量子アニーリング技術で世界を最適化する株式会社シグマアイ、D-Wave Systems Inc.と量子アニーリングマシンD-Wave 2000Qの大型利用契約を締結

2019 年 7 月 2 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証第一部)



量子アニーリング技術で世界を最適化する株式会社シグマアイ、
D-Wave Systems Inc.と量子アニーリングマシン D-Wave 2000Q の大型利用契約を締結

スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)が出資する株式会社シグマアイ(代表取締役 CEO:
大関真之。以下、シグマアイと表記)は、D-Wave Systems Inc.(カナダ。CEO Vern Brownell。以下、
D-Wave 社)との間で、量子アニーリングマシン D-Wave 2000Q の大型利用契約を、日本で初めて締結いたしまし
たことをお知らせいたします(*1)。
シグマアイでは、本契約に基づき、日本における量子コンピューティング技術の発展に資するため、企業の皆様を始め、
大学、研究機関等での活用を推進してまいります。
また、D-Wave 社との連携により、利用環境の構築や開発手法の提供、共同研究開発の活性化によって、量子コ
ンピューティング技術の産業利用を推進してまいります。


(*1)
量子コンピューティング技術の1つ「量子アニーリング」は、組合せ最適化問題と呼ばれる難解なパズルを解くための
方法であり、その原理は日本人の2人の研究者、西森秀稔氏(東京工業大学・教授)、門脇正史氏(株式会社
デンソー)の研究成果によるものです。その後、その技術はカナダの D-Wave 社のメンバーによって製品化され、2011
年に世界初の商用量子コンピュータとして販売されるようになりました。海外では Lockheed Martin 社を皮切りに、
Google、NASA、大学宇宙研究協会(USRA)による量子人工知能研究所 (QuAIL)、Los Alamos 国立研
究所、Oak Ridge 国立研究所を始め、既に多くの研究機関と民間企業が購入、設置、大型利用をしています。


■投資先企業の概要
シグマアイ社は、東北大学量子アニーリング研究開発センターの大関真之、伊勢賢太郎、観山正道が、スパークス
の全面バックアップのもとに設立された「アカデミックテックカンパニー」であり、大学や研究機関で開発された新技術を、
見える形で世に送り出すことをミッションにしています。
今回の D-Wave 社(*2)との契約が、日本における量子コンピューティング技術の発展の礎として、世の中の仕
組みを変えていくのかを、日々の研究開発の様子を交え、見える形でその成果を発信しながら、世に送り出していきま
す。


(*2)
D-Wave 社 は、1999 年に設立された量子コンピューティング・システムおよびそのソフトウェアを開発する、業界を
牽引するリーダー的存在の企業であり、世界で初めて量子コンピューティング技術を搭載した量子アニーリングマシンを
販売した会社です。
D-Wave 社の量子アニーリングマシンの導入は、日本では 2016 年から行われており、小時間に限られたクラウド
接続利用が中心でした。


■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

株式会社シグマアイ 担当:伊勢
info@sigmailab.com

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