スパークス:PRI(責任投資原則)に署名

2018 年 2 月 15 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(東証JASDAQ スタンダード:8739)




スパークス:PRI(責任投資原則)に署名
―Make the World “Wealthier, Healthier, and Happier”実現目指す―


スパークス・グループ(以下、当グループ)は国連が支援する PRI(Principles for Responsible Investment:責
任投資原則)の署名機関となりました。

PRI は、2006 年に国連事務総長により提唱された、責任投資の原点にある考え方と、投資家の責任を記した
6 項目からなる原則です。主に機関投資家に対して投資事業の活動全般において ESG(環境、社会、ガバナン
ス)を考慮するように呼びかける内容となっており、原則に賛同した署名機関は 6 つの原則を投資活動に組み込
むことと、その活動内容を報告することが求められます。

当グループは 1989 年の創業来、独自のボトムアップ・アプローチを通じて長期的な価値創造の観点から優れた
企業への投資を行ってまいりました。また、投資先企業の企業価値向上に貢献すべく、投資や積極的な対話を
通じて、株主として支援を行ってまいりました。

当グループが行ってきたこれらの活動は、PRI が掲げる ESG を考慮した投資の意思決定及び所有方針と基本
的に同じ方向性を共有していると考えています。PRI の活動開始から 10 年が経過し、啓蒙から実行へと活動実
態を移行させていく中で、よりよい社会構築への影響力を高めようという方針が明確になってきたことに共感し、
この度、当グループは署名の意思決定を行いました。

PRI への署名に、グループ CEO の阿部修平は次のように述べています。
「PRI への署名は、『Make the World “Wealthier, Healthier, and Happier”』という当グループのミッション実現に
向けた大きな一歩となることでしょう。資本市場で寡占化が進み、ごく一部の機関投資家によって運用されるよう
になり価値観の多様性が損なわれるなど、経済活動の目的に歪みが生じ始めた今、正義を問い直すことが投
資会社に課せられた責任であると認識しています。当グループは創業来、投資先企業の思想や哲学に向き合う
ことで、その持続性や発展性を見極める活動によってお客様の信頼に応えてまいりました。今後もこのような活動
を、全従業員が形式論に陥ることなく続けることで、投資会社に課せられた責任を果たすと同時に、ミッション実
現を目指します。」

また、当グループ取締役でスパークス・アセット・マネジメント株式会社 CIO 藤村忠弘は次のように述べました。
「当グループでは、企業評価において顧客、社員、取引先、株主など社会との長期的な関係維持こそが企業
価値の源泉であるという基本理念を持っており、PRI の概念と方向性において合致しております。当グループは、
ESG 情報の開示体制が十分でない中小規模の企業も含めたESGの評価方法について議論を重ねてまいりし
ました。そのような状況下、PRI が『社会にインパクトを与える』という方針を明確化したこと、また企業自らが ESG
の観点での改善意識を高めてきていることから、当グループも PRI への署名を通じ、企業の変化に着目し、調
査・投資活動の中で支援を活発化していきたいと考えています。」

PRI マネージングダイレクターのフィオナ・レイノルズ氏からは、以下のお言葉を頂戴しました。
「PRI はスパークス・グループの署名を歓迎し、同グループが投資プロセスにおける ESG の重要性を表明したこと
を非常に喜ばしく思います。PRI は、日本の他の投資家も、同グループの取り組みに続き、長期的な視点から
持続可能な投資を受け入れることを願っています。」
■本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 経営管理部
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101

4794