「未来創生ファンド」次世代炭素材料「グラフェン」開発 インキュベーション・アライアンスへの投資実行

2018 年 3 月 6 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(東証JASDAQ スタンダード:8739)


「未来創生ファンド」
次世代炭素材料「グラフェン」開発
インキュベーション・アライアンスへの投資実行
―銅の 10 倍以上の熱伝導性、IOT 時代に量産で普及目指す―




当社は、2015 年 11 月に設立した「未来創生ファンド」(以下「本ファンド」という)が、次世代炭素材料「グラ
フェン」開発の株式会社インキュベーション・アライアンス(以下「インキュベーション・アライアンス」という)への投資
(金額は非開示)を実行しましたので、お知らせいたします。インキュベーション・アライアンスは調達資金で、グラ
フェンの量産に向けた体制を整え、スマートフォンや電装化する自動車など IOT 時代に発熱量が増大しているデ
バイス向け放熱部材などの普及を目指します。

■投資先企業の概要
インキュベーション・アライアンスは、2007 年に兵庫県神戸市で設立。マンションの一室で起業した創業者、村
松一生社長は、大学、神戸製鋼所を経て 40 年近く炭素の研究に携わってきました。グラフェンはダイヤモンドよ
りも硬く、アルミニウムや銅の 10 倍以上の熱伝導度を持ち熱が伝わりやすく軽量であることが特徴です。また、
グラフェンは炭素の原子一つ分の厚みしかなく、世界で最も薄くて透明なシート、電極や放熱部材、半導体など
幅広い分野への応用が期待されています。特に、高機能化するスマートフォンやウエアラブル端末向け市場で需
要が急拡大する可能性があります。(http://incu-alliance.co.jp/)

■「未来創生ファンド」の概要
本ファンドはスパークス・グループ株式会社を運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行
を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月より運用を開始しました。2017年12月末時点で
は、上記3社を加えた計20社からの出資を受けています。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資す
る技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に投資を行い
ます。なお、2017年12月末時点での運用額は、367億円で米国、英国、イスラエル、そして日本の約40社に投
資しています。(https://mirai.sparx.co.jp/)


■本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 経営管理部
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101

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