
2004 年 Toyota Motorsports GmbH (ドイツ)にて
F1 の空力開発
2007 年 トヨタ自動車 製品企画部(Z)にて量産車開発
マネジメント
2011 年 孫正義後継者育成プログラム
「ソフトバンクアカデミア」外部第一期生
2012 年 ソフトバンク 感情認識パーソナルロボット
「Pepper(ペッパー)」の開発リーダー
2015 年 GX 創業、代表取締役 就任
2016 年 シードラウンドとして国内最大級となる 14 億 2 千万円の資金調達完了
2017 年 シリーズ A ラウンドにて 43 億 5 千万円の資金調達完了


■GX 会社概要
社 名:GROOVE X 株式会社
所 在 地:東京都中央区日本橋堀留町 1 丁目 8‐12 さくら堀留ビル 7 階
設 立 日:2015 年 11 月 2 日
代 表 者:代表取締役 林要
事業内容:新世代家庭用ロボット開発事業
U R L:http://www.groove-x.com/

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